4月4日にリリースされるエルトン・ジョン&ブランディ・カーライルのコラボレーション・アルバム『天使はどこに』(原題:Who Believes In Angels?)からの先行配信シングル「天使はどこに」のミュージック・ビデオの和訳動画が公開された。歌詞の日本語対訳は、日本のポップシーンを代表するアーティストの一人である與真司郎(AAA)が担当。洋楽アーティストの歌詞対訳を担当するのは、與真司郎にとって今回が初めてとなる。

今回のオファーを受けたときに偉大すぎるアーティストなので自分が対訳をしていいのか、と驚いたという與真司郎だが、元々エルトン・ジョンの「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」が大好きで良く聴いているという。初めての英語詞の対訳は新しい挑戦として、とてもやりがいのある作業であったようだ。現在海外と日本を行き来する生活を送る彼にとって英語はとても身近な存在だが、今回は日本人にもわかりやすくしつつ英語の意味もちゃんと捉えて、その間をとるのことに特に苦労したという。

また90年代にLGBTQをカミングアウトしたエルトン・ジョンに対して、與真司郎はこう語っている。
「エルトン・ジョンは、もう神様というか偉大な方すぎて、アーティストとしてはもちろんですが、LGBTQ+の先駆者として本当にたくさんのことをしてきた方なので、尊敬以上ですね(中略)エルトン・ジョンがやってくれたから自分もカミングアウトできたと思っています。こういう方がいなかったら今の自分がいなかった、と毎日のように思っています」

対訳を担当したシングル「天使はどこに」については、「この曲も聴いているとほんとに背中を押されるというか、自分の自己肯定感を上げてくれるような曲。一番最初から、“無理して笑わなくていいよ”って言ってくれている。自分らしくていいんだよ、つらいこともあるけれども、自分らしく生きてよ、と言ってくれている気がした。」と語っている。

與真司郎の対訳を見て、彼が楽曲から受け取って表現した“想い”と共に、歌詞の世界観を是非感じてみてほしい。

【商品情報】

エルトン・ジョン&ブランディ・カーライル『天使はどこに』
Elton John & Brandi Carlile / Who Believes In Angels?
2025年4月4日発売
日本盤のみSHM-CD仕様
英文楽曲解説翻訳、解説・歌詞・対訳付

・国内盤商品情報(3形態)
試聴・予約:https://umj.lnk.to/EJBC_WBIA

①通常盤
UICY-16279 / 3,300円(税込)
②デラックス【日本独自企画盤】【限定盤】
UICY-80578 / 5,500円(税込)
DVD付 / ボーナス・トラック収録 / 7インチ・サイズ紙ジャケット仕様 / ポスター、ロゴ・ステッカー封入
③デラックス・ボックス【輸入国内盤仕様】【完全生産限定盤】
UICY-80579 / 7,700円(税込)
DVD付 / ボーナス・トラック収録 / アイロンプリント、ポラロイドプリント6枚封入

<収録曲>
CD(①②③)
1.           The Rose Of Laura Nyro ローラ・ニーロの薔薇
2.           Little Richard’s Bible リトル・リチャードのバイブル
3.           Swing For The Fences スウィング・フォー・ザ・フェンシズ
4.           Never Too Late ネヴァー・トゥー・レイト
5.           You Without Me ユー・ウィズアウト・ミー
6.           Who Believes In Angels? 天使はどこに
7.           The River Man ザ・リヴァー・マン
8.           Little Light リトル・ライト~世界に光を
9.           Someone To Belong To サムワン・トゥ・ビロング・トゥ
10.         When This Old World Is Done With Me この古き世界が私と共に終わる時
DVD(②③)
・Lord Let Me ロード・レット・ミー <オーディオ>*ボーナス・トラック
・Behind The Scenes Studio Footage ビハインド・ザ・シーン・スタジオ映像

エルトン・ジョン 日本公式 HP

【與真司郎の「天使はどこに」対訳起用について】
エルトンもブランディもLGBTQであることをカミングアウトしており、そのことに誇りをもって音楽活動を行っており、特にエルトンはLGBTQの人々の平等のために長年戦い続けている。エルトン・ジョンの日本スタッフが與真司郎氏がカミングアウトした際の映像をネットで拝見し、LGBTQの人々を勇気づけている彼のことを知り大変感銘を受け、エルトン・ジョンの海外スタッフに伝えたところ彼らも賛同。與真司郎氏の言葉で、エルトンとブランディが作品で伝えたいことを日本のファンに伝えていただけたらとても素晴らしいだろう、と話し合い今回のオファーに至った。

【エルトン・ジョン&ブランディ・カーライル 最新ミュージック・ビデオ「天使はどこに」について】
ミュージック・ビデオのディレクターは世界的な写真家のデヴィッド・ラシャペルが務め、時代を超えて影響を与え続けるロックンロールの“天使”たちへのトリビュートとなっている。エルトンとブランディは巨大なピンボール・マシーンの上で羽が付いたピアノとギターを演奏し、ティナ・ターナー(2023年没)とリトル・リチャード(2020年没)に扮した役者たちがピンク色の雲とネオンライトの間でシミー(ダンス)を踊るという、最後まで目が離せない展開となっている。エルトン・ジョンがザ・フーのロック・オペラのミュージカル映画版『トミー』(1975)で「ピンボールの魔術師」役を演じたことも思い起こさせる。

【エルトン・ジョンについて】
1998年に大英帝国勲章を受章したサー・エルトン・ジョンは、最も高く評価され成功しているソロ・アーティストの一人。 現在77歳。ゴールド・アルバム26枚、プラチナム&マルチ・プラチナム・アルバム43枚、全世界で3億枚以上のレコードを売り上げ、チャートの歴史が始まって以来最も売れたシングル(1997年「キャンドル・イン・ザ・ウインド~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ」)の記録を保持している(※)。

1968年にデビュー・シングルを、1969年にデビュー・アルバムをリリースしてからこれまでに80か国で4,600回以上のコンサートを行ってきた。1994年に「ロックの殿堂」入り。2011年にはアーティスト・マネジメントを設立し、エド・シーランやザ・ストライプスなど若い才能をいち早く見出している。2017年バーニー・トーピンとの共同ソングライティング50周年を記念した最新ベスト・アルバム『ダイアモンズ~グレイテスト・ヒッツ』がリリース、発売以降374週もの間チャートに入り続け8年後の2025年1月に全英アルバム・チャート1位を獲得。2018年最後のツアー「Farewell Yellow Brick Road」を発表、同年9月から2023年7月8日のスウェーデン・ストックホルムの最終公演まで330公演を行い、50年以上に及んだツアー生活を終えた。北米での最終公演となったドジャー・スタジアムでのコンサートは『エルトン・ジョン・ライヴ:Farewell from Dodger Stadium』として2022年11月20日にディズニープラスで現地よりライヴ配信された。2021年にはデュア・リパやチャーリー・プース、リナ・サワヤマなどとのコラボ曲を収録したアルバム『ロックダウン・セッションズ』をリリース。2024年12月13日ドキュメンタリー『エルトン・ジョン:Never Too Late』が公開し、エンドクレジット・ソングとしてエルトン・ジョン&ブランディ・カーライルによる新曲「ネヴァー・トゥー・レイト」も発表された。

(※歴代シングル売上記録においてはビング・クロスビー「ホワイト・クリスマス」に次いで2位)

【ブランディ・カーライルについて】
アメリカ、ワシントン州出身のシンガー・ソングライター、現在43歳。エルトン・ジョンにインスパイアされてピアノを弾き始め、ギターは独学で学んだ。2005年にアルバム『ブランディ・カーライル』でデビューし、これまでに11回グラミー賞を受賞している。ポップ、ロック、オルタナティブカントリー、フォーク、R&Bなど様々なジャンルにまたがる音楽性は彼女独特のもので、さまざまなアーティストに影響を与えている。またレズビアンであることを公にしており、2012年にはパートナーと結婚して2人の養子を迎えた。健康問題への意識を広めることから女性のエンパワーメントに至るまで多岐にわたる社会活動を行っている。

【與 真司郎について】
1988年11月26日京都生まれ。日本と海外を拠点に活動中。
日本の男女混合のパフォーマンスグループ、AAA(トリプル・エー)のメンバーとして、 2005年9月14日にシングル「BLOOD on FIRE」でデビュー。2016年にはDOME TOUR開催。DOME TOURは2021年の活動休止期間に入るまでに5回行われた。またグループの活動にとどまらず、ソロアーティストとしても2019年、初のソロライブアリーナ公演「SHINJIRO ATAE 30th Anniversary Live THIS IS WHO I AM」を開催。
2020年11月19日、翌年末を以てアーティスト活動を休止することを発表し、2021年歌手活動休止前ラストとなる全国アリーナツアー「SHINJIRO ATAE ARENA TOUR -THIS IS WHERE WE PROMISE-」を開催。
2021年3月からはアパレルなどの自身のライフスタイルを幅広く表現していくブランド「446 - DOUBLE FOUR SIX - 」の立ち上げを発表し、ブランドプロデューサーとして活動中。
2023年7月26日、LGBTQの当事者(ゲイ)であることを公表するとともに、アーティスト活動を再開した。

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