「百万人に一人の才能」(ダラス・モーニングニュース紙)と評される韓国出身の若手ピアニスト、イム・ユンチャン。彼が世界の扉をひらいたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝時の演奏をライヴ録音したアルバム『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番』が5月16日(金)にリリースされることが決定した。

イム・ユンチャンは、2022年第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて史上最年少(18歳)でゴールド・メダルを受賞。さらに聴衆賞、最優秀新曲演奏賞を受賞した。現在21歳の彼は、韓国出身のピアニストとして世界的な注目を集めている。
コンクール決勝ラウンドでの「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番」の演奏映像は、YouTube上で1,600万回以上の再生回数を記録し、この作品の演奏として最も視聴された動画となった。

また、2023年にはヴラディーミル・アシュケナージや内田光子らも所属する名門レーベル、デッカ・クラシックスとの専属契約を発表。瞬く間に国際的スターの座に上り詰めた。

ファイナル・ラウンドで指揮を務め、クライバーン・コンクールで審査委員長でもあったマリン・オールソップは、イム・ユンチャンについて次のようにコメントしている。
「最初に彼と演奏を始めた瞬間から、ユンチャンの音楽性の素晴らしさ、そして彼が若き演奏家というより、まるで“古い魂”のように感じられたことに驚きました」

なお、アルバムの発売に先立ち、「ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30より 第2楽章 間奏曲 - Meno mosso(抜粋)」の先行配信がスタートしている。

■商品情報
イム・ユンチャン『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番』
発売日:2025年 5月16日 (金)
品番:UCCD-45034[UHQ-CD]
定価¥3,300 (本体 ¥3,000 税率10%)
視聴・購入はこちら:https://yunchan-lim.lnk.to/Rachmaninoff_PianoConcertoNo.3PR 
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▽収録曲

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
1. 第1楽章: Allegro ma non tanto
2. 第2楽章: Intermezzo. Adagio
3. 第3楽章: Finale. Alla Breve

イム・ユンチャン(ピアノ)
フォートワース交響楽団
指揮:マリン・オールソップ

録音:2022年6月17日 フォートワース(アメリカ)、バス・パフォーマンス・ホール
第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール ファイナル・ラウンドにてライヴ収録

■来日情報
山田和樹指揮 バーミンガム市交響楽団(ソリストとして出演)
2025年
6月28日(土) 愛知県芸術劇場コンサートホール
7月2日(水)  サントリーホール
7月4日(金)  福岡シンフォニーホール
7月6日(日)  横浜みなとみらいホール     
詳細はこちら:https://www.japanarts.co.jp/concert/p2126/

イム・ユンチャン ピアノ・リサイタル 2025
7月7日(月)  東京オペラシティ コンサートホール
詳細はこちら:https://www.japanarts.co.jp/concert/p2415/

■イム・ユンチャン プロフィール
韓国の始興市生まれ。現在、韓国芸術総合学校に在籍。
7歳でピアノを始め、翌年にソウル・アーツ・センターの音楽アカデミーに入学。13歳で韓国芸術英才教育院のオーディションに合格し、教師・指導者のソン・ミンスに出会う。
翌年2018年、若いピアニストのためのクリーブランド国際ピアノコンクールで2位及びショパン特別賞を受賞。同年のクーパー国際コンクールでは最少年の参加者として注目を集め、3位と聴衆賞を獲得。クリーブランド管弦楽団との共演の機会を提供される。2019年には最年少の15歳で韓国のユン・イサン国際コンクールで優勝及び二つの特別賞を受賞。

2022年第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて、史上最年少(18歳)でゴールド・メダルを受賞、併せて聴衆賞、最優秀新曲演奏賞を受賞。その演奏から現れる「魔法のような力」と「自然で本能的な質」(ラ・セーナ)で、世界中の聴衆を驚嘆させた。審査委員長のマリン・アルソップは「ユンチャンは深い音楽性と驚異的なテクニックを有機的にひとつにすることができる、類稀なアーティストである」と評した。

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