ジャミロクワイ：名作『スペース・カウボーイの逆襲』の30周年記念盤、10月リリースが決定！

2024年10月、ジャミロクワイのセカンド・アルバム『スペース・カウボーイの逆襲』(原題：The Return Of The Space Cowboy)のリリース30周年を記念して、2枚組LPで限定発売されます。

このプロダクトは、カラー・ヴァイナル（ムーン・グレイ・マーブル）、180グラムの重量盤で、ボーナス・トラックとして「Space Cowboy (Michael Gray’s Good Vibe Zone, Edit)」が追加収録されます。また、ジャケットのロゴ部分を箔押しするなど、パッケージのデザインも一新されています。このプロダクトは2024年10月18日発売予定。（国内盤の発売はなく、輸入盤での取り扱いとなります。）
 

▼ミュージックビデオ：Jamiroquai - Space Cowboy

90年代前半の英国で巻き起こったアシッド・ジャズ・シーンから登場し、新人にも関わらずソニーミュージックUKとアルバム8枚分の大型契約を結び話題となったジャミロクワイ。1993年に大ヒットしたデビュー作『ジャミロクワイ』(原題：Emergency On Planet Earth)の翌年、期待が膨れる中でレコーディングは難航しましたが、当時のロンドンや東京のクラブ・シーンの潮流を反映し、ブラジル音楽や内省的なスピリチュアル・ジャズへの傾倒も感じさせる内容は今も高く評価されています。その結果、イギリスや日本ではプラチナ・ディスクに認定されました。本作の成功によってジャミロクワイは、過去30年間、英国で最も先進的で画期的なバンドという地位を確立。ジャンルの境界を押し広げ、ジャズ/ファンクをメインストリームの聴衆にもたらした彼らのサウンドは、唯一無二であり、一度聞いたら忘れられないといえるでしょう。
 
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■ローリング・ストーン誌：ジャミロクワイのジャジーでポップなソウル・ミュージックは、驚くほどタイトでビリビリ響く。ほとんどのファンク・ミュージックが工場で生産されたように画一的な昨今、ジャミロクワイのライヴの輝きは際立っている。
 
■ガーディアン紙：このセカンド・アルバムは、ヴィンテージのスティーヴィー・ワンダーやジョニー・ギター・ワトソンのようなサウンドだが、ジェイ・ケイの歌声は彼のエネルギッシュで社交的な人柄と同じように、いきいきとしていて魅力的だ。
 
■Q誌：複雑なアレンジと、いくつかの長いフリー・フォームの演奏を組み合わせ、そこに匠の技が詰め込まれている。
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このアルバムはバンドがこれまでに制作した作品の中で最も複雑なソングライティングと評され、バンドのフロントマンであるジェイ・ケイ自身もこのアルバムを「最も創造的で、完成度の高いアルバムのひとつ」と呼んでいます。しかし、デビュー作の成功を受けてバンドは、いわゆる「セカンド・アルバム症候群」に見舞われ制作は難航しました。ジェイ・ケイは「突然ホームレスでなくなり、必要なものはすべて手に入るようになったことで、問題を自ら作り出しては、それについて書く自分がいることに気づいたんだ」と語っています。その過程で書いた「Space Cowboy」はレコーディング・セッションの長く暗い時間を反映した一曲ですが、作品を完成させるためにとても大きなきっかけとなりました。この30周年記念盤では、DJマイケル・グレイが「Space Cowboy」をグルーヴを強調したモダンなダンス・ナンバーに生まれ変わらせ、楽曲に新たな光が当てています。
 
バンドは本作以降もますます精力的に活動を続け、1996年には大ヒット曲「Virtual Insanity」を収録したサード・アルバム『トラベリング・ウィズアウト・ムービング～ジャミロクワイと旅に出よう』をリリース。「Virtual Insanity」は、1997年のMTV Video Music Awardsで10部門にノミネートされ＜最優秀ビデオ＞を含む4冠を獲得、1998年の「グラミー賞」では＜最優秀ポップ・パフォーマンス (デュオまたはグループ )＞を受賞しています。これまでに全世界で累計3,500万枚以上のセールスを記録しています。
 

▼ミュージックビデオ：Jamiroquai - Virtual Insanity (Official Video)