楽曲「3%」がSNSで話題となり、サブスクのバイラルチャートTOP10にランクイン、全国放送のTV出演や各媒体の10代・20代が選ぶ次世代アーティストに何度も選ばれるなど、まさに破竹の勢いのシンガーソングライターさとう。が、自身二度目となるワンマンライブを渋谷LOFT HEAVENで開催した。

今年1月より7ヶ月連続でDigital Singleをリリースしており、その集大成ともいえるライブだ。早々にソールドアウトとなった本公演では、さとう。の代名詞ともいえる「3%」をはじめ、7ヶ月連続リリースされてきた楽曲もすべて披露された。

叫びにも似た力強さと今にも壊れてしまいそうな儚さを併せ持つ歌声、感情の赴くままにかき鳴らすアコースティックギターがダイレクトに観る者の心を打ちまくる。不純物が一切無い、今日というステージに懸けた思いを吐き出す姿に会場全体が熱を帯びていく。

本編中盤ではステージに置かれたグランドピアノへと向かい、まだリリースされていない「春一番」「くじらの唄」を弾き語りで歌い上げた。アコギのイメージが強いさとう。だが、SNSでは度々ピアノ弾き語りの曲をアップし、フォロワーから高い評価を得ている。

終盤のMCでさとう。は、「こんなにたくさんの人が来てくれて本当に嬉しいです。ずっと歌い続けてて良かったなって、こうやって皆さんと出会えたんだから。まだまだ頼りないさとう。ですけど、どうかこれから先も皆さんのそばに置いてやってください。」と満員のオーディエンスへ向けて笑顔で感謝の思いを伝え、決意と覚悟を詰め込んだ楽曲「決別」で本編を締めくくった。

アンコールで登場したさとう。から、8月21日に1st ALBUM「産声みたいで、」を発売すること、そしてそのアルバムを携えて初めてのツアー「線路沿い1Kを飛び出して」が開催されることも発表されると、この日一番の拍手が沸き上がった。さらに、8月10日にアルバムから先行配信される「楽屋」も披露された。

1st ALBUM「産声みたいで」は、連続リリースされた7曲に加え、新録5曲を加えた全12曲を収録。さとう。の現在地を確認できる傑作となっている。また、アルバムジャケットのイラストもさとう。が手掛けており、個性が詰め込まれたアルバムになっている。

11/9(土)からスタートするツアーはさとう。の出身地でもある静岡からスタートし、大阪・名古屋・神奈川と回る。歌とギターだけの極限までシンプルかつソリッドなステージは必見だ。

アルバムリリースを記念して、リリースイベントやインストアライブも決定している。
勢いが止まらないさとう。のこれからを注目してほしい。

詳しくはオフィシャルサイトで確認を。

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