ここ日本でも絶大な人気を獲得しているイタリアのロック・バンド“マネスキン”。バンドのフロントマンであるダミアーノ・デイヴィッド(Vo)が、10月25日(金)に待望の新たなソロ・プロジェクトからの最新シングル「ボーン・ウィズ・ア・ブロークン・ハート」をリリース、あわせてミュージック・ビデオも公開となった。
同曲は先月リリースされたバラード楽曲「シルヴァ―ラインズ」同様、ビヨンセやザ・ウィークエンド、カニエ・ウエストとの共作で知られる、イギリス人シンガー・ソングライター/プロデューサー“ラビリンス”によるプロデュース。ただし曲調は打って変わって、シンセ主導のメロディやフック満載のコーラスなど、エネルギーに満ち溢れたポップ・ソングに仕上がっており、感情に響く歌詞と心地よく共存している。ダミアーノの人生の中でも困難かつ、パーソナルな面でダークだったことも多いといわれる時期に生まれたにもかかわらず、賛歌のような力強さがある魅力的な楽曲だ。
ダミアーノは「この曲を書いたとき、僕はとてもダークな状態から抜け出そうとしていた。感情を失っているような気がして、良いものも悪いものも感じることができなくなってしまったのではないかと怖かった。自分の人生の中で一番意味のある人間関係が始まろうとしているときに、そんな状態になりつつあって、その度量や準備ができていないかもしれないという恐怖が大きかったんだ。思うにこの曲は、自分の感じているものを理解して、それをより怖くない展望から眺めるようにするためのひとつの方法だったんじゃないかな。幸い今はこんな気分じゃないって言えるけど、自分が十分にいい状態じゃないという感触に共感できる人は多いと思う」。
と語っている。
また、オフィシャルMVも公開された。エリン・モレノ(Aerin Moreno)監督によるこのビデオは、このシングルを完璧な形でビジュアル的に表現しており、全編にハッと目を惹く振り付けや舞台的な演出がみられる。
MVについてダミアーノはこう語る。「このMVは僕の個人的なファンタジーなんだ。たとえ何があろうと、一歩ドアから入れば何もかもが魅惑的で美しくなる世界。ネガティヴなものがすべて自分を傷つける訳ではなくて、時には人生の次のチャプターに連れて行ってくれることもあることを表現するひとつの方法だね。僕たちはみんな、ネガティヴな経験を自分たちにとって意味のあるものへと変える能力を持っているんだ」。
本人がソロ・プロジェクトに乗り出すことになったのは、マネスキンのソングライティングでは完全に未踏の地である、彼自身のよりパーソナルで傷つきやすい面を表現する必要性からのこと。バンドとはまた異なったソロ作品での多彩さと、目もくらむほどの志の高さを早くも魅せつけている。今後に動きにも要注目だ。
▼【「ボーン・ウィズ・ア・ブロークン・ハート」ミュージック・ビデオ】
【ダミアーノ・デイヴィッドリリース情報】
「ボーン・ウィズ・ア・ブロークン・ハート」
2024年10月25日配信スタート
※楽曲配信・購入サイト
https://DamianoDavidJP.lnk.to/BWABH
既曲「シルヴァ―ラインズ」絶賛配信中
※楽曲配信・購入サイト
https://SonyMusicJapan.lnk.to/DamianoDavid_sl
「シルヴァーラインズ」ミュージック・ビデオ
https://youtu.be/btSgDtXYpzc?si=fZEaIuhI2VWTc7rK