TV アニメ『プリンセッション・オーケストラ』制作発表会

【制作発表会概要】

日時：12月18日（水）12:00〜14:30

登壇者：葵あずさ（プリンセス・リップル役）、藤本侑里（プリンセス・ジール役）、橘杏咲（プリンセス・ミーティア役）

諏訪豊（キングレコード プロデューサー）、菊田大介（Elements Garden）、五十嵐ゆい子（タカラトミー　玩具開発担当）

MC：松澤ネキ

この日、初お披露目となった、主人公たちが通う学校の制服を模した衣装で登場した葵、藤本、橘。緊張した様子を見せながらも葵は「作品の魅力をたっぷりお伝えできるように頑張ります」と元気いっぱいに挨拶。

キングレコードの諏訪プロデューサーからは「キングレコードとアリア・エンターテインメントさんは、これまで数多くの音楽と映像を掛け合わせたオリジナルアニメを手掛けてきました。その中の一つに、『戦姫絶唱シンフォギア』という作品があります。本作は、この作品で培われてきた歌いながら戦うという、唯一無二のギミックを受け継いだ新しいヒロインアニメを生み出そうというコンセプトで動き出した企画です。まだ出していない情報も多いのですが、ぜひ皆さんと一緒に育てていく作品として展開できたらと思っています」と本作の企画の成り立ちについての説明が行われました。

トークセッションでは『プリンセッション・オーケストラ』の世界観を伝えるキーワードの紹介コーナー、３人のプリンセスを紹介するキャラクター紹介コーナー、本作の要でもある音楽にフィーチャーした音楽コーナーが展開されました。

葵は自身が演じた空野みなも/プリンセス・リップルについて「頑張る女の子たちをサポートしたい、応援したいというところから力が湧いてくる女の子」と紹介。みなもとリップルの演じ分けについては「そんなに変わるというイメージはなくて、元にある芯の強さはみなもの時もリップルの時も変わらない。演じる時もそこを意識して演じています。憧れでもあり、共に歩んでいく仲間でもあります」と話しました。

識辺かがり/プリンセス・ジールを演じた藤本は「しっかりもので品があって、皆を引っ張っていく強さを持っている女の子なんですが、ギャップもあって可愛らしい一面もあります」と紹介。他のプリンセスより早くプリンセスになったという設定を持つジールは、作中では他の2人を引っ張っていく役割を担っているが、葵、橘はそんなジールの姿が藤本に「似ている」と声を揃え、藤本が恐縮する場面もあった。一条ながせ/プリンセス・ミーティアを演じた橘は「ボーイッシュでかっこいい印象を抱きがちなんですが、少し打たれ弱い部分もある。自分の悩みと葛藤して成長していく姿が彼女の魅力だなと思っています」と紹介しました。

音楽についてのトークパートではElements Gardenの菊田プロデューサーが「歌って戦うというコンセプトはわりと始めからあった。アフレコで歌うという『戦姫絶唱シンフォギア』のノウハウがあったので、アウトラインはあるんですが、そこで『プリンセッション・オーケストラ』の感じをどう出していくかというのは、ディスカッションをかなり重ねました。この作品が誰かの原点になるといいなという想いがすごいあります」とこだわりを話し、諏訪プロデューサーも「これから大きな挑戦をしていくオリジナルアニメにとって最大の魅力にしたいと考えている”音楽”の方向性を考えていく中で、Elements Garden、キングレコードが最も得意とする分野で、改めて勝負したいという気持ちがあったので＜熱く、かっこいい＞をキーワードにしながら作っていきました。長くアニソンを楽しんでくださった方々にとっては少し懐かしいかもしれないし、初めてアニソンを聞く方々にとっては新鮮なものだと思う。共通点として時代や年代も越えて胸を熱くさせられる普遍的なものを作ろうというのが根幹のコンセプトでした」と音楽作りへのこだわりについて明かしました。

トークはオーディションで決まったキャスト３人のキャスティングに及び、諏訪プロデューサーから「テープオーディション、スタジオオーディションを行いました。その中でインパクトがあった３名を選んだ」とキャスティングの理由が明かされました。

トップバッターとしてスタジオオーディションに挑んだという葵については「恐らくものすごくテンパっていたはず。スタジオでも実際にキャラクターとしての演技と歌唱をやってもらっていて、歌がものすごく上手だったんですが、なぜかとても（歌のタイミングが）ズレていて。ほぼアカペラで歌っているような姿を見て、みなもっぽさを感じた」（諏訪P）と明かされると葵は「ボタンが分からなくて、自分の声を聞かずに歌っていたので、曲が終わるタイミングとズレて歌唱が終わりました。強い気持ちで歌っていました」と、まさにキャラクターらしい強さが垣間見れるエピソードが明かされました。

オーディションの最後に登場したという藤本は「歌いながら戦うシーンを演じてもらったところ、藤本さんはシャドーボクシングを始めた。そのアプローチが目から鱗でした。歌唱は抜群で、シャドーボクシングを繰り出すというキャラクターとのギャップでかがりに決まった」（諏訪P）とまた違ったインパクトがあったという。藤本は「音響監督が笑われていて、ちょっと不安になっていました」と当時の気持ちを明かしました。実はリップルのオーディションに参加していたという橘は「歌いながら戦う時、橘さんは唯一ダメージを受けた感じの演技を取り込まれていて。ブースが明るい空気になり盛り上がった。リップルの引っ込み思案なイメージとは違うけど、誰よりもミーティアだったかもとなり、イレギュラーな形でしたが、ミーティアに決めさせていただきました」（諏訪P）とミーティア誕生の瞬間が明かされました。菊田プロデューサーからは「３人とも、キャラソンをまだあまり歌い込んでいないという前情報を頂いていたのですが、それが物語にリンクしている。とても貴重なことだと思っているし、アフレコで歌唱もどんどんうまくなっていて、物語にシンクロしていて素晴らしいです」と３人の成長に賞賛をおくりました。

イベントは最新情報の発表コーナーへ！

最新のキービジュアルと、オープニングテーマ「ゼッタイ歌姫宣言ッ！」初お披露目となった第２弾PVの解禁をはじめ、追加キャスト情報や、プリンセスを演じる３人による音楽活動についての最新情報が解禁となりました。

３人によるユニット＜オルケリア＞の命名についてはキャスト３名が考えたといい「オーケストラの語源のオルケストラ、歌の象徴であるカナリアを掛け合わせて命名しました。カッコよくもあり、色んな人に知っていただけるように」と葵からユニット名に込めた想いが明かされました。オープニングテーマの「ゼッタイ歌姫宣言ッ！」について菊田プロデューサーは「この曲は（本作の楽曲のなかで）一番最初に作ったもの、オープニング曲として象徴となるものをひとつ作りたかった。これがアンセムになるだろうという確信のもと作りました。とにかく情熱というか、パッションを持った曲だと思っていまして、この曲で始まるんだと感じてもらえる曲になっていると思います」と楽曲への想いを話しました。

さらに、この日解禁された追加キャストについてプリンセスたちをサポートするナビーユ役の下野紘は「ナビーユには物語も現場も導いてもらいたいという役割を踏まえた際に、大沼監督や企画原案の金子さん、僕も含めたスタッフ満場一致で下野さんしかいないんじゃないか」（諏訪P）との経緯で決定したことや、プリンセスと敵対するバンド・スナッチを演じる小林千晃（カリスト役）、千葉翔也（ギータ役）、榎木淳弥（ベス役）、武内駿輔（ドラン役）については、「ジャマオックを刺激しているリーダー格の敵です。これだけ豪華な皆さんに演じていただくということでもお分かりいただけるかと思いますが、とても強そうです。彼らがどういった目的で行動しているのかは、物語の確信に迫っていく中で出てくることではありますが、この４名の皆さんにはアフレコでアドリブを沢山入れていただいて。当初もっと悪い雰囲気のキャラの想定だったんですが、キャストの皆さんの力がプラスされたことで、非常に人間味のある魅力的なキャラクターにグレードアップしています」（諏訪P）とキャストと共に作り上げられている作品の裏話も飛び出しました。

そして、本作の放送が2025年4月から日曜あさ放送となることも発表になり、葵は「朝に観ていたアニメって、大人になっても印象に残っているのでウルっときちゃいましたね。嬉しいです」、橘も「老若男女たくさんの方に見ていただきたいですが、お子さんにも見ていただいて、大人になった時に懐かしいねって言って欲しいなとか、夢が膨らみますね」と喜びを明かしました。

その後、会場にはタカラトミーから発売されることが決定している本作の玩具が登場！タカラトミー玩具開発担当の五十嵐ゆい子さんが登壇し、キャストと共に玩具の紹介を行いました。

プリンセスたちの変身アイテムである「ジュエルベル」からは、聞こえてくる自身の声を聞きながら、「すごく嬉しくて、アニメの中に出てくるそのままで、まさか手のひらに置いて変身するくだりをそのままできるなんて、魔法みたいって思います！」（葵）と興奮冷めやらぬ様子。他にも「プリンセスコスチューム」「ぬいぐるみ」「ナビーユフェイスポーチ」「ミルフィーチャームショット」が紹介され、キャスト陣が実際に触りながら「嬉しい」「欲しい」が止まらない商品発表となりました。

イベントの最後には本イベントで初お披露目となった３人のプリンセスとナビーユの着ぐるみが登場！キャストたちと一緒にフォトセッションに参加しました。そして配信視聴者に向けて登壇者からのメッセージが贈られ幕を閉じました。

諏訪「キングレコードにとって朝帯のアニメを手がけることは初めて。大きなチャレンジをさせていただくのですが、タカラトミーさん、アリア・エンターテインメントさんを始めとした心強いパートナーさん、キャストさん、クリエイターさんと挑戦できることを嬉しく思っています。これからも新しい情報が出ていきますが、皆さんと一緒にこの作品を育てていければと思っています」

菊田「僕らにとっても新しい挑戦となります。現場は楽しく自由に、何より熱心に取り組んでいるので、素晴らしい作品になると確信しています。今後の展開にも、期待してお待ちいただければと思います」

五十嵐「素晴らしいキャラクターと楽曲が沢山の作品です。それらを込めた商品を展開していきたいと思いますので、アニメと共に商品を楽しんでいただけましたら幸いです」

橘「皆さんに沢山の情報をお届けできて嬉しいと同時に、作品の一員として、携わらせていただいている感謝や嬉しさが込み上げて沸騰しそうです。幸せだなと思っています。4月までもう少しありますが、これから出る情報やライブもありますので、楽しみにお待ちいただけたらと思います」

藤本「早く皆さんにこの作品を知って頂きたいと思っていたので、今日こうして沢山の情報をお届けできて、嬉しいですし、少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。これからもジールと共に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」

葵「私の中で『プリンセッション・オーケストラ』は、本当にスタッフの皆さんもキャストの皆さんも、すごくキラキラした気持ちが沢山詰まっている作品だと感じていて。アフレコやレコーディング、イベントでも『楽しんでね』とスタッフの皆さん言ってくださるんです。楽しんでやった気持ちは見ている皆さんに伝わると思っているので、今日は放送がより楽しみになった制作発表会となりました。情報盛り沢山だったんですが、始まったばかりの作品なので、応援していただけたら嬉しいなと思います。ありがとうございました！」

オリジナル TV アニメ『プリンセッション・オーケストラ』概要
【放送情報】
2025年4月から日曜あさにて放送開始

【公式サイト・各種 SNS】
HP：https://princess-session.com/
X(旧Twitter)：https://twitter.com/priorche_info
Instagram：https://www.instagram.com/priorche_info/
YouTube：https://www.youtube.com/@princess-session
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【イントロダクション】
アリスピア――そう呼ばれる不思議の国は、今よりもずっと昔から世界のどこかに存在していた。
そこには楽しいことが大好きな住民アリスピアンたちが暮らしていたが、いつしか謎の怪物ジャマオックが現れるようになり、穏やかだったアリスピアの平和は、少しずつ脅かされるようになっていった。このままではアリスピアからキラキラとした輝きが失われてしまう――。
そんなピンチにあっても、胸に歌を忘れない『プリンセス』たちの冒険を描いた物語。
勇気と元気がたくさん詰まった、ポップソング・ファンタジア――プリンセッション・オーケストラ！

【スタッフ】　
企画原案：金子彰史
製作総指揮：上松範康
原作：UNISON/キングレコード
監督：大沼 心
助監督：関根侑佑
シリーズ構成・脚本：逢空万太  
キャラクター原案：島崎麻里
キャラクターデザイン：秋山由樹子
色彩設計：長谷川美穂(緋和)
美術監督：平間由香、大崎 唯(アトリエPlatz) 
撮影監督：木田健斗(チップチューン)
3D監督：濱村敏郎(ワイヤード)
編集：木村勝宏
音響監督：本山 哲  
音響効果：安藤由衣
録音調整：安斎 歩
音楽：Elements Garden(菊田大介、笠井雄太、竹田祐介)
音楽制作：キングレコード
アニメーション制作：SILVER LINK.

【キャスト】
空野みなも/プリンセス・リップル：葵あずさ 　
識辺かがり/プリンセス・ジール：藤本侑里
一条ながせ/プリンセス・ミーティア：橘 杏咲

ナビーユ：下野紘

カリスト：小林千晃
ギータ：千葉翔也
ベス：榎木淳弥
ドラン：武内駿輔

【音楽】
オープニングテーマ「ゼッタイ歌姫宣言ッ！」
歌唱：オルケリア（プリンセス・リップル×プリンセス・ジール×プリンセス・ミーティア）
作詞：上松範康（Elements Garden）
作曲：上松範康（Elements Garden）
編曲：菊田大介（Elements Garden）

(C)Project PRINCESS-SESSION