昨年テレビドラマ『相続探偵』(日本テレビ系)の主題歌「ラストレター」にてメジャーデビューを果たしたレイニ。25 年夏にはドラマ 木曜劇場『愛の、がっこう。』(フジテレビ系)の主題歌「Spiral feat. Yura」がドラマとともに注目されスマッシュヒットを記録。さらに役者として出演した Netflix ドラマ『グラスハート』でも反響を呼 び、一気に知名度を拡大した。
年始には 1st アルバム『Act. 0』をリリースし、それを記念したスペシャルライブが東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE にて開催される、など目まぐるしいデビューイヤーを飾った、レイニ 2 年目の活動のスタートと言っても過言ではない、1st One Man Live ”Summer of ‘26” が、7 月 25 日東京・渋谷 CLUB QUATTRO にて開催された。
当日は、最高気温が 36 度を記録した真夏の渋谷の夜。開演時間を少し過ぎた頃、会場が暗転するとともにバンドメンバーがステージ準備をする。拍手と歓声の中、準備が整った一瞬の静けさの後、盛大なドラム音から幕を開けた。
その音とともに会場は煌びやかに照らされ颯爽とレイニがステージに登場。幕開け曲となったのは「Flower」。この日のためにつくられた振付もあいまって、横ノリのミディアムビートに、観客も皆、体を動かしながら、最高の時間が始まったことを、思い思いに感じている様子。曲終わりのかき回しの中で「今日はよろしくお願いします!」と簡単な挨拶をすると、そのまま次の曲「ナイトサーカス」へ。
こちらも「Flower」同様に初めて見る振付とともに楽曲を披露。ダンサブルな楽曲が続き、会場は開演早々ボルテージが上がり大歓声につつまれた。
2 曲を終えると、ここで最初の MC へ。真夏の今日の夜を自分のライブに使ってくれたことに感謝をしつつ「自分は好きなのも性格的にも冬なんですけど、今日は夏男として楽しんでいきます」とジョークを飛ばしながら、手短にすませ「よろしくお願いします」と締めると、早速次の楽曲へ。
イントロのピアノ一音目から楽曲がわかる「ラストレター」。メジャーデビュー曲であり、ドラマ主題歌でもあったこの楽曲でレイニを知り、この会場へ足を運んだ方も多くいることだろう。ドラマで流れたそれとは違うバンドサウンドに仕上がったロック調アレンジも、老舗の会場と相性が抜群だ。
一転、ここからバラード曲が続く。
いわゆるカラオケ音源では、3 月にレイクタウンで行われたリリースイベントで披露されていたが、バンドを従えての披露は初となる「そばにいるよ」。優しく伸びやかなレイニの声と、柔らかくも強いバンドのサウンドが非常に心地よく、会場が聴き惚れ、酔いしれた。続く「夜のカケラ」そして「無口な涙」は、いずれもメジャーデビューする前の彼の心の声が詰まっている楽曲。熱唱する姿に心が動く。ぐっと力が入ったその後、アコースティックギターを手に取り「アコガレ」を披露。ギターサウンドと切なげな歌声でしっとりと表現。このバラード 4 連続では、分かってはいたものの、レイニが持つ声の表情が如何に多いか、ということにあらためて気がつかされ た。
ここで再度 MC に入り会場の熱気を心配しつつ「今回衣装が結構厚手なこともあって、本当に暑いです、汗が目に入って歌うなんて初めてです」と茶目っけを出し、会場も暖かな笑いに包まれた。
MC 後半では次に歌う楽曲「I’m in love」を会場のみんなと一緒に楽しめるような、一体となって踊れる振付を用意してきた、と話すレイニ。ゆっくりサビを口ずさみながら、ひとつひとつ手の動きを説明しつつ「ここ難しいよね、頑張って!」と、オーディエンスを鼓舞する優しさが光る。「みんなついてきてね、いくよー!」の掛け声とともに始まった「I’m in love」。夏にはぴったりのアップテンポのビートに乗せ歌い上げる。サビではレイニの MC での教え通り、会場が一体となって踊り、この日最高潮の盛り上がりを見せた。
続いては最新のシングル曲である「Girls’ Whispers(Reprise of orbit-3)」。今までのレイニの楽曲とは違い、いい意味で裏切られたクラブミュージック。ライブではもちろん初披露となる本楽曲も軽快にステップを踏み、踊り、歌い上げた。
印象的なギター音から始まる「Spiral feat. Yura」。レイニが一人で歌い始めることで今回はソロver.での披露かと思わせた後、B メロのパートから Yura がサプライズ登場。大きな拍手と歓声の中、歌い慣れたふたりのハーモニーで会場を虜にした。
歌唱後にはレイニは Yura に対し「今日もこのためだけに本当にありがとう」と伝え、会場はまたも笑顔に包まれる。Yura がステージを降りた後は、ライブタイトル
「Summer of ‘26」について語る。ブライアン・アダムスの『Summer of ‘69』という楽曲タイトルのオマージュであること、そして「時が経っても、今日足を運んでくれたみんなが 2026 年の夏には素敵なライブがあったということを思い出して欲しい」という意味を込めた、と話した。
そして「Summer of ‘69」を、エレキギターを抱えながらカバー披露。留学経験のあるレイニならではの流暢な英語の発音で、大名曲をものにしていた。
「次が最後の曲です」と披露した、「アルストロメリア」。エレキギターを抱えながらの演奏は初めてで、曲の新たな表情を見た。曲のラストでは会場のオーディエンスがシンガロングに加わり、素晴らしい終幕となった。
盛り上がりが止まない中、アンコールのコールが始まり、程なくして登場したライブ T シャツ姿のレイニは、この日のために作られたグッズを全て身につけ、商品説明をした後、重要なお知らせがあるという。一つ目は、日付が変わった瞬間 26 日に新曲「I’m Different」が配信&ミュージックビデオが公開されるということ。この日から販売となった新発売のT シャツに記載された”I’m Different”は、この発表に繋がっているという、ちょっとした遊び心を明かし、すでに購入した観客の皆は驚きを隠せない様子だった。
二つ目は、自身の誕生日となる 8 月 24 日に「レイニ Birthday Live 2026」を開催するということ。会場は TOKIO TOKYO で、ゲストには、レイニと共作で曲を手掛けた Show Chick Boy を招く。どういった内容になりそうかを仄めかし、会場を沸かせた。
MC 後には、先ほど発表のあった新曲「I’m Different」を早速披露。回りのみんなとはどこか違って少し生きづらさを抱えていながらも、ちょっとしたことをきっかけに「むしろそれが武器になる、自分らしさだ」と前を向けるようになったという、メッセージソング。(後に公開となったミュージックビデオの中でも見せている)軽やかなダンスとともに、また新しい姿を見せた。
ふたたびアコースティックギターを背負うレイニ。アンコール 2 曲目に選ばれたのは Original Love「接吻」のカバー。「自分の音楽活動のスタートは SNS に上げた弾き語りからで、多くの人に知ってもらえた。初心を忘れないということも含めて、来てくれたみんながきっと好きな曲をカバーします」と、甘く切ないボイスで、レイニ流の
「接吻」を届けた。
最後の MC では「自分には弱い部分がたくさんある、でもそれも自分なので、あえて繕わずそのままの姿を見て欲しいというテーマで、今回のライブをバンドメンバーと一緒に作った。様々なマイナスの感情はあるけれど、自分が歌うことを通して、これからもみんなに寄り添える歌を届けていきたい」と伝え、そのメッセージがそのまま込められた「CALLING」を最後の曲として歌い、フィナーレとなった。
約 80 分の公演で、レイニは自分の成長を存分に見せつけたように感じた。曲のレパートリーはもちろん、自身の持つ表現の様々な引き出しが格段に増えている。
進化と真価が同時に問われるデビュー2 年目。素晴らしいステージングではあった が、あえて言うなら、レイニはまだまだこんなものではない。もっと大きなステージで彼を観たい。公演の満足感とともに、そんな期待を抱きつつ、これからもレイニを楽しみに見届けていきたい。
写真・Goku Noguchi
■ 公演情報
レイニ 1st.ワンマンライブ "Summer of ’26"
日時:2026 年 7 月 25 日(土) 17:00 開場 / 18:00 開演会場:渋谷 CLUB QUATTRO
〇セットリスト
01. Flower
02. ナイトサーカス
03. ラストレター
04. そばにいるよ
05. 夜のカケラ
06. 無口な涙
07. アコガレ
08. I’m in love
09. Girls’ Whispers (Reprise of orbit-3)
10. Spiral feat. Yura
11. Summer of ’69 ※ブライアン・アダムス曲カバー
12. アルストロメリア
アンコール
EN1. I’m Different
EN2. 接吻 ※Original Love 曲カバー EN3. CALLING
■新曲情報
2026 年 7 月 26 日配信リリース
「I’m Different」
配信 URL:https://Reini.lnk.to/ImDifferent
ミュージックビデオ:https://youtu.be/lku5cqIU_hY
■ 次回公演
レイニ Birthday Live 2026
日時:2026 年 8 月 24 日(月) 18:30 開場 / 19:00 開演会場:TOKIO TOKYO
https://tokio.world/#access
チケット代:オールスタンディング ¥4,000(税込)
※別途ドリンク代¥600
※枚数制限 お 1 人様 4 枚まで申し込み可能
〇先行抽選受付中
受付 URL:https://eplus.jp/reini/
■プロフィール
16 歳で単身渡米し、4 年間をメイン州で過ごす。
アメリカでの高校生活で音楽に触れる中、本格的に歌の道を志すようになる。日本に戻り、ライブ活動などを経て、2025 年 1 月にメジャーデビュー。
同年 7 月にリリースした「Spiral feat. Yura」はフジテレビ系木曜劇場『愛の、がっこう。』の主題歌に起用。ドラマ、楽曲ともに話題を呼びスマッシュヒット。
また、2025 年 7 月 31 日より配信が開始され、大ヒットとなっている、Netflix シリーズ「グラスハート」では、有栖川真広役を演じ、俳優としての活動でも世の中に名前を轟かせた。
2026 年、デビュー1 周年を記念し 1st アルバムを発売。
