2010年1215日に東京・中野サンプラザホールにて、Lily Chou-Chouの単独ライブ「Lily Chou-Chou 2010.12.15 Live“エーテル」が開催された。

小林武史、SalyuらによるLily Chou-Chouは、2001年公開の映画「リリイ・シュシュのすべて」と連動する形で誕生し、音楽ファンや映画ファンの間でカルト的な人気を獲得。映画公開後に活動を終了し、長らく沈黙を守っていたが、2010年、名越由貴夫を迎え「Lily Chou-Chou 2010.12.15 Live“エーテル」の開催を発表。一夜限りのライブとして多くのファンを魅了した。

あれから約12年、当時のLily Chou-Chouの魅惑的なパフォーマンスが収録されたファン待望の未公開LIVE映像が、2022128*Salyu Official YouTube Channelにて一日限定上映となる。

*12月8日は映画の中の架空のアーティストとしてのリリイ・シュシュの誕生日。

映画『リリイ・シュシュのすべて』は、インターネットがきっかけで生まれ、現実と架空を交錯させた構成で、現代の少年少女が抱える問題を惜しみなく描かれており、公開当時大きな話題となり、今でも時代を超えて愛される岩井俊二監督の代表作のひとつである。

本映画の劇中音楽を小林武史がプロデュースし、劇中に登場する架空のアーティストである「リリイ・シュシュ」を現実世界でも「Lily Chou-Chou」として生み出し、プロデュースする。ボーカリストはSalyu。彼女の音楽人生はここから始まった。

2001年に公開された岩井俊二監督による映画『リリイ・シュシュのすべて』公開から20周年を迎えた昨年2021年には、Lily Chou-Chou唯一のオリジナルアルバム「呼吸」のアナログ盤が全生産限定盤で発売され即日完売したのもLily Chou-Chouファンにはまだ記憶に新しい。

また、YouTube 岩井俊二映画祭チャンネルにて、Salyu×岩井俊二のエピソードトークや『回復する傷』のコラボ演奏などの動画も公開中。

そして、本日125()18:00 より、予告映像が Salyu Official YouTube Channelにて公開されているので是非チェックしてほしい。

『Lily Chou-Chou 2010.12.15 Live “エーテル”』予告編

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Salyu

「リリイ・シュシュのすべて」(岩井俊二監督)の音楽プロジェクトにLily Chou-Chouとして参加。2003年、Yuka HondaSean Lennonと共に「SHADY」ほかを制作。2004年、Ilmari×Salyuとしてシングル「VALON」を発表後、Salyu名義でソロデビュー。2006年、Bank Band with Salyuとして、櫻井和寿(Mr.Children)とのデュエットソング「to U」を発表。2009年、ベストアルバム「Merkmal」を携え、日本武道館にてワンマン公演「Salyu Tour 2009 Merkmal」を実施。2011年、声を多重録音する手法を用いた新プロジェクトsalyu × salyuを始動し、アルバム「s(o)un(d)beams」を小山田圭吾(Cornelious)との共同プロデュースにて発表。2017年より、宮沢賢治の諸作品をベースに、人類学者・中沢新一が脚本を書き下ろした音楽劇「四次元の賢治」に出演。
現在、さまざまな形態、編成、客演など実演家としての活動を中心に、コラボレーションや自身の研究プロジェクトを通してボーカル表現の新しい可能性を追究している。

Salyu Official HP

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