ROTTENGRAFFTYが主催する、京都の冬の風物詩にもなっているフェス「響都超特急2024」が、12月21日(土)、22日(日)の2日間にわたり開催された。

今年も、金閣ステージと銀閣ステージで全29アーティストが出演。寒さを感じさせないぐらい、冬の京都改め”響都”を熱狂の渦に巻き込んだ2日間の熱いフェスのレポートをお届けします!



響都超特急2024

2024/12/21(土)@京都パルスプラザ

 音楽ファンにとって冬の風物詩となったフェス“響都超特急”。この日が来ると冬の訪れを実感し、そして1年の終わりを感じるようになったのはみんな同じはず。寒風吹きすさぶ12/21(土)、京都パルスプラザは朝早くからたくさんの人がごった返していた。京都の雄・ROTTENGRAFFTYが主催するイベントだけあって、今年のラインナップも2日間びっしりと歴戦の猛者揃い。更にライブとライブの間にはお笑いの猛者たちも並び、観客たちの期待も相当高いだろう。

 イベントMCであるやべきょうすけ氏が注意事項を説明するために金閣ステージに登場し、外の寒さに影響されることなく会場の温度はどんどん上昇していく。挨拶のためにステージに登場したROTTENGRAFFTYの5人は心身ともに充実した表情で気合満点。恒例となった「出発!」「進行!」という観客との掛け合いで待ちに待った“響都超特急2024”が発車した。

金閣ステージのトップバッターを飾ったのは氣志團。叶 亜樹良(サポートDr.)がドラムを叩く中、綾小路 翔(Vo.)が改造バイクにまたがって登場。観客たちが度肝を抜かれる中、バイクのエンジン音とドラムが織りなす強烈なアンサンブルに心を奪われる。程なくメンバーが揃い、「俺達には土曜日しかない」でライブスタート。THE ORAL CIGARETTESのピンチヒッターとして出演が決まったという彼らは、自らのキラーアンセム「One Night Carnival」で熱狂させた後、THE ORAL CIGARETTESの「狂乱 Hey Kids!!」をオマージュしたリアレンジVer.の「One Night Carnival」を披露し、会場が驚きと歓喜の声で埋め尽くされる。更に「ROTTENGRAFFTYに響け!」と「金色グラフティー」をオマージュしたリアレンジVer.の「One Night Carnival」と続け、大興奮した客席エリアではダイバーが続出。バンド同士の深い繋がりと愛に溢れ、人間味に溢れたステージはとんでもなくかっこよかった。

 銀閣ステージのトップを飾ったDizzy Sunfistが、初っ端から客席エリアをダイバーで埋め尽くす。 あやぺた(Vo./G.)は「いつでも味方で居てくれるウチらのスーパースター。輝かせてくれる場所を作ってくれてありがとう!」とROTTENGRAFFTYに感謝の気持ちを叫び、「お前らもっと来いや!」と煽る。ライブキッズの心に火を点けたエネルギッシュなステージを繰り広げ、「SHOOTING STAR」で銀閣を興奮の渦に落とし込んだ。

 金閣にいきなり無数のサークルピットを生み出して会場を揺らしたCrossfaith。7年ぶりの出演という彼らは、ROTTENGRAFFTYの25周年と7年ぶりの出演を祝してKoie(Vo.)がビールで乾杯し、興奮が頂点に達したオーディエンスは「Wildfire」で狂乱のお祭り騒ぎ。その勢いのまま「Countdown To Hell」では2度のウォール・オブ・デスを炸裂させ、ラストはヘヴィサウンドが雨のように降り注ぐ「God Speed」でオーディエンスを狂喜乱舞させる。彼らは桁外れの熱量で見事に走り抜けた。

 骨太なサウンドを銀閣に鳴り響かせたのはSIX LOUNGE。極上のビートにオーディエンスは気持ちよく身体を揺らし、3ピースで組み上げた極上のロックンロールに酔いしれる。曲を重ねるに従って3人はぐんぐんと勢いを増し、比例するようにオーディエンスもヒートアップ。観客1人1人が突き上げた拳とダイバーが客席に溢れる中、ヤマグチユウモリ(G./Vo.)が「ROTTENGRAFFTY愛してます!」と「メリールー」を感情豊かに披露。硬質なサウンドと強靭なアンサンブル、貫通力の高い歌で観客を存分に魅了した。

 「君にしか」で幕を開け、強烈な輝きを放ったハルカミライ。橋本 学(Vo.)は「かかってきなさい」と不敵な笑みを浮かべ、生命力溢れる楽曲を重ねてオーディエンスの心を鷲掴みにしていく。アコギを持った橋本が「満・地球の出」の一節を歌い、「時間を一緒に過ごせば過ごすほど、あの人たちの曲が好きになる。つまり音楽は人で出来ている」と放った言葉の説得力。金閣のダイバーを一切途切れさせることなく、百戦錬磨のライブフリークたちの熱を上げ続けていくバンドの吸引力。人間力とバンドのポテンシャルを存分に見せつけ、最後は予定に無かったがROTTENGRAFFTYのNOBUYAが好きだからという理由で「冬のマーチ」。4人は清々しい笑顔を残してステージを後にした。

 “ポルノ超特急”時代から数えて14年ぶりに出演を果たしたGELUGUGUは、「いきなり曲演るのなんか恥ずかしいわ」とGen(Vo.)とPARA(Ba.)がしゃべり始め、まるで漫才のような掛け合いで会場が爆笑に包まれる。満を持してスタートしたライブがこれまた最高で、スカパンクの小気味よいサウンドに気分を高揚させたオーディエンスがフロアで踊り狂う。ROTTENGRAFFTYの「金色グラフティー」をスカパンクアレンジで披露して歓喜させ、最後は大阪にあったライブハウスへの想いをスカパンクに乗せた「BAYSIDE JENNY」。観る者の心をぐっと掴んで離さない見事なライブだった。

 「Emotions」の大合唱で巨大な一体感を作り出したMAN WITH A MISSION。Jean-Ken Johnny(G./Vo./Rap)が「カカッテコンカイ京都!」と叫び、客席から大きな歓声が返される。心憎いほどにライブキッズの琴線に触れまくる「When My Devil Rises」「Raise your flag」と重ねるオオカミたちは、我々を楽しませる術を知り尽くしており、会場がびっしり隙間なく笑顔で埋め尽くされる。客席ではサークルが生まれては潰れ、次から次へとダイバーが打ち上がっては前方に流れていく。ラストの「FLY AGAIN」ではDJ Santa Monica(DJ/Sampling)が客席に飛び込み、観客全員が手を振り上げ、身体を揺らして叫び、飛び跳ねて歌うという壮観な景色を作り出して終了。ライブ中盤でJean-Ken Johnnyは「狂ッタ京都ノオ祭リニ呼ンデモラッテアリガトウゴザイマス」と言っていたが、まさにこの時間帯の金閣は、狂った京都のお祭り状態と化していた。

 ジャンルの垣根を超えたアーティストが出演するというのも“響都超特急”の魅力の1つ。この日銀閣に出演したラッパー・Jin Doggは、切れ味鋭いラップと一瞬で熱狂を作り出す爆発力のあるステージングでフロアを熱くする。「ベルセルク」「PRADA」と殺傷力の高い楽曲を続け、興奮が渦巻くフロアにサークルピットやモッシュが沸き起こる。リアルな肌触りのリリックが印象的な「街風」を経て、最後は客席に降りて「team tomodachi」でライブ終了。心臓を鷲掴みにされたような、強烈なライブの体験だった。

 一瞬たりとも観客のテンションを下げることなく、うなぎのぼりの右肩上がりで勢いを増していったヤバイTシャツ屋さん。「Blooming the Tank-top」「Tank-top of the world」とタンクトップ2連発でオーディエンスのテンションを限界までブチ上げ、超絶興奮状態の金閣に「D.A.N.C.E.」(ROTTENGRAFFTYのカヴァー)を投入。3人は火に油を注ぐかのようにキラーチューンを連発し、息をつく暇を与えない。眼光鋭く客席を見たこやまたくや(Vo./G.)は、「ROTTENGRAFFTY大好き! 呼んでくれてありがとうございます!」と感謝しつつ、「こんなんじゃあ足りないんですよ。ROTTENGRAFFTYに“ダイバーが少ない”と言わせるために、ヤバTの方がダイバーが多い状況を作りたいんです」と煽り、「ヤバみ」で思う存分に暴れさせ、時間が少し余ったのだろう、「おまけ」と言って「Universal Serial Bus」を追加して最後まで全力疾走で駆け抜けた。

 ぎゅうぎゅうに観客が詰めかけた銀閣にいきなりダイバーを乱発させたENTHは、この日の出演者の中で最も自分たち自身のライブを楽しんだ1組だったのかもしれない。命を燃やすように「ムーンレイカー」をかき鳴らし、ハイスピードなリズムと流れるようなメロディの「BLESS」で何度もジャンプさせ、「思いっきり遊んでいきましょう」と「SCUM DOGS FART」で踊らせる。そして「Get Started Together」「Will」という一体感を作り出すパワフルなチューンで終演。ダイバーがひっきりなしに宙を舞い、観客の笑顔に満ちた空間だった。

 大歓声で金閣に迎えられたマキシマム ザ ホルモンは、盟友・ROTTENGRAFFTYの25周年と“響都超特急2024”を祝福すべく、初っ端から凄まじい音圧とキレキレのステージングで攻めに攻める。強靭なアンサンブルの「ハングリー・プライド」でフロアを沸騰させ、ナヲ(ドラムと女声と姉)による名乗り口上を経て「鬱くしき人々のうた」をみんなで大合唱。ダイスケはん(キャーキャーうるさい方)がステージを縦横無尽に駆け回り、マキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)が鬼の形相で気焔を吐き、上ちゃん(4弦と歌とDANGER×FUTOSHI)がペットボトルで弦を弾いて躍動し、仏の如きナヲのリズムがすべてを包み込む。ROTTENGRAFFTYとは2003年の九州ツアーからの付き合いだという彼ら。MCで懐かしそうに当時を振り返っていたダイスケはんだったが、突如銃声がして凶弾に倒れ、ピストルを持った犯人がステージに現れる…というミニコントで登場したのはなんと生田斗真。そのまま「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」というスペシャルなコラボが実現。そのまま生田のガイドで“恋のおまじない”を全員で行い、ラストの「恋のメガラバ」まで共に駆け抜けた。ただでさえ破壊力のある彼らのライブが、スペシャルゲストによって厚みと奥行きを増し、歓喜したオーディエンスは上へ下への大騒ぎ。拳を突き上げ、頭を振り、身体を揺らし、ステージ上の5人と一緒に歌いながら多幸感に溢れる時間を心ゆくまで堪能した。

 「ENTHからのスサシ。この世代のこの流れ、ありがとうございます!」というタナカユーキ(Vo./G.)の言葉で始まったSPARK!!SOUND!!SHOW!!。「JUNGLE BUN DEM」でライブをスタートし、「YELLOW」「黒天使」と中毒性の高い楽曲で狂乱と興奮の渦をどんどん大きくしていく。客席エリアに身を投じて「南無」を演り切ったタナカは「こんなMCはあまりしないけど…」と言ってから「我々スサシ、いつでも金閣に出る準備出来てますんで、これからもよろしくお願いします!」と頼もしい言葉を口にする。そしてROTTENGRAFFTYのN∀OKIがゲスト参加した「HAPPY BIRTH DIE」で熱狂させ、最後は「感電」でフロント3人が客席に突入。規格外なセンスとパフォーマンス、そして熱い想いが同居した、素晴らしいライブだった。

 ダイバー、サークルピット、モッシュにジャンプに大合唱。04 Limited Sazabysが金閣ステージに立って音を鳴らした瞬間に観客の興奮はピークへと到達。「fiction」「monolith」「knife」と4人がキラーチューンを重ねるたび、まるでブラックホールのごとく客席のサークルがどんどん人を巻き込んで大きくなっていく。GEN(Ba./Vo.)が「俺たちを誰よりも早く見つけてくれた」とROTTENGRAFFTYへの感謝の気持ちを口にする。高校生のときにはROTTENGRAFFTYのコピバンをやっていたというGENが「25年は伊達じゃないです」と敬意を払い、「Buster call」で会場を熱狂の渦に包み込む。ラストは客席から数え切れないほどの拳が振り上げられた「swim」。リスペクトの想いが溢れる渾身のライブだった。

 ROTTENGRAFFTYの25周年を記念して、持ち時間が30分しかないのに25曲のライブに挑戦した四星球。“ポルノ超特急”時代から、このフェスに出演したときの四星球は歯止めが効かないほど全力で突っ走る傾向にあったが(もちろんそれはROTTENGRAFFTYに対する愛情表現に他ならないのだが)、「コンプライアンスを気にして“ポルノ超特急”から“響都超特急”に名前を変更するような日和ったイベントです」と北島康雄(シンガー)が言い放つほどに彼らはギラついていた。いったいどうやって25曲を実現するのかと思ったら、「時間がない時のRIVER」(10-FEET「RIVER」カヴァーのショートアレンジ)を合計12回も演るという驚愕のセットリストで、その中に笑いがあり、バンド愛もあり、一体感ありという、濃密で濃厚で最高に痛快なパフォーマンス。金閣のトリ・ROTTENGRAFFTYへ熱いバトンを繋ぐ、四星球にしか出来ない見事な銀閣トリのライブだった。

 “響都超特急2024”の1日目はいよいよ大詰め。この日のトリを飾るのはもちろんROTTENGRAFFTY。金閣のステージにHIROSHI(Dr.)、MASAHIKO(G.)、侑威地(Ba.)が登場して大歓声が向けられる。MASAHIKOがギターを歪ませる中、N∀OKI(Vo.)とNOBUYA(Vo.)が登場。「泣いても笑っても最終列車。明日が普通に来ると思うなよ」とN∀OKIが叫び、狂騒の幕開けは「ハレルヤ」。MASAHIKOが鳴らすギターが襲いかかり、HIROSHIと侑威地が繰り出すリズムが地鳴りのように押し寄せる。N∀OKIとNOBUYAのツインヴォーカルに観客は感情を剥き出しで応戦。狂った京都改め、狂った響都のお祭りが始まった。

 客席の後方を指さして「全員や!」とN∀OKIが吠え、目を見開いたNOBUYAが「殺す気でかかってこい!」と吠える。ステージの上と下とで命を削り合っているかのような殺気立ったライブなのに、5人とオーディエンスの呼吸はぴったりと合っていて、「秋桜」で抜群の一体感を作り出す。GELUGUGUのホーン隊が参加した「D.A.N.C.E.」は、奥行きがあるゴージャスなアレンジが素晴らしく、客席からの歓声はどんどん大きくなっていく。視界が狂騒と多幸感で塗りつぶされるという、ROTTENGRAFFTYのライブならではの快感に包まれる。

 「今日友達が出たくても出られなかったんよ。俺の大好きな曲だからみんなも歌えるでしょ?」とNOBUYAが始めたのはTHE ORAL CIGARETTESの「5150」。同曲を観客と共に一節歌ってから「THIS WORLD」へ突入。えぐいほどのダイバーがステージ方向へ押し寄せ、ほどなくヴォーカル2人は客席へ。観客に支えられながら熱狂を焚きつけるかの如く、鬼神のように2人が歌い、鼓舞し、煽り、吠える。会場の興奮はもはや手が付けられないほどに高まり、パルスプラザが大きく揺れる。

 「THIS WORLD」を終え、N∀OKIがステージに戻り(NOBUYAは客の上で「お前らは同じバンド・音楽が好きな仲間やろ! 助け合え! 倒れてるやつがいたら起こしてやれ!」と叱責してからステージに帰還)、「ROTTENGRAFFTY25年やってますねん」と言えば、侑威地がマイクを通さずに「ありがとう」と客席に向かって頭を下げる。「このメンバーでないとここにたどり着けなかった。ここに甘んじることなく、俺らは突き進む。変わり続ける。その先へ。まだ見たことのない景色へ」とN∀OKIが言葉を重ねて「Blown in the Reborn」へ。ステージ左右の大型ビジョンに歌詞が映し出された同曲は、25周年ツアーのタイトルにもなっており、今後のバンドの意志と指針が示された楽曲。キャリアを重ねてもなお初心を持ち続け、成長しようとするその姿勢がとても頼もしくて誇らしい。

 そして勢いを止めることなく「STAY REAL」「銀色スターリー」と力を振り絞ってライブアンセムを連射。「朝からほぼ休むことなく…お前らがいちばんすごい!」とN∀OKIが観客を称え、渾身の「金色グラフティー」へ。NOBUYAが「ヤバTよりダイヴの数が少ないやろボケコラ!」とキレ気味に叫び、N∀OKIが「見たことのない自分にたどり着け! 輝き狂え!」と吠える。会場は沸騰したかのような盛り上がりを見せ、曲が終わるまでダイバーの波が途切れない壮絶な状態。NOBUYAが「俺たちが京都で生まれたROTTENGRAFFTYだ!」と叫んで本編終了。まさに全身全霊、「手を抜く」「力を加減する」という言葉が辞書に無い、ROTTENGRAFFTYにしか出来ないライブだった。

 NOBUYAの「俺ら辞める時期を見失ってるんで死ぬまでROTTENGRAFFTYやります」という言葉に大きな歓声が沸き起こったアンコールでは、鋭い切れ味の「暁アイデンティティ」で再び熱狂を作り出し、“響都超特急”ならではの「悪巧み~Merry Christmas Mr.Lawrence」で魅了した後、N∀OKIの「ここでこれ演らんと帰れんわ」という言葉に激しく同意した「響く都」で大団円。

 出演者全員がフルスピードで走り抜けた“響都超特急2024” 1日目。狂った京都のお祭りは、やっぱり今年も格別だった。今日に負けず劣らず明日も歴戦の猛者ばかりで、明日はいったいどのような1日になるのだろうか。明日を楽しみにしつつ、余韻に浸りながらパルスプラザを後にした。



響都超特急2024


2024/12/22(日)@京都パルスプラザ


 1日目の興奮が冷めやらぬ中、京都パルスプラザに続々と観客が詰めかける。昨日と同じくイベントMCのやべきょうすけ氏が金閣のステージに登場して注意事項を説明した後、ROTTENGRAFFTYの5人が登場して1人ずつ挨拶。そのときにNOBUYA(Vo.)が「“ポルノ超特急”時代を含め、10-FEETがトップバッターは初めてやな」と言い、「快く引き受けてくれた10-FEETに感謝します。ありがとう」と感謝の気持ちを告げる。昨日と同じく観客と「響都超特急!」「2024!」「出発!」「進行!」という掛け合いでイベントがスタート。2日目の“響都超特急2024”が発車した。

 金閣のトップを飾るのは、先ほどNOBUYAが言った通り10-FEET。“響都超特急2024”に来場する観客たちは知っているだろうが、KOUICHI(Dr./Cho.)が「肺分画症」手術からの回復期間中でライブ復帰が出来ず、この日のライブはkomakiと早川尚希(SHANK)、HIROSHI(ROTTENGRAFFTY)という3人のドラマーがサポートすることが発表されており、まずは最初に早川尚希がドラマーとしてTAKUMA(Vo./G.)及びNAOKI(Ba./Vo.)と共にステージに登場し、「RIVER」でライブスタート。大好きな曲での幕開けにオーディエンスは大喜び。ダイヴと大合唱が繰り広げられ、会場の温度が一気に上昇。Cメロのヴォーカルをオーディエンスが務めたパートは感動的で、思わず心が震えてしまう。前日の“MERRY ROCK PARADE 2024”でも10-FEETをサポートしたという早川はそのまま「goes on」も演奏し、イベントの初っ端から会場は大盛り上がり。
 続いてのサポートドラムはkomaki。「SHOES」で最高に楽しい空間を作り出した後、「ヒトリセカイ」でエモーショナルな情景を描き出す。そして3人目のサポートはHIROSHI。「第ゼロ感」で会場の興奮を増幅させた後、ROTTENGRAFFTYのN∀OKI(Vo.)とNOBUYAも加わって「その向こうへ」で暴れまくった後、最後は「蜃気楼」。3人とも急遽決まったとは思えないほど一体感が抜群で、“サポートドラマーを迎えてのライブ”というより“スペシャルなコラボ”といった印象が強く、とても贅沢で貴重なライブを観ることが出来た。

 朝から銀閣でダイバーを続出させたのはFOMARE。ライブ開始直後は若干余裕のあった客席スペースも、FOMAREの熱いライブに惹かれてどんどん観客が増え、あっという間に隙間がないほどパンパンに。そんな客席に向かってアマダシンスケ(Vo./Ba.)が「半端ねぇFOMARE見たくないですか? だからみなさんも半端ねぇもの見せてもらっていいですか?」と挑発し、「stay with me」をエモーショナルを爆発させ、「Lani」の大きなメロディで聴く者の感情を大きく持ち上げる。最後は「SONG」を高らかに鳴らして終演。銀閣のトップバッターを見事につとめあげた。

 みんなが大好きなメロコアサウンドを金閣ステージでかき鳴らしてオーディエンスを歓喜させたdustbox。「Try My Luck」の極上なメロディが輝きを放ち、オーディエンスは感情を高ぶらせて飛び跳ねる。次から次へとライブキッズ垂涎のチューンを連発し、客席エリアはダイヴとモッシュの雨あられ。JOJI(Ba./Vo.)が「最高!」と歓喜の声をあげ、SUGA(Vo./G.)が「やべぇ! 超楽しい!」と笑顔になり、「Dance Until Morning」ではまるでおもちゃ箱をひっくり返したような楽しい時間を作り出し、ROTTENGRAFFTYのMASAHIKO(G.)が乱入して踊り狂う。超高速サークルをいくつも誘発した「Hurdle Race」、SUGAが「今日集まった全員に」と言って高らかに鳴らした「Tomorrow」。そして最後はJOJIがメインヴォーカルになり、ROTTENGRAFFTYの侑威地(Ba.)と10-FEETのNAOKIがベースを取り合った「Neo Chavez 400」でお決まりの締め括り。最初から最後までずっと観る者を楽しませ続ける、最高のステージだった。

 銀閣ステージに登場したBALZAC。「When The Fiendish Ghouls Night」で勢いよくライブの幕を開け、HIROSUKE(Vo.)が拡声器を手に咆哮する。「俺らみたいなハードコアバンドを呼んでくれるROTTENGRAFFTYの懐の深さに感謝です」とHIROSUKEは言い、歴戦のハードチューンを響かせ、客席からたくさんの拳が突き上げられる。20年ほど前、HIROSUKEに向かってROTTENGRAFFTYのN∀OKIが5cmくらいの距離で「Wall」を歌って「この曲めっちゃ好きです」と言ってきて以来の長い付き合いだという彼ら。その流れでN∀OKIがゲスト参加した「Wall」で銀閣の興奮は更にヒートアップ。ラストの「XXXxxx」まで怒涛のライブを繰り広げた。

 ROTTENGRAFFTYの「THIS WORLD」カヴァーでの幕開けに、割れんばかりの歓声が金閣に鳴り響いたDragon Ash。その興奮を途切れさせることなく「Fantasista」、そしてKj(Vo./G.)が「もっともっと! 飛び跳ねろ!」と叫んで「Mix it Up」へ。ライブキッズの琴線に触れまくった最高の流れで観客の感情のリミッターを振り切らせ、「For divers area」「百合の咲く場所で」を経て、Kjが「ROTTENGRAFFTYかっこいいよな。負けてらんねぇよな俺たちも」と言ってステージに呼び込んだのはThe BONEZのJESSE(Vo./G.)。「Straight Up feat. JESSE」でフロアを存分に暴れさせ、ステージ方向にはダイバーが渋滞を作り出す。そして「あなたの踊り見せてください。君の踊り見せて。お前の踊り見せてみろ。あなたの踊り見せてください。ROTTENGRAFFTYみたいに、めちゃくちゃに踊ろうよ。踊れ! お前のために!」と「New Era」で会場を踊り狂わせて終了。「New Era」の曲中にKjが言った「愛だの恋だの歌わない。成功失敗歌わない。俺たちはロックバンドで居たいんだ」という言葉が深く胸に突き刺さった。

 銀閣に登場したSHADOWSはショートチューン「All I Want」で一瞬にしてフロアを沸騰させ、会場を熱気と興奮で埋め尽くす。その凄まじさは、床や壁が結露でしっとりと濡れるほど。ヘヴィネスとメロディアスを同居させた抜群のセンス、超絶なプレイと圧倒的な熱量にオーディエンスは歓喜の声を上げて宙を舞う。ダイヴとモッシュを乱発させた「So What」、エッヂが立ったサウンドと流麗なメロディで観客の気持ちを持ち上げる「Into The Line」等で魅了し、最後は「The Lost Song」で怒涛に攻め立てて終演。凄まじいステージに魅了されっぱなしだった。

 オーディエンスの身体を揺らし、気持ちを高ぶらせ、金閣ステージから放つ音楽の力でダイバーを続出させたSHANK。息をつかせることなくフィジカルと感情を刺激する楽曲を重ね、「Life is...」のビートに乗せて全員で踊り、「Weather is Beautiful」を全員で歌い上げる。北海道で対バンした際、ROTTENGRAFFTYのNOBUYAから今回の出演をオファーされたという彼ら。オファーは「銀閣で」ということで、庵原将平(Vo./Ba.)は「よろしくお願いします」と返事したが、蓋を開けてみれば金閣に名前があったとのことで、「なぜか金閣で出演になりました。ありがとうございます。その心意気買わせていただきます」とステージで感謝の気持ちを告げて笑いを誘う。会場をピースな空気でいっぱいにした「Wake Up Call」、フロアを再びダイバーとモッシュ、クラップで埋め尽くした「Set the fire」で盛り上げ、渾身の「Cigar Store」を演り切って終了。

 エレアコを1本手に持って「京都のみなさんの人生変えるためにやってきました。今日は遊んでやってください」と「THIS IS THAT」でライブを始めたROWHOO。ギター1本の1人編成ながら、そのギターでドラムとベースの音も担うという驚愕のプレイスタイル。しかも楽曲のフォーマットをどこまでライブで再現しているのだろうか、かなり即興性が高く、歌いながら「遊んでるか? 俺が聞いてるのは今の話じゃねぇ。人生遊んでますか?」と観客に語りかけ、いつの間にやら観客をライブに巻き込んでいくスタイル。「土砂降りの休日」ではROTTENGRAFFTYのN∀OKIがマイクとハープを持って参加。唯一無二の素晴らしいライブに魅了されっぱなしだった。

 ぎっしりと埋め尽くされた客席エリア。The BONEZが金閣に降臨し、「Place of Fire」「Love song」と凄まじい勢いでオーディエンスを暴れさせていく。JESSE(Vo./G.)は袖で見ていたROTTENGRAFFTYのメンバーに深々と頭を下げ、「感謝しかないので…ぶっ壊しに来ました!」と「New Original」を投下してウォール・オブ・デスを作り出す。ZAX(Dr.)のドラムに乗せて客席から歌声が沸き起こり、JESSEが「もっと感情を声に乗っけてくれ」と言って凄まじい熱量の歌声が響き渡った「Thread & Needle」。Dragon AshのKjが参加して記憶に残る情景を作り出した「Straight Up feat. Kj」。そして客席を混沌の渦に落とし込んだ「SUNTOWN」で終演。ライブバンドの真髄を目の当たりにした。

 山嵐が銀閣で炸裂させたミクスチャーロックは、とてつもなくクールでタフだった。「山嵐」「山嶺」と攻め立ててオーディエンスの血を沸騰させ、「PAIN KILLER」のヘヴィな音塊と鋭利なリリックでグラグラと意識を揺さぶられる。ステージから放たれる熱の放射はどんどん半径を大きくし、銀閣の客席後方に観ていた者たちも飲み込んでいく。「涅槃」「Rock'n Roll Monster」で存分にフロアを揺さぶり、最後はDragon AshのKjとThe BONEZのJESSEが参加した「BOXER'S ROAD」で圧倒的な存在感を見せつけた。

 金閣に登場したcoldrainは頼もしいほどに強靭なアンサンブルから「The Revelation」を繰り出し、オーディエンスと抜群の掛け合いを作り出す。立て続けに「REVOLUTION」で襲いかかり、感情をあらわにした観客の興奮を更に加速させる。客席からステージ向けれた歌声や歓声すら自らのライブへと飲み込み、見事な世界を描き出す5人。Masato(Vo.)は客席に向かって「2日目、疲れてますね」と不敵な笑みを浮かべて挑発し、「coldrainのライブ、年内ラストです。この“響都超特急”、ぶちかますのみ!」と言い放ったMasatoは客席エリアに降り、そのまま「NEW DAWN」へ。ヘドバン、ハーコーモッシュ、サークルピット、ダイヴ…会場の様々な場所で様々な事象が同時多発するというカオスな状態に突入し、「Cut Me」「No Escape」という凶暴なチューンで客席のテンションは限界を突破。Masatoが笑顔で客席の熱狂を称え、「今日出会った奴、久しぶりに会った奴。来年またライブハウスで会いましょう」と言い、最新曲「INCOMPLETE」で巨大サークルを作り出し、「Final Destination」でとどめを刺して終演。

 MAKKIN(Ba./Vo.)が観客を煽り、ゴキゲンなメロディックパンクで銀閣に詰めかけたライブキッズを存分に楽しませたGOOD4NOTHING。エバーグリーンなライブチューン「It’s My Paradise」でオーディエンスの興奮を溢れさせ、U-tan(Vo./G.)が「ライブハウスへようこそ!」と叫んで新曲「Memories Of Youth」へ。ライブを全力で楽しんでいる3人の熱量に比例し、ステージ前にはダイバーが殺到。「RIGHT NOW」「One Day I Just」とキラチューンを重ね、「またライブハウスで会いましょう」と告げた後、エネルギッシュなポップチューン「HELLO 61」で最後まで駆け抜けた。

 金閣ステージ前の客席エリアにはぎゅうぎゅうにオーディエンスが詰めかけ、HEY-SMITHのライブが始まるのを今か今かと待ち受けていた。6人が呼吸を合わせて「Endless Sorrow」でライブをスタートさせたかと思えば、まだイントロにも関わらずダイバーが多発。そして何より、客席からのコールや反応が素晴らしく、HEY-SMITHがどれほどライブキッズから支持されているかがよくわかる。YUJI(Ba./Vo.)が「Say My Name」を高らかに歌い、「Be The One」「Inside Of Me」でホーン隊が躍動する。猪狩秀平(G./Vo.)が「踊れ京都!」と叫び、「俺たちが全部ぶっ壊しに来たぞ!」と吠える。MCではかなす(Tb.)が病気療養のため年内いっぱいでライブ活動を休止することに触れ、「これから先は不安だらけやけど、俺たちは絶対にベストを尽くすから追いかけてくれ!」と猪狩が力強く宣言。観客からたくさんの声が返される。「You Are The Best」を力強く演奏し、最後の曲として演奏された「I'm In Dream」に、フロアの多くのオーディエンスが心を震わせ、気持ちを溢れさせた。

 銀閣のトリとなったThe Ravensは、「Nimby」でライブをスタート。Kj(Vo./G.)が「みなさんを喜びで満たせますように」と祈るように言い、伸びやかで優しい肌触りのヴォーカルとドラマチックなサウンドスケープで魅せる。「Black Jean Boogie」で観る者を踊らせ、「楽園狂想曲」でオーディエンスを包み込む。最後はKjが「かなすのために歌わせて」と「白鯨」。奥深い音像、力強いメロディ、聴く者の心に響く生命力を帯びた同曲にどこまでも透き通っていて美しく、胸にどんどん染み込んでいった。


 “響都超特急2024”はいよいよ終着駅目前、大トリ・ROTTENGRAFFTYのライブを残すばかり。金閣のステージにHIROSHI、MASAHIKO、侑威地が登場して大歓声が沸き起こり、程なく赤い腕章を付けたヴォーカルの2人、N∀OKIとNOBUYAが登場。歓声が更に大きくなったところでN∀OKIが「2024年ライブバンドのフェス、総括。“響都超特急2024”ラスト、やるべきことはただひとつ。すべてを放り込んで暴れるしかねぇぞ!」と叫んで「暁アイデンティティ」でライブスタート。
 昨日を経て会場と“響都超特急”に慣れたからだろうか、今日は朝からダイバーがずーっと途切れなかった印象だったが、ROTTENGRAFFTYのライブでは1曲目からその数と勢いが桁外れ。緩急のあるサウンドに合わせて客席エリアを所狭しと暴れまくるオーディエンス。
 続く「Error...」ではHEY-SMITHのホーン隊、イイカワケン、満、かなすの3人がゲスト参加し、芳醇な彩りを添え、観客の踊る熱量が更に加速。3人に感謝の気持ちを告げた後、N∀OKIが「雨が降ろうが槍が降ろうが、身も心も…」と言って「ハレルヤ」へ。MASAHIKOのギターが聴く者の心に火を点け、重々わかっているであろう客席に向けてNOBUYAが「わかってるやろ?」と目をギラつかせて念を押す。「ハレルヤ」はイントロで既にダイバーが殺到し、アッパーなキラーチューンに呼応した客席のうねりがえぐい。NOBUYAはステージ端まで行って横方向の観客を煽り、N∀OKIは「全員や全員。後ろまで飛べ」とまったく容赦がない。まったくこの人たちは、1人として逃さないつもりなのだろうか。
 「D.A.N.C.E.」で金閣を巨大なダンスホールにして一心不乱に踊り狂わせた後、「最後まで残ってくれて本当にありがとう。みんながみんな口を揃えて25年おめでとうと言ってくれて、本当にありがとう」とNOBUYAが観客と出演者たちへの感謝の気持ちを口にしたかと思えば、その舌が乾く間もなく「…でもあいつら(出演者)、ROTTENGRAFFTY潰しに来たよな? 誰にケンカ売っとんねんコラ!」と自ら進んでケンカを買っていく。NOBUYAはすぐに客席の方に目を向け、怒りの矛先を変えて「おまえらまだいけんのやろな? 殺す気で来いよ!」と「THIS WORLD」へ。
 ROTTENGRAFFTYのライブアンセム「THIS WORLD」の破壊力は凄まじく、感情を溢れさせたオーディエンスが負けじとステージ方向へ殺到。曲の途中で客席に降りたNOBUYAとN∀OKIは客席エリアのかなり深いところまで歩を進め、観客に支えられながら鬼神のような表情で歌い、会場の興奮は限界値を超える。その「THIS WORLD」を終えてステージに戻ったN∀OKIがMCで言った「2日間、28バンド。お笑い、ブランド、カルチャー、スタッフ。そしてあなたたち…これが俺たちの宝物です」という言葉に胸を熱くする。
 ROTTENGRAFFTYのライブをそのまま言い表したような“感情が追いつかないぐらいの 剥き出しの果てまで”という歌詞が胸に刻まれる新曲「響都グラフティー」、命を削って鳴らされた「零戦SOUNDSYSTEM」。濃密なライブはいよいよ佳境に差し掛かる。
 N∀OKIが「まだ見たことのない境地へ。こんな声出したことない。こんなに暴れたことない。そんな思いの丈を全部さらけ出せ!」と叫んで「金色グラフティー」へ突入。数え切れないほどのダイバーが舞う客席に向けてNOBUYAが「俺らにケンカ売ってるんですか? ダイバーの数、少なすぎるやろ!」とまたしても自らケンカを買いにいき、客席はまるで沸騰したお湯のようなお祭り状態。その勢いのまま「秋桜」に入り、暴れ尽くした本編が終了。

 アンコールでは、dustboxのSUGAとJOJIをステージ迎えてdust'nGRAFFTY名義の新曲「nothing to be afraid of -怖れるものは何もない-」を披露し、「この歌に俺たち自身が救われた」とN∀OKIが説明した「マンダーラ」ではDragon AshのKjが参加。スペシャルなライブの連続で会場を歓喜させた後、最後はN∀OKIが「こいつが居なかったらROTTENGRAFFTYはとっくに壊れてた。俺らの家族」と紹介して10-FEETのTAKUMAを迎え入れて「切り札」へ。10-FEETのNAOKIも参加し、身体の中に少しだけ残ったガソリンをすべて燃やし、全力で暴れまくって大団円。2日間猛スピードで走り続けた“響都超特急2024”は、凄まじい勢いのまま終点に到着した。

 終演後、来年3月19日に約2年半ぶりとなるオリジナル・アルバムと、2024年10月6日に開催されたワンマンライブ“ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary 響都グラフティー”を収録した映像作品のリリースが発表された。常に前傾姿勢で突っ走り、我々を未知の先へ連れて行ってくれるROTTENGRAFFTY。来年も彼らから目が離せない。

 ROTTENGRAFFTYの宝物のみなさま、“響都超特急2024”お疲れ様でした。また来年も最高の音楽が鳴り響く冬の京都で会いましょう。良いお年を。



TEXT:Takeshi.Yamanaka


photo:Yukihide"JON..."Takimoto  / かわどう / 岩渕直人 / Taka"nekoze photo"

【響都超特急2024 ~KYOTO ULTRA EXPRESS~】
▼日時/会場
12月21日(土)、22日(日) 京都パルスプラザ
<乗車時刻(開場時間)> 各日 10:00
<発車時刻(開演時間)> 各日 11:00

▼動員数
23,000人(12月21~22日の2日間)

▼金閣ステージ ※50音順
21日(土)
氣志團 / Crossfaith / ハルカミライ / 04 Limited Sazabys / マキシマム ザ ホルモン / MAN WITH A MISSION/ヤバイTシャツ屋さん / ROTTENGRAFFTY

22日(日)
coldrain / The BONEZ / SHANK / dustbox / 10-FEET / Dragon Ash / HEY-SMITH / ROTTENGRAFFTY

▼銀閣ステージ ※50音順
21日(土)
ENTH / THE GELUGUGU / SIX LOUNGE / Jin Dogg / 四星球 / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / Dizzy Sunfist

22日(日)
GOOD4NOTHING / The Ravens / SHADOWS / BALZAC / FOMARE / 山嵐 / ROWHOO

▼MC(両日)
やべきょうすけ

▼イベント特設サイト
https://kue.rotten-g.com/24/

【ライブ情報】
Blown in the Reborn TOUR 2025
2月13日(木)仙台Rensa  OPEN/START 18:15/19:00  w/ハルカミライ
2月15日(土)札幌PENNY LANE24 OPEN/START 17:15/18:00 ※ONEMAN
2月18日(火)Spotify O-EAST OPEN/START 18:00/19:00 w/Dragon Ash
2月20日(木)名古屋ダイアモンドホール OPEN/START18:00/19:00 w/Coming Soon...
2月27日(木)なんばHatch    OPEN/START18:00/19:00 w/ Fear, and Loathing in Las Vegas
3月1日(土)福岡DRUM LOGOS OPEN/START17:15/18:00 w/Coming Soon...

【料金】
前売り1Fスタンディング¥5,160(税別)
2F指定席(大阪のみ)¥5,610(税別)

※小学生以上有料/未就学児入場不可
(2F指定席保護者の膝上であれば可。但し席が必要な場合はチケットが必要です)

【最新リリース情報】
【アルバム】
◼️発売日:2025年3月19日(水) ◼️タイトル:「わびさび」
https://www.jvcmusic.co.jp/rottengraffty/Linkall/VICL-66038.html
◼️商品形態
完全生産限定盤 A(2CD+Blu-ray)VIZL-2410 / ¥7,150(税込)/ ¥6,500(税抜)
完全生産限定盤 B(2CD+DVD) VIZL-2411 / ¥6,600(税込)/ ¥6,000(税抜)
通常盤(2CD) VICL-66038~66039 / ¥4,400(税込)/ ¥4,000(税抜)

<CD 収録内容>
DISC1:わび
暁アイデンティティ
Blown in the Reborn
響都グラフティ―
他 全7曲を収録予定

DISC2:さび
リアレンジアルバム(予定)

<Blu-ray/DVD 収録内容>
・特典映像を収録したディスク(予定)

【映像作品】
◼️発売日:2025年3月19日(水)
◼️タイトル:「ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary 響都グラフティー」
https://www.jvcmusic.co.jp/rottengraffty/Linkall/VIZL-2412.html
◼️商品形態
Blu-ray 完全生産限定盤(2Blu-ray+2CD+PHOTOBOOK)VIZL-2412 / ¥9,680(税込) / ¥8,800(税抜)
DVD 完全生産限定盤(2DVD+2CD+PHOTOBOOK) VIZL-2413 / ¥8,580(税込) / ¥7,800(税抜)
Blu-ray 通常盤 VIXL-473 / ¥4,400(税込) / ¥4,000(税抜)
DVD 通常盤 VIBL-1164 / ¥3,850(税込) / ¥3,500(税抜)

<Blu-ray/DVD完全生産限定盤付属内容>
・25 周年ドキュメンタリー映像を収録したディスク(Blu-ray/DVD)
・LIVE CD2枚組
・フォトブック付属

<収録内容>
ハレルヤ / SPECTACLE / ⼣映え⾬アガレ / かくれんぼ / 世界の終わり / ⼀撃 / TIME IS OVER / ASIAN MARKET POW / PLAYBACK / SHRED / STAY REAL / 銀⾊スターリー / 響く都 / ハロー、ハロー / Blown in the Reborn / 永遠と影 / D.A.N.C.E. / THIS WORLD / 響都グラフティー / e for 20 / 零戦SOUNDSYSTEM / ⾦⾊グラフティー / 秋桜 / 暁アイデンティティ / マンダーラ / Familiarize / 切り札


【数量限定 25 周年ゴールドボックスセット】 ※610 倶楽部 / VICTOR ONLINE STOREにて販売
https://610club.rotten-g.com/
◼️発売日:2025年3月19日(水)
◼️タイトル:「ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary Special Box」
◼️商品形態
【数量限定生産ゴールドボックス Blu-ray セット】 NZS-992 / 価格¥33,000(税込)¥30,000(税別) 
<スペシャルボックスセット内容[Blu-ray]> 
・「わびさび」完全生産限定盤A(2CD+Blu-ray) 
・「ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary 響都グラフティー」 Blu-ray 完全生産限定盤(2Blu-ray+2CD+PHOTOBOOK)
・オリジナルデザインTシャツ
・メンバーアクリルスタンド6体セット
・オリジナルステッカー
※特製配送BOXに収納いたします。
※Tシャツはフリーサイズになります(Lサイズ相当)

【数量限定生産ゴールドボックスDVDセット】 NZS-993 / 価格¥31,350(税込)¥28,500(税別) 
<スペシャルボックスセット内容[DVD]> 
・「わびさび」完全生産限定盤B(2CD+DVD) 
・「ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary 響都グラフティー」DVD完全生産限定盤(2DVD+2CD+PHOTOBOOK)
・オリジナルデザインTシャツ 
・メンバーアクリルスタンド6体セット
・オリジナルステッカー 
※特製配送BOXに収納いたします。 ※Tシャツはフリーサイズになります(Lサイズ相当)

<数量限定ゴールドボックスセット販売方法>  
◯610倶楽部有料会員限定先⾏予約期間:2024年12⽉22⽇(日)20:00〜2025年1⽉21⽇(火)23:59 予定  
◯610倶楽部会員、VICTOR ONLINE STORE一般予約開始:2025年1⽉22⽇(水)11:00〜(発売予定)  
※本商品は数量限定販売のため、610倶楽部有料会員者向けに期間を設けて先⾏予約を行います。  
※オフィシャルファンサイト「610倶楽部」に関しては、https://610club.rotten-g.com/をご覧ください。  
※予約数が数量限定数に達した場合、610倶楽部会員、VICTOR ONLINE STOREの一般予約は行わない可能性がございます。※610倶楽部有料会員限定先⾏予約期間でご予約の方にはオリジナルコットン巾着(サイズ:W約160mm×H約200mm)を特典としてプレゼントします。 
※先⾏予約期間以降にご予約してもオリジナルコットン巾着は特典として付きません。 

【ROTTENGRAFFTY】
響く都・京都にて結成。
2019年には結成20周年を迎え、全国ツアーやフェスに勢力的に出演し、12月には地元 京都の世界遺産・東寺でワンマンライブを開催するなど大きな話題を呼ぶ。そして、結成当初から続いている主催フェス”ポルノ超特急”は2014年に京都パルスプラザへ会場を移し、2016年以降は2日間開催。合計3万人以上を動員し、冬・京都の一大イベントとして不動の地位を確立させている。2022年10月には最新アルバム『HELLO』をリリース。
2023年からは主催フェスの名前を”響都超特急 〜KYOTO ULTRA EXPRESS〜”に変え、Gt,MASAHIKOが6人目のメンバーとして正式加入。
今年も”響都超特急2024 〜KYOTO ULTRA EXPRESS〜”が2日間にわたり開催!

結成25周年を迎えてもなお、ROTTENGRAFFTYしか形に出来ない轟音と静寂、ラウドとメロウ、デジタルとアナログ、相対が共鳴する独才不覇のSYNCHRO SOUNDは勢い止まらず、来年3月19日には約2年半ぶりとなるアルバム『わびさび』のリリースが決定している。

オフィシャルHP

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