南こうせつが、9月23日(月)に「南こうせつ ラストサマーピクニック in武道館」を開催した。
サマーピクニックは、1981年に熊本県阿蘇郡産山村での開催から始まり、2019年の14回目にシリーズ終焉を迎えた野外ライブイベント。
デビュー55周年となる今年、そのサマーピクニックが『ラストサマーピクニックin 武道館』となって一夜限りで復活。今回で正真正銘のラスト公演になるという事で、武道館のチケットは即完売。席を追加で用意したがそれでも足りず、さらに立ち見席も追加されるほど多くのファンが駆けつけた。
「サマーピクニック」のヒストリー映像がビジョンに映し出された後、アコースティックギターを抱えた南がバンドメンバーと共にステージに登場。会場のファンに手を振り、大きな拍手が響く中、「あの日の空よ」でスタートした。
「皆さんもいろんな野外コンサートにも参加したでしょう。そういった楽しかった夏のイベントを思い出しながら、多分3時間を過ぎると思いますが(笑)、参加された1万人の人たちとは何か縁があるんだよね。そんなことも感じながら歌うから、お互いに人生のいい思い出にしたいと思います。よろしく!」
とコメント。
「夏の少女」、「妹」など、往年の名曲を披露すると、ここでスペシャルゲストのさだまさしが登場。さだがサマーピクニックに出演するのは約10年ぶりだという。
2人で「神田川」を歌唱し、さだの名曲「北の国から」を会場全員で大合唱。
そこへ2人目のスペシャルゲスト・森山良子が登場すると、付き合いの長い3人だからこその和やかなトークで盛り上げ、「この広い野原いっぱい」を3人で披露した。
公演も中盤を迎える頃に南が、
「実は飛び入りのゲストを呼んでいまして、来てくれたので紹介しますね。」と話すと、ゆずがサプライズで登場。
南が本公演のリハーサルをとあるスタジオで行っていたところ、ゆずも偶然同じスタジオでライブのリハーサルをしており、その際に南から出演のオファーをしたという。
ラストサマーピクニックに出演できたことについてゆずの2人は、
「こうせつさんが初めて武道館ライブをされたのが1976年。実はその年は我々が生まれた
年でして、そしてサマーピクニックが始まったのが僕たちが6歳の時で、まさかこうしてこのステージに立てるなんて思っていなかったので本当に嬉しいです。」
とコメントし、代表曲の「栄光の架橋」と、南のリクエストで「夏色」を披露し会場をさらに盛り上げた。
アンコールでは南が、「自分が記憶している中でこんなに楽しい夜は無かったです。ありがとう。」と語り、最後に1曲目に歌唱した「あの日の空よ」を会場全員で歌唱し、最後のサマーピクニックは幕を閉じた。
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<「南こうせつ ラストサマーピクニック in武道館」セットリスト>
セットリストプレイリスト公開中
各配信サイト:https://lnk.to/lastsummerpicnic
1. あの日の空よ
2.夏の少女
3.ギターを鳴らせ
4.妹
5.歌うたいのブルース
6.男たちよ
7.Summer♪Angel
8.神田川(南こうせつ/さだまさし)
9.北の国から(さだまさし)
10.いのちの理由(さだまさし)
11.この広い野原いっぱい(森山良子/さだまさし/南こうせつ)
12.涙そうそう(森山良子)
13.好きだった人
14.うちのお父さん
15.時は流れて風が吹く
16.栄光の架橋(ゆず)
17.夏色(ゆず)
18.幼い日に
19.君といっしょなら
20.たぬき囃子
21.男が独りで死ぬときは
22.夢一夜
23.道
24.あの人の手紙
25.マキシーのために
26.夜明けの風
<アンコール>
1.歌って笑って
2.満天の星
3.心の虹
4.あの日の空よ