『ヤクザと家族 The Family』『PLAN 75』など幅広いジャンルで存在感を放ち、2023年『月』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するなど鮮烈な演技を重ねる実力派俳優・磯村勇斗と、2024年にCDデビューを果たした4人組アイドルグループ「Aぇ! group」のメンバーで、歌・バラエティ・舞台と多方面で活躍しながら、今回が個人では映画初主演となる末澤誠也がW主演を務める、映画『mentor』(メンター)が10月16日(金)に公開!そして、本作のタイトルにもなっている、物語の鍵を握る重要な“メンター”役には綾野剛。火傷の特殊メイクに3時間をかけて臨み、圧巻の怪演を見せる!
本作で脚本・監督を務めるのは、唯一無二の感性でオリジナル作品を生み出し続け、『ミッシング』(24)、『空白』(21) など観る者の心に鋭く切り込む“人間描写の鬼”吉田恵輔監督。
不穏さと可笑しさ、違和感と共感。そのすべてが入り混じり、A24作品を想起させるような、観る者の感情をかき乱す“感情カオス”の映画体験が待ち受ける。今年の賞レースを大きく賑わせるであろう、吉田恵輔監督の最高傑作が誕生した。
この度、9月30日(水)に映画本編が初お披露目となる『mentor』ジャパンプレミアを実施!イベントにはW主演の磯村勇斗と末澤誠也、物語の鍵を握るメンター役を担った綾野剛、そして本作のメガホンをとった吉田恵輔監督が登壇し、撮影中の裏話や本作の魅力を語り尽くす、会場全体を巻き込んで大盛り上がりのステージとなった!
観る者の感情をかき乱す“感情カオス”の映画体験が待ち受ける話題の映画『mentor』(10月16日公開)。そのジャパンプレミアが9月30日(水)にTOHO シネマズ 六本木ヒルズにて実施され、W主演の磯村勇斗と末澤誠也(Aぇ! group)、共演の綾野剛、そして吉田恵輔監督が登壇。満員御礼の会場で歓声と拍手に包まれながらキャスト陣&監督がステージ上に勢揃いした。
少年時代に花火遊びをきっかけに火事を起こした罪の意識を、アーチェリー選手としてオリンピック日本代表になる夢を追いかけることで封印しながら日々を過ごす益子龍之介を演じた磯村は、「ようやく『mentor』を皆さんにお披露目できる事に、僕自身も嬉しく思います。本当に楽しく、笑える映画になっていますので、ごゆっくりご鑑賞ください」と映画本編の上映を心待ちにする観客に向かって挨拶。
龍之介とともに火事を起こしてしまい、罪の記憶から抜け出せず陰鬱な日々を送る中、自分を包み込んでくれた埜本を“メンター”として心酔していく上谷拓海を演じた末澤は、「一足先に皆さんに観ていただけるという事で、反応が楽しみですし、観終わった際に皆さんがどのような感情になられているのかとても気になります」とこの日を心待ちにしていた様子を覗かせた。
また、15年前の火事で妻子を失いながらも火事を起こした二人の前に再び現れ、恨み言どころか驚くほど優しく接するものの、その優しさの裏に何を抱えているのか分からない埜本潤を演じた綾野は、「皆さんに作品をお届けできるのが嬉しく、この貴重な2時間を本作にお預けくださったことに大変感謝申し上げます」と喜びを込めてコメント。
吉田監督はMCから「人間描写の鬼」と紹介されると「はい、鬼です!」と照れ笑いを交えながら、「今回は観てくれた方々がどう思われるのか全くわからない、謎の作品が出来ました。皆さんの率直な意見が聞きたいです」と鑑賞後の反応に興味津々だった。
役を演じるにあたって、練習を重ねてアーチェリーに初挑戦した磯村は「ずっとやりたかったスポーツだったので、熱意を持ってトライする事が出来ました」と振り返るも、吉田監督からの無茶ぶりがあった事が判明。
本番では70メートルから矢を放ち、見事に的中させたものの、「当初50メートルで矢を放つ予定で体作りや部品などの準備を進めていたんですが、撮影初日に監督からいきなり『70メートルでもやろうよ!』と言われまして。急に色々と再調整をすることになって、思わず『この監督ヤバいな…』と思ってしまいました(笑)」と舞台裏を明かし、当の吉田監督は「でもちゃんと出来ていたからね!さすがスターです!」ととぼけて笑いを取っていた。
単独では初主演となる末澤は「撮影に入る前は、綾野さんと磯村君の間でお芝居をするのが怖かった」と心境を打ち明けると、磯村と綾野はすかさず「どこが怖いの!?」と笑いながら詰め寄る一幕。
末澤を「怖いですよ!その言い方!」と怯えさせるも、磯村は「現場には役者・末澤誠也がいました。完全に上谷拓海役にハマっていると思ったし、心強かった。一緒にW主演を務める事が出来て楽しかったです」と賛辞を送っていた。
次に、約3時間にも及ぶ特殊メイクを施した、別人級の綾野の姿に話題が移ると、体重をマックスに上げている時期だったこともあり、綾野は「末澤君と僕のカットバックを撮る際に、僕の広背筋で末澤君が映らず…。同じ距離では撮れないという状況になってしまった。僕ナメで撮りたいのに、僕の広背筋しか映っていないという」と思わぬ弊害が起きていたことを告白。
そんな綾野と対峙した末澤は「初めて現場でお会いした時に『デカッ!』と。体の厚みが凄かった」と振り返った。プライベートでも親交の深い磯村も「笑ってしまうくらい違う人がいました。これまで剛さんの色々な役を見てきましたが、まだ出してないものがあるんだと。武器をいくつ隠しているんだ!?と思いましたし、現場で見ていて面白かったです」と目を丸くしていた。
一方、かねてより磯村の主演作に出演したかったという綾野は「彼とは色々な作品で共演させて頂く中で、彼が主役をやる時に自分がその作品に参加することを目標にしていたので、今回は念願叶って嬉しかった」と喜び、末澤については「そこに末澤君という新しいパートナーが入って来てくれて、彼のオリジナルな部分を作品と役に投影している姿を見て感銘を受けました。彼にしか出来ないものが沢山詰まっています」とW主演のイソスエコンビを称賛。
この言葉を受けて、磯村は「僕らとしては劇中でも、そして役者としても剛さんはメンターのような存在だった」、末澤も「現場でもメンターのように引っ張ってくださった」と互いに感謝し合う一幕も。
さらに、吉田監督はキャスティングについて話が及ぶと、「脚本を書いていると自然と顔が浮かんだ。ただ上谷拓海だけが自分のリストの中に出て来なくて、プロデューサーから紹介された。末澤さんを見た時に『ちょうど良い奴、見つけた!』と思った。綾野さんと並べると子犬が付いて行くような感じで微笑ましい気持ちになる。ほんと、ちょうど良い人がいて良かった!」とベストな配役だと胸を張っていた。
また、自宅で何度も練習をしたという末澤の土下座シーンについては、「土下座って何種類もあるんだと今回気付きました。あんなに鏡前で土下座練習をしたのも初めて。そもそも土下座なんて絶対にしない方が良いので、これ以上土下座する事はないだろうと思いながらも、どうしたら拓海らしく色々な土下座が出来るだろうかと考えていました」と熱く研究を重ねたことを報告すると、
綾野は「最高でした。末澤君の土下座のレパートリーに僕らが耐え切れずに現場を止めるという。こんなに腰の位置って上がるんだ!?と思ったりして。末澤君が一切遊び無しのフルスイングでやるから、効果的な力を発揮している気がした」と感動。
すると末澤は「全て土下座に注いでやっていたけれど、お二人が笑ってNGを出されるので…。何回か『ちょっと、先輩…』とは思っていましたけれど」とぶっちゃけトークを展開し、会場は笑顔に包まれた。
ここでキャラクター3人がどこかちょっとおかしい映画の内容にちなんで、「この中でちょっとだけおかしいのは誰?」という企画を実施!すると、磯村は末澤を、末澤と綾野は吉田監督を、吉田監督は綾野を指名する結果に。
吉田監督を選んだ末澤の「監督は発想がすごく面白い。どういう脳みそならそんな発想が出てくるのか?」という素直なコメントに対して、綾野は「だって監督はド変態じゃないですか!」とバッサリ。
さらに、吉田監督は「綾野さんは普通に変な人」と答え、ある種の相思相愛な関係が判明する場面も。
また、磯村は「末澤君は背後にもう一人、スタンドみたいなものが絶対にいる。話していても会話は出来ているけれども、そこに芯がまったくないから」と辛口な回答を披露。末澤が「どういう事!?」と困惑すると、磯村は「悪魔的な人がいる。土下座したり、奇声あげたりする演技が終わった後に急に顔が普通になるから。一体何を考えている人なのだろうかと思った」と解説した。
これに末澤が「集中していたんです!」と訴えると、綾野が「末澤君は明るさとミステリアスさが上手く共存しているように見えないから、余計そう感じたのかも。そういうちょっとしたズレはオリジナリティーがあるようでカッコいい。新ジャンルで僕は興味津々」と語り、末澤は「全部綾野さんが言ってくれた!こういう風に言って欲しい!」と溜飲を下げていた。
最後にW主演の末澤は「試写を観てくださったスタッフさんからは色々な意見を頂いて、しかもその感想が皆さんバラバラでした。人によって映画を観終わった際の気持ちが違う作品だと思うので、このおかしな3人を楽しんで、各々が感じた感想をSNSなどで呟いていただけたら」と期待を膨らませた。
同じく磯村も「トライアングルの人間関係を堪能していただきたいです。また、この作品は僕の地元・静岡で撮影しました。静岡からとんでもないエンターテイメントが、化け物が生まれたと思っています。隣の人の事を気にせずに、声を出して笑って楽しんで観ていただけたら嬉しいです」と熱いメッセージを贈り、大盛況のうちにイベントは幕を閉じた。
映画『mentor』ジャパンプレミア 概要
■日程:9月30日(水)
■会場: TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
■登壇者(敬称略):磯村勇斗、末澤誠也、綾野剛、吉田恵輔監督
『mentor』
それは運命の再会だった。15年前に花火遊びでアパートの火事を起こした拓海(末澤誠也)の前に現れたのは、その火事で大火傷を負い、妻子を失った埜本(綾野剛)。
恨んで当然の相手なのに、詫びる拓海を優しく包み込む埜本。その不思議な優しさに惹かれ、埜本を"メンター"として慕い急速に距離を縮めていく拓海。
一方、拓海とともに火事を起こした龍之介(磯村勇斗)は、アーチェリー競技と出会い、オリンピック日本代表になるという夢を追いかけていた。今の龍之介にとって拓海や埜本との再会は、平穏を揺るがしかねない。埜本に触発されて被害者への謝罪にのめり込む拓海にも、不気味なほどに優しすぎる埜本の態度にも違和感を拭えない龍之介。
やがて事態はまさかの方面に転がり、歪な三角関係は狂っていく。そして物語は、誰も想像しなかった結末へ。
脚本・監督:吉田恵輔
出演:磯村勇斗、末澤誠也、木南晴夏/酒井若菜、川上麻衣子、二村仁弥、黒沢あすか、田村泰二郎/綾野剛 他
製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ
企画製作:スターサンズ
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ、スターサンズ
(C)2026「mentor」製作委員会
