ピン芸人・kento fukayaがプロデュースする芸人アイドルグループ・ZiDolが、ワンマンライブ『ZiDol ONEMAN LIVE in 東京キネマ倶楽部』を3月28日に東京キネマ倶楽部にて開催しました。

ZiDolは、浦井のりひろ(男性ブランコ)、稲田美紀(紅しょうが)、ケツ(ニッポンの社長) 、中谷祐太(マユリカ)、高見(スーズ)から成る、“誰でも会える、お金にならないアイドル”をコンセプトに活動しているアイドルグループ。kento fukayaがプロデュースするアイドル強制発掘ドキュメンタリー「the idol」から誕生しました。

場内が暗転し、フロアには色とりどりのペンライトが灯され、オープニング映像が流れると、客席からは「フ〜!」と声が上がりました。熱気が最高潮に高まったところで、カラフルなスーツに身を包んだ5人がステージに現れると、「ダリアマリア」でライブは幕を開けました。

中谷が「行くぜ、鶯谷!」と煽り、間奏では稲田をフィーチャーした振り付けで魅了しました。1曲目からさっそく会場は興奮と一体感に包まれました。歌い終えると、ZiDolの立役者・kento fukayaをMCに迎え、6人でトークを展開。kentoが「どうですか? ひさしぶりのワンマンは」と尋ねると全員が口を開けなくなるなど、さっそく疲れを見せるも、稲田が中谷の「行くぜ、鶯谷!」という煽りに対し「あれ、何なん?」と鋭くツッコミ。中谷は「ワンマンライブと言えば」と自身のライブ観を述べました。

東京キネマ倶楽部は昭和のグランドキャバレーだった施設を利用したライブハウス。その雰囲気の良さから今回のワンマンライブの会場として選ばれました。その歴史ゆえエレベータなどの施設に歴史が残っています。エレベータの扉が閉まるのが早いということを伝えようとした高見が「後ろ足が挟まった」と説明し、一同からツッコまれるなど、ZiDolメンバーは軽妙なトークでも場内を盛り上げました。

メンバーが着替えている間、kentoが“舞台で言うほどではないけど地味にキモい”という芸人の“小ニュース”を紹介。「景色のいい露天風呂に入っていたら知らないジジイに40分絡まれ景色見れずのぼせてダウン」(浦井)、「プロ球団の2軍選手からDMがくるが私服がダサくて既読無視」(稲田)、「キャリーケースにシーパップを入れて空港に行き、ガスボンベ持ってますかとテロリストに間違えられる」(中谷)などが紹介されたほか、kentoのモノマネも披露され、笑いで時間をつなぎました。

そして準備が整うと再びライブへ。黒のジャケットスタイルに着替えたメンバーが再びステージに登場し、新曲「夜が笑う」を披露。ジャジーで艶やかな同曲を、クールにパフォーマンスしました。ジャケットを生かした振り付け、フォーメーションを生かした構成など、見どころ満載の同曲。なかでも最も見どころなのが、高見の“逆ムーンウォーク”です。

高見は振付師に「逆ムーンウォークってどうやるんですか?」と教えを乞うも、「そんなのないから好きにしてください」と言われたそうで、独自の解釈での“逆ムーンウォーク”を取り入れていることを明かしました。

2曲を終えるとコーナーへ。1つ目のコーナーは「光当てるわ」。3つの顔が開いた顔出しパネルにメンバーがそれぞれ入り、回答者は指定されたメンバーが入っていると思う顔を懐中電灯で照らします。指定されたメンバーを照らすことができれば照らされたメンバーが罰ゲーム、照らすメンバーを間違えれば照らすメンバーが罰ゲームというルール。1回目は光役をケツ、顔役を浦井が担当。

ケツが浦井を照らせず罰ゲームになり、即興ギャグを行うも、罰ゲームが面白くないという判定がくだされてセンブリ茶を飲みました。2回目の光役は稲田、顔役は中谷。稲田が見事中谷を照らし、中谷が罰ゲームに。中谷は出されたお題「ピザ」のギャグで爆笑をかっさらい、センブリ茶は回避しました。

するとここでkentoの無茶振りが発動。パネル関係なく、じゃんけんで勝った人が、並んだ5人の中から一人を照らし、照らされた人が即興ギャグをするというデスゲームが行われることに。じゃんけんで勝ち、光役を勝ち取ったのは浦井。「まぁ自分を照らすことはないもんな」という他メンバーの囁きに誘われ、思わず自身を照らしてしまった浦井が即興ギャグを行うことに。

しかしそのギャグが面白かったため、残りの5人がセンブリ茶を飲むことに。そんな5人を見ていた浦井も結局センブリ茶を飲まされるという怒涛の展開で「光当てるわ」は締めくくられました。

続いてのコーナーは「似非デレラのコールを考えよう」。その名の通り、コール部分の多いZiDolの楽曲「似非デレラ」のコールを考えるというもの。曲中のコールはkentoが事前に考案してきたといい、曲終わりのコールをみんなで考えます。

メンバーは先ほどの即興ギャグや芸人の“小ニュース”などから、コールを考え始めました。そして中谷の小ニュースから、「Are you テロリスト?」とファンがコールし、中谷が「Yes, シーパップ」と答えるというコールアンドレスポンスに決定しました。

最後のコーナーは「MVビデオを撮影しよう」。稲田の「MVは『ミュージックビデオ』の略だから『ミュージックビデオビデオ』になっている」という真っ当なツッコミを受けつつ始まったこのコーナーは、新曲「夜が笑う」のMV撮影を行うというもの。

撮影するのは高見の逆ムーンウォークパート。カメラマンがステージに上がり観客をバックに高見が逆ムーンウォークを行う場面の撮影と、ステージに360度カメラを設置しメンバーと盛り上がるフロアを捉えるシーンの撮影が行われました。

3つのコーナーを終えると、kentoの曲振りから突然「today isまにまに」でライブを再開。メンバーは「急に始まるんや」と口々に言うも、イントロが始まると表情は一転。クールなパフォーマンスで盛り上げました。

曲が終わると、持ち曲がなく1曲しかなかった初期を思い出した中谷が「曲があると助かるね」と声を弾ませる。そしてライブはラストナンバー「似非デレラ」へ。kentoがサブステージからコール&レスポンスの部分のカンペを見せ、最後には「Are you テロリスト?」「Yes, シーパップ」との盛大なコールが起こり、大盛り上がりとなりました。

するとここで、「夜が笑う」が3月29日に配信リリースされること、そして7月23日に1stアルバム『the idol』リリースされること、さらにはアルバム発売を記念して8月に東京・Zepp Hanedaと大阪・Zepp Nambaでレコ発ツアーZiDol ONEMAN LIVE TOUR 2025「the idol」を開催することが発表されました。

アルバムはkentoいわく「チャートインを目指して」複数形態での発売に。kentoは「アルバムが売れてCDTVとかMステに出てほしい」とZiDolへの期待に胸を膨らませました。

最後に全員で写真撮影、ファンへのお手振りなど、アイドルらしい締めくくりで本編を終了しました。

アンコールの声に呼ばれて、再び登場した5人は、この日2度目の「夜が笑う」をパフォーマンス。間奏の高見の逆ムーンウォークでは、ひときわ大きな歓声が上がりました。

さらに、トークなど挟まず続けて「赤裸々のリラ」へ。こちらでは浦井のエアギターが炸裂。大歓声と共に、熱狂のうちにライブはフィナーレを迎えました。

3月28日(金)ZiDol ONEMAN LIVE in 東京キネマ倶楽部 セットリスト

M1:「ダリアマリア」
M2:「夜が笑う」

企画コーナー①「光当てるわ」 ➁「似非デレラのコールを考えよう」③「MVビデオを撮影しよう」

M3:「today is まにまに」
M4:「似非デレラ」

EN1:「夜が笑う」
EN:2「赤裸々のリラ」

2025年7月23日(水)発売 CDアルバム ZiDol 『the idol』

■初回限定盤A(CD+DVD)
品番:YRCN-95393
価格:¥3,636(税抜)/¥4,000(税込)
仕様:CDアルバム1枚+DVD1枚
全10曲収録予定

■初回限定盤B(CD+写真集)
品番:YRCN-95394
価格:¥3,636(税抜)/¥4,000(税込)
仕様:CDアルバム1枚+写真集(36P)
全10曲収録予定

■通常盤(CD ONLY)
品番:YRCN-95395
価格:¥2,273(税抜)/¥2,500(税込)
仕様:CDアルバム1枚
全9曲収録予定

※初回プレス限定封入特典※
セルカトレーディングカード 1枚
初回盤Aver.3種類
初回盤Bver.3種類
通常盤ver.3種類の中から
それぞれ1枚をランダム封入

ZiDol ONEMAN LIVE TOUR 2025「the idol」 ワンマンライブツアー公演概要

<チケット料金>
1Fスタンディング ¥5,500(税込)当日ドリンク代別途
2F全席指定 ¥6,500(税込)当日ドリンク代別途
[!]チケット形態・・・紙チケットのみ
[!]年齢制限・・・未就学児童入場不可
※小学生は保護者同伴のみ入場可能

<公演日・時間・会場>
【TOKYO】
日程:2025年8月1日(金)
時間:開場 18:00 開演 19:00
開場:Zepp Haneda (大田区羽田空港1丁目1-4)

【OSAKA】
日程:2025年8月3日(日)
時間:開場 17:00 開演 18:00

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