昨年から足掛け1年に渡り開催されてきた『FLOW WORLD TOUR "ANIME SHIBARI 2024-2025"』が、5月12日(月)、マレーシア・クアラルンプールのZepp KLにて幕を閉じた。

このツアーは、昨年から自身最大規模のワールドツアーとしてFLOWがこれまで手がけた「NARUTO」「コードギアス」「ドラゴンボール」などの数多くのアニメタイアップ曲を演奏する内容で、初のオーストラリア公演を皮切りに、北米、ヨーロッパ、中東、ラテンアメリカ、日本各地を含むアジアなど世界中を回ってきた。

今回は東南アジア公演のファイナルにあたるマレーシア・クアラルンプール公演のライブレポートが到着した。




Live Report Text by えびさわなち

アニメ放送が終わろうとも音楽でその魅力を伝えるFLOWの旅路

およそ1年に渡るワールドツアーの千秋楽はクアラルンプールのファンと共に!

ざわめく会場内。様々な日本アニメ主題歌流れる中、米津玄師歌う「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」OPPlazma大きく響い瞬間、音止まる。鐘響き、重厚なBGMにナルトち木忍びちやルルーシュとC.C、スレイとミクリオら重なり、大歓声沸く。世界中FLOWと共に旅をしてきキャラクター声に背を押されるようにステージに登場しFLOW面々。「行くぞ!クアラルンプール!」とKEIGO声をあげると、「FLOW WORLD TOUR ANIME SHIBARI 2024-2025”」千秋楽は、アニメ「NARUTO-ナルト-OPRe:member幕を開け

ステージへ向けて拳り、「Wow Wow」と歌声も沸いRe:member」に続く「風ノ唄」はシンガロングなイントロ会場を一体にする。ケルティックなサウンド壮大に響く一曲にクラップ沸き、アニメ『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』人気を知らしめ。「FLOW is BACK!!!」とKEIGO。「“アニメ縛り”と銘打っ今回ライブは、FLOW楽曲もアニメ主題歌を届けるよ」と英語伝えると、そこからは日本語MCをしているにも関わらず、大歓声起きる。これ世界を沸かせるFLOWライブ、彼ら世界中を廻りなら育ててきFLOWと世界ライブだ。そしてここベースGOTS不在を告げると、ステージ4人を安心させるように暖かな歓声

FLOWと観客と想いを一つにしMC後に続いは不屈闘志と友情パワーを持って何度も立ち上るキン肉マン歌、アニメ「『キン肉マン』完璧超人始祖編」オープニングテーマある「LOVE & JUSTICE」。厳かなピアノ音と激しく轟く重厚なロックと情熱メロディと会場を席捲すると「友情パワー!」と声を重ねるマレーシアオーディエンス。そんな観客に向けて「全員行こうぜー!」と叫ぶKOHSHIに「オイ!オイ!とコールされドラマティックな一曲をより熱く彩っていっ畳みかけはアニメ『デュラララ!!×2 結』OPSteppin out」。不在GOTS存在感を改めて感じさせる長めに聴かせイントロから「オイ!オイ!」コール押し寄せるように響く中、軽快ダンサブルなロックンロールにフロアはペンライトぶんぶんと振り回されてい。ゴージャスなシンセ煌めく。響いは「CHA-LA HEAD-CHA-LA」だ。世界中され日本アニソンシンガーとしてレジェンドある影山ヒロノブい、もはや日本アニメ代名詞・アニメ『ドラゴンボール』OPカバー。FLOWにとっても劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 神と神』主題歌として歌い上げ一曲に会場沸く。日本語大合唱起きるとKOHSHIもステージからフロアを煽り、もっと、もっとと歓声を、合唱を求め、会場熱気は一気にクライマックスへ。FLOWと「ドラゴンボール」タッグによって生まれ劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 神と神』挿入歌「HERO ~希望歌~」も歌声を重ねるオーディエンス。声に満足気に笑顔を浮かべFLOWだっ

「みんな、楽しんる?」と英語語りかけるKOHSHIツアー前年20247月からスタートし、ついにファイナルあるここ、クアラルンプールZepp KLに辿り着いことを伝えると大歓声迎える。同じく前年にSACRA MUSIC FESマレーシアに来こともあり「だいま」と「おかえり」やりとりも。最高時間を共に作ろうと言う彼らに拍手送られ。そんなMC後にエウレカとレントン続く。レントンI can Fly-!」からライブはアニメ「交響詩篇エウレカセブン」ターンへ。ストリングス旋律とパーカッションリズムによって広まれるダンスロック「DAYS」に、フロアからも歌声そして「オイ!オイ!」コールも沸き上り、Zepp KLライブハウスからダンスフロアへと変貌させる。そんな「DAYSアウトロ静かに繋っていっは「ブレイブルー」だ。アニメ『エウレカセブンAOOPあり、メロディアスかつ重厚なダンスロックナンバーに青いペンライト揺れ

重々しくも緊迫感あるBGMから会場はアニメ『コードギアス 反逆ルルーシュ』世界へ。歓声り、抒情詩を読み上げるようなナレーションからルルーシュ言葉へと繋ると会場中願いギアスにかけられ、「COLORS壮大なイントロ鳴っ途端にフロアからは無数天へと突きあげられ。日本語大合唱生まれ、高くジャンプしなら高らかに謳いあげるフロアにKEIGOも腕をあげる。TAKEギター旋律空へと昇るように響き、オーディエンスとステージ4熱を繋ぐ。歌声一斉にあWORLD END続けば、IWASAKI叩き出す軽快なリズムに「オイ!オイ!」とコール重なり、輝きを放つドラマティックなロックンロールに歌声沸い

 

こうしてワールドツアークアラルンプールに来られてうれしす」と日本語伝えKEIGOは、ままマレー語も挨拶。歓喜するフロアオーディエンス。続けて英語FLOWは音楽世界と日本アニメを繋いいるだ、と告げると、そ後ろIWASAKIスマホライトをつけて右へ左へと振って見せる。会場からもスマホ掲げられ、凪ように緩やかに揺れる中、最新曲「Alright!!!」を披露される。アニメ『片田舎おっさん、剣聖になる』EDあるフォークロワ調大地を感じさせる一曲を全身に浴びるように堪能するマレーシアファンだっ

ピースフルな空気に包まれ会場テンションを一気に上昇させは、会場に響い和太鼓音と勇ましい男衆駆け声。ライブ様子を見に来ナルト、サスケ、サクラ、シカマル響く。アニメ『NARUTO-ナルト-ターンだ。まずはASIAN KUNG-FU GENERATIONカバー「遥か彼方」を披露。そはじまりから最後ま大合唱迎えられ一曲後に「Tick Tack」と共に光り輝くTAKE登場に沸い一年ぶりクアラルンプールメンバー紹介を挟み、「NARUTO-ナルト-ステージは続く。世界NARUTO-ナルト-」を掻き鳴らすFLOWも群を抜いて愛される「Sign」は大合唱始まっ。会場想い一つになるそ、ステージへと向けられ拳に、ステージからKEIGOKOHSHI向け拳に見えるようだっ。そんな一曲に続いGO!!!」は、FLOWにとって最も長く歌ってきアニメ主題歌。会場一体歌い上げなら、世界中作ってきウェーブをここも敢行。見事に完成しウェーブにマレー語クアラルンプール最高!」と叫ぶKEIGO。「次は必ず5戻ってくる!」と約束をしFLOWワールドツアー、そラストを飾っはアニメ『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-10代目OP曲「GOLD」だ。「GO!!!OLD」になって輝きを増しロックンロールワールドツアー最後ジャンプを見せ。アニメソング地球を揺らし続け彼ら、およそ1年に渡る「日本名作アニメを届ける旅」はこうして幕を閉じ。アニメ放送終了しても、アニメ魅力を音楽届けるFLOW快進撃は、まだまだ止まらない!

 

 

 

 

FLOW WORLD TOUR "ANIME SHIBARI 2024-2025" 6th. STAGE / Southeast Asia クアラルンプール公演 セットリスト>

Re:member

⾵ノ唄

LOVE & JUSTICE

Steppin' out

CHA-LA HEAD-CHA-LA

HERO 〜希望歌〜

DAYS

ブレイブルー

COLORS

WORLD END

Alright!!!

遥か彼⽅

Sign

GO!!!

GOLD

――――――――

 

5/28()には4月から放送中TVアニメ「片田舎おっさん、剣聖になる」エンディングテーマ「Alright!!!」を収録しFLOWメジャー41枚目となるシングル「Alright!!!発売される。

さらに、FLOW WORLD TOUR "ANIME SHIBARI 2024-2025"Spotifyプレイリストも公開されている、こちらもぜひ聴いてほしい。

https://open.spotify.com/playlist/3285Jrh8tEIuQ9XmpRv8Hl?si=932b3145044146e1

▼FLOW 41th Single 「Alright!!!」
発売日:2025年5月28日(水)

・予約はこちら
https://flow.lnk.to/Alright_CD

期間限定通常盤 [CD+BD]
VVCL-2690~2691 \2,200(税込)
※1形態のみ
※アニメ描きおろしジャケット

[収録内容]
-CD-
1. Alright!!!
2. Alright!!! -TV size-
3. Alright!!! -Instrumental-

-BD-
「片田舎のおっさん、剣聖になる」ノンクレジットエンディングムービー

FLOW THE FESTIVAL 2025
【日程】2025年6月14日(土)、15日(日)
【会場】ぴあアリーナMM
【開場/開演】10:00/12:00 
【特設サイト】https://www.flow-official.jp/cam/flowthefestival2025/
【ティザー映像】https://youtu.be/2VgIEsX61sI


6月14日(土)出演アーティスト
FLOW/Argonavis/サンボマスター/スキマスイッチ/DOES/ReoNa
高梨康治 & 刃-yaiba-(Welcome Act)

<サイドステージ>
▼DJコーナー
kevin mitsunaga (fhána)

▼PERFORMANCE
MADKID

▼クリエイターズトーク
齋藤P/DJシーザー/冨田明宏/YOU-TA(MADKID)
吉田尚記 (トークMC)

▼「結那ちゃんねる ~FLOW THE FESTIVAL 出張編~」上映
結那

<声の出演>
三瓶由布子

6月15日(日)出演アーティスト
FLOW/OxT/GRANRODEO/BACK-ON/flumpool/BLUE ENCOUNT
スピラ・スピカ(Welcome Act)

<サイドステージ>
▼DJコーナー
DJ和

▼PERFORMANCE
REAL AKIBA BOYZ

▼クリエイターズトーク
ネス from REAL AKIBA BOYZ/馬嶋亮(リスアニ!編集長)/幹葉(スピラ・スピカ)/ミト(クラムボン)
冨田明宏(トークMC)

▼「STUDIO HISASHI 〜FLOW THE FESTIVAL 出張編〜」開催

<声の出演>
福山潤

チケット
<2日通し券>
VIP指定席 2日券 41,260円(*VIPエリアでのライブ観覧+グッズ2点付き)
アリーナ指定席 2日券 24,000円
スタンド指定席 2日券 19,000円
車椅子席2日券 19,000円

<1日券>
VIP指定席 1日券 26,550円(*VIPエリアでのライブ観覧+グッズ1点付き)
アリーナ指定席 1日券 13,000円
スタンド指定席 1日券 10,900円
車椅子席1日券 10,900円

▼FLOW THE FESTIVAL 2025 〜決起集会・秋葉原〜
日程:2025年5月31日(土)
チケット:前売り  4,000円  当日 4,500円(①/② 会場共に)
会場①アニソンDJカフェ・バー雷神
OPEN 17:00/CLOSE 未定

【雷神・出演者】
DJ TAKE(FLOW)
秋谷啓斗
和泉風花
ノブ
T-Junkiee
結城
ささみ
珍ちくりん
茱萸
and  more...!!  

会場②IV AKIHABARA
OPEN 19:00/CLOSE 29:00

【IV AKIHABARA・出演者】
DJ TAKE(FLOW)
DJ 木島(ハンブレッターズ)
ネス from REAL AKIBA BOYZ
けいたん from REAL AKIBA BOYZ
DJ Shimamura
ATMK
Swedish Anisong Mafia
DJこころ
ぽにょ皇子
ゲッツ
OHASHI DISCO
DJシーザー
星名はる from アイロボ
nadeco
らっぷびと&ありれむ
DJパルム

PROFILE
<FLOW>

写真左から、 GOT´S(Ba)、IWASAKI(Dr)、KEIGO(Vo)、KOHSHI(Vo) 、TAKE(Gt)

KOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、TAKE(Gt)、GOT’S(Ba)、IWASAKI(Dr)の5人組ミクスチャーロックバンド。
兄弟であるKOHSHI(兄、Vo)、TAKE(弟、G)が1993年から音楽活動を始め、1998年にFLOWを結成。99年にKEIGO(Vo)、GOT'S(Ba)、2000年にIWASAKI(Dr)が加わり現在の形となる。
2003 年にシングル「ブラスター」でメジャーデビュー以来、ツインボーカルが織り成すメロディの強さと幅広い音楽性を武器に多くのヒット曲を世に放つ。特にアニメ作品との親和性に定評があり、アニメ『NARUTO-ナルト-』オープニングテーマ「GO!!!」や、『コードギアス反逆のルルーシュ』オープニングテーマ「COLORS」、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』オープニング主題歌「風ノ唄」など、数多くのアニメ作品のテーマ曲も手がけている。
さらに2006年以来、海外での活動にも精力的に取り組み、アジア、北米、南米、ヨーロッパ、オーストラリアなどのライブ実績をもち、”ライブバンド”として国境を越えて音楽を届けている。
2023年7月にはバンド最大規模となるワンマン公演「FLOW 20th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE 2023〜アニメ縛りフェスティバル〜」を幕張メッセ国際展示場で開催。そして2024年6月にはデビュー20周年の集大成として、ロックバンドが創るアニソンロックフェスと題した自身初の主催フェス「FLOW THE FESTIVAL 2024」をぴあアリーナMMで開催。

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