デビューから5年間で提供曲も含めて作った楽曲は60曲以上にも及ぶというeill。SNSで事前に募集していたリクエストコーナーに突入し、ファンから集まった懐かしのライブ定番曲TOP3の「ONE」「HUSH」「Fly me 2」をメドレー形式で歌い上げた。「Fly me 2」はライブでタオルを回したいと思って作った曲だったが、実は今までタオルを回したことがなかったということで今回初めて挑戦することに。「どうやってタオル回すの?」と笑顔で問いかけながらも観客と一緒にタオルを回すeillの姿が、本日のハイライトとなった。
リクエストコーナーが終わると街中に入り込んだような会話が聞こえ「次の曲撮影OKらしいよ」という声につられ無数のスマホが宙を舞う。「これが日本のギャルたちだぜ」とeillが声を上げるとステージ上にはたくさんのギャルが登場。各々スマホで撮影したり自由にダンスをしたりとeillと一緒に「ただのギャル」のステージを盛り上げた。 ライブも中盤に差し掛かるとJazz / HIP-HOPなアレンジを施した「メタモルフォーゼパラマジーノ」を歌いながらeillが登場。その後、しっとりとクールなアレンジを施したメドレー形式で「((FULLMOON))」「Into your dream」「初恋」を披露し、会場内が再びeillの歌声に酔いしれる。 今回初めてライブで披露された新曲「happy ending」は、リリックビデオ(Animation by BORIS)の映像とともに場内を赤く染めた。eillらしいR&Bを彷彿するビート感が特徴の本楽曲は、ライブアレンジによってよりグルーヴィーに進化しeillにとっても大事な1ピースになることを確信した。
「一番最初に書いた曲、17歳の時に書いた曲を歌いたいと思います」とキーボードの前に座ると、「スキ」を弾き語りで披露。ピュアな恋心をストレートな歌詞でリアルに表現されているのが特徴的な「スキ」だが、歌い終わった後には「17歳の時に書いたからちょっと歌詞が・・・」と恥ずかしそうに話していた。その後ギターのカイトと2人でステージの縁に座りながら「ONE LAST TIME」をギターver.で披露。しっとりとしたアレンジで観客を魅了した。 余韻に浸っているとキーボードを弾くeillにスポットライトが当たり、「片っぽ」の弾き語りが始まった。気持ちが込められた伸びやかな歌声に大きな拍手が送られ、カラフルな花の形の照明に包まれた姿が美しくも儚かった。