JO1INIが所属するLAPONEエンタテインメントが、“重大発表”と題し、13日に『LAPONE エンタテインメント 新グループ発表記者会見』を実施。そこで初めて新たなボーイズグループであるDXTEENを発表した。

メンバーは大久保波留18)、田中笑太郎17)、谷口太一20)、寺尾香信19)、平本健18)、福田歩汰19)の6人。大久保、寺尾、平本、福田はINIを輩出した『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』に出演し、惜しくもデビューは掴めなかったものの、その後LAPONE BOYSとして練習風景をSNSUPするなどして活動。そこで韓国で練習生として活動していることも報告していたが、2022年の7月にYouTubeが、930日にTwitterでの更新をストップ。そこで4人は練習に集中することを報告。ファンの間では他の大型オーディションに参加するのではという推測もあったが、この度、そこにあらたにメンバーとなる谷口太一と田中笑太郎が参加し、6人でデビューを果たすことが発表された。

上段左より、大久保波留(18)、田中笑太郎(17)、谷口太一(20)、下段左より、寺尾香信(19)、平本健(18)、福田歩汰(19)

ちなみに谷口は韓国で練習生として活動しており、端正なビジュアルと得意な韓国語を武器にリーダーを任されている最年長。初となる会見でも堂々と振舞い、「これまで練習生として頑張って準備してきたことを皆さんに見せられるように頑張っていきたいと思います」と話した。そして、田中も小さな頃からダンスを経験している実力者であり、身長179cmで抜群のスタイルを持ち、名前の通りくしゃりと笑う表情が注目を浴びそうな17歳。会見では「みなさんにいっぱい笑顔を届けます!」と元気に話した。

会見で流されたドキュメント映像には、大久保、寺尾、平本、福田が参加した『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』で涙をこらえる姿が映し出され、その後、練習生として活動するも、大久保は「ダンスや歌を経験するほど、まだデビューできるような力じゃない」、福田は「みんなができているのにできていない」平本が「この4人でやっていけるのか…」、寺尾は「グループとして難しいところがあったのかな」と不安と葛藤を吐露し、練習生になったものの、この1年が平坦ではなかったことが伝わってくる。そこに谷口と田中が参加し、寺尾は「マジで上手い人がきたなと思った。その分頑張らないと」と刺激をもらうも、谷口は「怖くて(グループに)入り切れなかったらどうしようという心配があった」と苦悩を告白。その後、練習を重ね、それぞれの想いが重なる中、先輩であるJO1からビデオメッセージでデビューの知らせを聞き、メンバーが泣き崩れる姿が映し出されていた。このドキュメントは、近日に公開される。

この映像を観た大久保は、「1年くらい前から練習生を始めて、当時の映像を観て懐かしい気持ちになりました」寺尾は「たくさんの人にお世話になり、デビューという形で恩返しできたらすごく嬉しいです」と落ち着いて語った。

1年間の韓国合宿での思い出を聞かれると、平本は「デビューが決定した瞬間が印象的です。いつデビューできるか分からない状態で、精神的に不安になることもあったんですが、デビューが決定して、やってきてよかったなと思っています」と話し、福田は「初めてのMV撮影は慣れないこともありましたが、長い時間をかけて作ったので、楽しくて、幸せでした」と笑顔。共同生活でのエピソードを聞かれると、田中は「練習が遅くに終わって家でのお風呂の取り合いや洗濯、掃除が大変でした」と微笑ましいエピソードが飛び出し、笑いを誘った。谷口は今後について聞かれると、「まずはパフォーマンスを見てもらい、たくさんの人に元気や笑顔になってもらうために、いろんな姿を見せていけるDXTEENになっていきたいです」と、リーダーらしく、力強く答えた。

DXTEENのデビューにあたり、会見には事務所の先輩であるJO1のリーダー、與那城奨とINIのリーダー、木村柾哉が登壇。順番に呼ばれると、木村の登場時に流れていたINIの曲を與那城が口パクで口ずさむシーンも。お揃い風の、色違いのセットアップに包まれたふたりは笑顔で後輩グループと挨拶を交わし、とてもうれしそうだ。

JO1リーダー 與那城奨
INIリーダー 木村柾哉

與那城は「僕たちがデビューの発表をさせていただいたんですが、その反応を初めて見ることができて嬉しいです。“やっとデビューするんだな”というのと、僕たちの弟みたいな感じですので、僕たちも気を引き締めると同時に、みんなで頑張っていこうと思っています」と激励し、同じオーディション番組に参加していた木村は「あらためておめでとうございます! 僕はオーディションで4名とは一緒に頑張ってきた過去がありますし、2人(谷口、田中)とは何回か韓国で挨拶をさせてもらっていたんですが、年齢も僕よりも下だったのでかわいらしくて、その時から弟のようだったので、事務所を通して正式に僕たちの後輩グループとして関わっていけることを嬉しく思います」と笑顔。ふたりのコメントを受け、大久保は「同じ事務所の先輩にこのようなことを言っていただいて嬉しいですし、この言葉をもらってやっとデビューするんだなと実感がわいて、頑張ろうと思いました」と嬉しそうに話した。

グループで大切にしていることを聞かれると、與那城は「今ある状況を当たり前と思わないことが一番大事だと思っています。韓国で練習していることも当たり前ではないですし、いろんな人が関わっているので、すべてに感謝を持ちながら活動していくのが大切」と、感謝を忘れないことを強調。彼は『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』開催時に、先輩のJO1として、練習生に対し「感謝の気持ちを絶対に忘れないでください」「自分自身にずっと危機感を持ってください」とコメント。その“危機感”に関して、インタビューでは「なかなか夢が叶わなかったからこそ、今の状況が当たり前ではない」と話している。その実感がこもったメッセージは、彼らに大きく響いたはずだ。愛される秘訣について聞かれると、「ファンがあって僕たちが活動できます。その僕たちが恩返しできるのは、パフォーマンスや歌で感動させることなので、いかに自分達が持っているものを伝えられるのかが愛される秘訣だと思います」と話した。

対する木村も「僕たちは思いやりを大切にしているので、みんなにもそういう思いやりを持っていただけたら嬉しいなと思います。僕たちは11人いるので、メンバー同士の思いやりがないと上手くいかないことが多いので、メンバーに対してもそうですし、周りの支えて出さっているみなさん、スタッフさんなどに思いやりをもっていけばいいグループになれるのかなと実感していますので、頑張ってください」とコメント。愛される秘訣としては、「ファンの方がいて僕たちがステージ立たせてもらうことが出来るので、感謝の気持ちを持っていればファンの人に届いて応援し続けてくれると思います」と優しく話した。穏やかさのなかに、芯のある強さが見えるコメントを、DXTEEN6人はしっかりと受け取った。

最後にアドバイスを聞かれると、與那城は「これから辛いこともたくさんあると思います」と話し、メンバーが多ければ多いほどいろんな考え方があると述べた上で、「ぶつかったとしても、逃げずにぶつかっていくことで最高のグループになっていくと思うので、それだけは忘れずにがんばっていけたらなと思います」と話し、木村は「みんな僕たちよりも若くてフレッシュさがあるので」と話した後、「僕たちにもあるんですけど…」と言うと会場は笑いで包まれ、與那城も「ありますね!」とフォロー。木村は「LAPONEにはない雰囲気のグループなので、そこを強みに、辛いことがあるかもしれないですが、支え合って毎日元気に活動していただけたらと思います。頑張ってください!」と激励した。

彼らのデビュー曲『Brand New Day』は510日に発売される。レトロポップでフレッシュさを描いたこの曲は、Kep1erNCT127K-POPアーティストの楽曲を手掛ける作家集団、528Hzが楽曲提供。収録曲の『Sail Away』の振り付けには、JO1の川尻蓮が担当。寺尾は「川尻さんから素敵なプレゼントを頂いてとてもうれしいです」と話した。

ついに始動したDXTEEN。彼らがどんな成長を遂げるのか、とても楽しみだ。

text/吉田可奈

©LAPONE Entertainment

DXTEEN

グループ名、命名の由来は「DREAM X TEEN」。
「夢(Dream)を目指し、一歩一歩、拡張(eXtension)・拡大(eXpand)しながら成長していき、努力と挑戦を重ねていく6人の青春(Teen)の“無限な可能性”」を表現。時間が経ち成長しても夢見る“青春心”を失わず、夢をさらに大きくしていくという意味が込められている。
DXTEEN
大久保波留(rap&vocal)福岡県出身 18歳
田中笑太郎(rap&vocal)山梨県出身 17歳
谷口太一(vocal)奈良県出身 20歳
寺尾香信(vocal)広島県出身 19歳
平本健(rap)兵庫県出身 18歳
福田歩汰(vocal) 栃木県出身 19歳

DXTEEN公式サイト

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