ボーカル柳田周作の出身地である宮崎県のライブハウス宮崎FLOORにて3月から開幕した、全国28都市でのライブハウスツアー『Live Tour 2024「近接する陽炎」』。

およそ2か月半、全国各地を周ってきた本ツアー。中盤、ボーカル柳田の喉の不調に伴い、関西・四国の6公演は9、10月への延期がきまっているが、昨日、沖縄県のライブハウス桜坂CENTRALにてツアーファイナルを開催し、圧巻のパフォーマンスを披露した。

昨年秋に開催したホール公演とは表現手法のテーマが異なり、メンバーの熱も直に伝わる至近距離で一体感のあるライブを全国で届けてきた神はサイコロを振らない。初の試みとなる撮影OKのアンコールでは、毎公演リアルな温度感が伝わる映像がSNSに多数投稿された。毎公演変わるセットリストにも注目が集まり、各地の盛り上がりを濃く彩ってきた。

開演を待ちわび期待感が立ち込める中モノトーンの衣装を身に纏ったメンバーが登場し、歓声が上がる中、「夜間飛行」を披露。歌詞の一節に“I wanna be a Rockstar”と、ここから熱を帯びていくライブを助長する1曲でライブがスタートした。「沖縄よろしく、バカンスしようぜ!」とボーカル柳田周作の雄叫びで「1on1」がスタート。続けてフェスで人気を積み上げてきた「巡る巡る」を披露し冒頭からボルテージを最大限に高めた。

MCでは「振替公演が残ってますが、一旦ここがファイナルなので、さらけ出して楽しんでって」とボーカル柳田周作が伝え温かい拍手に包まれた。

続いて音源化されていないながらも人気の高い「Smoke」を披露し、「揺らめいて候」ではキレのあるギターカッティングに大きく歓声があがった。そして本ツアーにて初披露しツアーと共に成長してきた未配信の新曲「シルバーソルト」を披露。「カラー・リリィの恋人」では熱く盛り上がった会場を夏の雰囲気で爽やかに彩った。

「胡蝶蘭」、「徒夢の中で」を続けて演奏し、切なさを極限まで感じさせる渾身のバラードに会場は拍手に包まれた。

その後、アッパーな「Division」、「修羅の巷」を披露し再度会場は熱を帯び、クールかつ疾走感あふれるサウンドの「タイムファクター」で会場を圧倒させた。

「はじめての沖縄でこんな景色をみせてくれてありがとう。飛べるか沖縄!」とボーカル柳田周作が力強く叫び始まった「What’s a Pop?」でさらに一体感を強めていく。

本編のラストは「illumination」。会場中を埋め尽くすファンのLaLaLaの大合唱と感動が立ち込める中ライブ本編は終了となった。

観客のアンコールが鳴り響き、メンバーが再登場。撮影OKシーンに突入し観客のスマートフォンが掲げられる中、今年の3月にリリースした新曲「May」を披露。観客の大合唱も巻き起こり5月を表す“May”は、5月のライブを締めくくる1曲となった。

更に「解放宣言」「未来永劫」と人気楽曲を畳み掛けるように披露し、ボルテージを最大限に高め、「近接する陽炎」のツアータイトルを体現するようなフィナーレを迎えた。

そして公演終了後には、振替となった公演を除き、今ツアー全てで披露してきた最新楽曲「May」のMusic Video、“「May」- Live Scenes”が公開された。

本MVは、水戸LIGHT HOUSE公演のライブシーンと、ステージ上で特別撮影された演奏シーンに加えて、各地公演の模様がエディットされた映像作品となっている。

6月15日からは東京・名古屋・大阪・福岡・札幌の全国5都市でのZeppツアー「開眼するケシの花」”がスタートする。9月からは兵庫、奈良、滋賀、香川、愛媛、徳島に本公演の振替公演が決定しており、再会の約束を果たしにパワーアップしたメンバーが各地を訪れる。

来月の6月9日には結成9周年を迎え、10周年アニバーサリーに向かい駆け抜けていく神はサイコロを振らないの続報に是非注目してほしい。

【セットリスト】
1.夜間飛行
2.1on1
3.巡る巡る
4.Smoke
5.揺らめいて候
6.シルバーソルト
7.カラー・リリィの恋人
8.胡蝶蘭
9.徒夢の中で
10.Division
11.修羅の巷
12.タイムファクター
13.What’s a Pop?
14.illumination
─ ENCORE ─
1.May
2.解放宣言
3.未来永劫

Digital Single「May」 Download / Streaming

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