山本彩 、ニューヨークでライブパフォーマンス！ アメリカ最大規模を誇る日系パレード「Japan Parade & Street Fair」に出席

2025年5月9日・10日（米国東部時間）、ニューヨークで開催された第4回「Japan Parade & Street Fair」と「Japan Night Reception & Concert Celebrating Japan Parade」に、シンガーソングライターの山本彩がゲスト出演した。

5月9日に、パレードとストリートフェアの前夜祭としてEdison Ballroomで開かれた「Japan Night」のレセプションでは、Takara Sake USA Inc.（米国宝酒造）の澪スパークリング清酒やココ・ファーム・ワイナリーのワイン試飲に加え、今年4月にタイムスズクエアにオープンしたばかりの日本発・生ドーナツ専門店「I’m donut?」などが振る舞われ、ニューヨークを拠点とする日系企業や団体と、日本からの参加者によるネットワーキングの場が設けられた。

ステージプログラムは、ミュージカル『「進撃の巨人」-the Musical-』のキャストによる迫力あるパフォーマンスで開幕。昨年10月に行われた本作のニューヨーク公演はチケットがほぼ完売するほどの人気を集め、会場にはキャラクターのコスプレ姿の来場者も見かけた。ニューヨークを拠点に活動する琴・三味線演奏家の石榑雅代氏率いるMIYABI箏・三味線アンサンブルでは、しなやかで優美な琴の音色に加え、モダンなアレンジが施された三味線との掛け合いが、伝統と現代が調和する“和洋折衷”の世界観を紡ぎ出した。

　イベントの最後を飾ったのは、山本彩のライブパフォーマンス。ニューヨークの名会場・アポロシアターで90年の歴史を誇るオーディション「アマチュアナイト」の日本版「APOLLO AMATEUR NIGHT JAPAN 24-25」でメインアンバサダーと決勝MCを務めた山本は、本イベントへの出演について“アメリカで行うライブは、刺激的で挑戦でもあります。ライブは生ものであって、予期せぬハプニングは付きもの。そういった瞬間も楽しみながら、他には変えられない体験をしていただきたいです”と話した。シックなドレス姿で登場し、アコースティックギターを肩にかけてスタンバイ。“Good evening everyone, my name is Sayaka Yamamoto!”と英語で挨拶すると客席からは拍手が起こり、「やさしさに包まれたなら（荒井由実）」のカバーを披露した。世界のスタジオジブリのテーマ曲としても知られるこの楽曲は、アメリカのオーディエンスにも親しみ深く、演奏中には大きな歓声が上がるNMB48所属時代に自身がAKB48のセンターを務めた「365日の紙飛行機（連続テレビ小説「あさが来た」主題歌）」では、日本のドラマファンの心にも響く暖かな歌声を届けた。続いて「何度でも（DREAMS COME TRUE）」のカバーを力強く歌い上げ、ラストには自身が作詞作曲を手掛けた「ブルースター」（アニメ「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい？」エンディング曲）を披露。“日本には音楽だけでなく、アニメや和食など、独自の素晴らしい文化があります。そういった色々な面を皆さんに楽しんでいただいて、日本を好きになっていただけたらと思います”と本イベントへの想いを語った。

　翌日5月10日、快晴の空の下で行われた第4回「Japan Parade & Street Fair」にも山本は参加した。今年のパレードには約110のユニット、2,800名以上の参加者が集まり、過去最大規模となった。NYPDの発表によると、パレードとストリートフェアを合わせた来場者数は6万人にのぼった。開会式にはニューヨーク市長エリック・アダムス氏や、パレードを主催する在ニューヨーク総領事・大使の森美樹夫氏も出席。森氏は「大阪・関西万博」公式キャラクター・ミャクミャクのぬいぐるみを手に登場し、“ジャパン・パレードは、ニューヨーカーと共に日本文化を楽しむイベントです。アニメや寿司、そして地下鉄車両の製造までー。実は日本は、ニューヨークの日常に深く関わっています。”と開会のスピーチを行った。パレードには、武道、和太鼓、神輿といった伝統文化から、ハローキティ、たまごっち、ロリータファッションなどのポップカルチャーまで、日本文化の豊かさを楽しめる数々の団体が参加。山本は華やかなオープンカーに乗って登場し、観客に笑顔で手を振りながらセントラルパークに面した沿道を進んだ。パレードを終えた山本は、“ニューヨークの皆さんのノリがすごく明るくて、「SAYAKA～!」って名前を呼んで手を振ってくださったのがとても嬉しくて、私自身もオープンなマインドで参加することができました。”と笑顔で話した。

Text by Megumi Hamura