丸山純奈 「丸山純奈 弾き語りツアー 2025 -Sing & Sing- 」 ギター1本で"声"と"想い"を届けた、弾き語りツアーファイナル オフィシャルライブレポートが到着！

丸山純奈、はじめての全国ツアーである「丸山純奈 弾き語りツアー 2025 -Sing & Sing- 」が、6月22日(日)の東京公演をもってファイナルを迎えた。

2024年10月に自身初となるシングル『シツレンカ』を配信リリース、翌年2025年3月には『恋知らず』を配信リリースし、さらなる活躍が期待される丸山純奈。本レポートでは、丸山純奈初の全国ツアーのファイナルである2025年6月22日(日)＠shibuya eggmanのライブレポートをお届けする。

2025年6月22日（日）、東京・shibuya  eggmanにて、「丸山純奈 弾き語りツアー 2025 -Sing & Sing-」のファイナル公演が開催された。自身の出身地である徳島からスタートし、全国各地を巡ってきた本ツアーは、ギター一本で歌を届けるというシンプルかつ挑戦的なスタイル。最終公演も、最後まで弾き語りに徹し、全身で音と言葉を紡いだ。

開場直後から熱気を帯びた場内。17時になると、柔らかな照明がステージを照らし出し、観客の温かな拍手に包まれながら、丸山が登場。1曲目『恋知らず』のストロークが鳴った瞬間、空気が一変する。張りつめたような緊張感と共に、彼女のまっすぐな歌声が空間を貫いた。『満ちて欠けて』『カフェオレ』と続く前半では、まるで言葉を話すように自然な節回しと、繊細かつ確かなギタープレイで、観客を引き込んでいく。

MCでは、「ツアーラスト、走り抜けてきましたが、楽しんでくれてますか～！」と会場に駆け付けた観客に元気な挨拶をし、歓声と拍手があたたかく広がった。

中盤には、本ツアーで初披露となった『ボタン』『変わり者』、さらに、木村弓の『いつも何度でも』、YUIの『SUMMER SONG』を含むカバーコーナーも披露。原曲のエッセンスを大切にしながらも、彼女らしい素朴さと芯の強さがにじむ歌唱に、場内は聴き入った。

後半は『おにごっこ』『Petrichor』『シツレンカ』、MCでは、「今日を忘れないし、またみなさんをどんどんいろんなところに連れていけるように頑張るから、これからも一緒にいろんな景色を見にいこうね」とかわいらしいMCで締めくくり、ラストナンバー『この街』へと進み、ツアーを通して磨かれた彼女の“弾き語り力”が、最後の一音まで丁寧に響き渡った。

アンコールでは、『How do you do』を披露。こちらも本ツアーで初披露となったが、どこか懐かしく、それでいて新しく響くその一曲に、会場全体が包まれるようにひとつになった。

MCでは、毎公演恒例となった観客との集合写真の撮影や、感極まった丸山対する観客とのあたたかく優しいやりとりを挟みつつ、全10か所のツアーをしめくくり改めて感謝をのせたひとこと、「ありがとうございました！」と元気に締めくくった。

約1時間、全12曲。特別な仕掛けもない、ギターと歌だけの空間。それでも胸がいっぱいになるような、そんな“本物のライブ”が、ここにあった。

丸山純奈。まだ20代前半とは思えない表現力で、確かにその存在を刻んだツアーのラストステージ。次に彼女がどんな歌を、どんな場所で届けるのか──すでに期待は、次へと向かっている。

さらに、本公演アンコールのMCにて、「丸山純奈-Sing & Sing- Live at WWW X」公演の開催を発表、ライブの熱が冷めない、本日6/22(日)19時よりオフィシャル先行受付をスタートした。

Photo by SARU(SARUYA AYUMI)