- encoremode
- 2020.11.20
キラキラしたファッション熱を感じるSHIBUYA PARCO 1st ANNIVERSARY
渋谷パルコは、11月22日のオープン1 周年を記念して12月11まで「SHIBUYA PARCO 1st ANNIVERSARY」を開催している。 全テナント106店から限定商品や先行商品が発売されており、19日の内覧会でも様々なイベントが行われた。さらに1号限りで復刊する雑誌『relax』とのコラボレーション企画も注目だ。
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昨年の渋谷パルコリニューアルオープン時に『Apparel-web(アパレルウェブ)』のアパログに下記のような記事(抜粋)を掲載した。
「もともとモードはイノベーターやアーリーアダプターをターゲットとする為、ニッチなマーケットには違いない。つまりはネット通販との親和性が高いという事だ。物理的に来店が難しい広範囲な商圏から特定少数を集める方が理に適っているのだ。だが、東京という街は別物だ。地方からも、さらにはインバウンドも見込める。だからこそ、ファッションの聖地、原宿のラフォーレは堅調にチャレンジを続けてきたし、パルコも渋谷リニューアルに、その視点を貫くことができたのだろう。つまりは、久しぶりにワクワクドキドキするようなテナント構成に気分が上がったというのが一番の感想だ。」
さて、オープン時には予想だにしなかったコロナ禍の到来。前述の「頼みの綱」であるインバウンドと地方からの観光客消費が一気に奪われた中で、3月以降、苦戦が続いている。緊急事態宣言解除後も新宿、渋谷、有楽町、銀座といった都心ターミナルエリアは、リモートワークの普及で、来客数が伸び悩み、足元居住商圏に消費を持って行かれた格好だ。
そんな中でも、モードやファッションに軸足を置いた渋谷パルコの踏ん張りには、大いに期待したいところ。久しぶりにモード熱の高い消費者が集まり、活気ある雰囲気に、元気を与えてくれるファッションの力を実感できるイベントとなった。
ファッションピープルを惹きつけて止まない魅力的な限定アイテムの数々を、ほんの一部だが紹介する。
H.P DECO~アート感のある暮らし~(1F)
「焼きつく声」をテーマにした「odddot(オッドドット)」1点物のアートブローチ。多くの人達の脳裏に焼きつけ、影響を与えてたパルコの広告をオマージュした作品も、25300~28600円。
beautiful people(2F)
BLACK*BLACK ネームタグトートとロングTシャツは、ベーシックラインを今回限定でベース、タグ、ロゴの全てをオールブラックで作成。半袖Tシャツ16000円、ロングTシャツ20000円、バッグ8500円
5階吹抜けのSHIBUYA XR SHOWCASEでは、昨年開催した VR コンテンツアワード「NEW VIEW AWARDS 2019」で PARCO Prize を受賞したオノ夏キ氏によるARインスタレーション作品「地球まかせ/オノ夏キ」の展示・体験コーナーが設えられた。
(おわり)
取材・写真・文/久保雅裕