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「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」by SMART USEN



先日、幕を閉じた平成。平成の後半を象徴する言葉としてよく耳にしたのが「レス」という言葉。ファッション業界にもその言葉は浸透し、ジェンダーレス、エイジレス、シームレス、ジャンルレス・・とにかく色々なモノやコトがクロスオーバーし新しい価値観が作り上げられた印象的な時代だった。そして東京五輪も迫り、かつ「心と身体の開放」という世の中のマインドも重なり、ファッションとスポーツの垣根も無くなった。街では本格的なスポーツアイテムを取り入れたスタイルで歩く人々が増え、所謂「街着とスポーツ着」の「レス化」は加速。呼応するようにプロスポーツチームのファッション分野への参入、ブランド化も多く見られるようになった。

例えば広島カープ、阪神タイガースのコラボ商品、コンサドーレ札幌のクリエィテブディレクターにホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)の相澤陽介氏を招聘するなど、単なるファングッズの領域に止まらず、ファッションへ昇華する動きが活発化している。こういった背景もあり、私たちベイクルーズも3月にパリ・サンジェルマン東京(Paris Saint-Germain STORE TOKYO、以下PSG)を明治通りにオープンさせた。

PSGと言えばリーグアン(サッカーのフランス1部リーグ)のNo.1チーム。先日8回目のリーグ優勝を果たした名実ともにフランスを代表するチームである。ネイマール、ムバッペ、カバーニなど各国のエースが所属し、華がある。何よりもエッフェル塔をモチーフにしたキャッチーなチームロゴやトリコロールのチームカラーはフランス好きにはたまらない。サッカーは知らなくても「憧れのパリ」をなんとなく感じる事ができるチームだ。PSGとの出会いは約6年前、エディフィス(EDIFICE)の20周年企画として小さな小さなコラボからスタート。弊社の現地駐在からも「読売ジャイアンツと仕事するようなものですよ!コラボなんて無理です!」と――ジャイアンツとの比較が正しいのかは別として――最初は一蹴(笑)。想いだけ伝えて粘り強く交渉。何度もシュートを打ち、やっとゴールネットを揺らす事ができた。当時PSG側も「ブランド化を目指していた」ということもあり、毎年コラボを実施。色々なクリエイターの方々にも協力いただき、いまひとつの形になった気がする。

サッカーというスポーツはその土地土地の文化を色濃く反映するスポーツだ。それはユニフォームやファングッズのデザインなどに現れてくる。我々は単なるスポーツチームのファンショップを作るつもりはない。PSGというサッカーチームを通して「パリの今」を提案していくつもりだ。プロスポーツとファッションの融合という新しいビジネスモデルを確立するために今後も色々な仕掛けをしていく所存。乞うご期待!

(おわり)

文/古峯正佳(ベイクルーズ)



古峯正佳(こみね まさよし)
株式会社ベイクルーズ上席取締役副社長。1974年、埼玉県生まれ。1999年、株式会社ベイクルーズ入社。EDIFICE銀座店、渋谷店店長を経て、DEUXIEME CLASSE(ドゥーズィエム クラス)ディレクター、株式会社株式会社ラクラスCEO、株式会社ルドームCEOを歴任し、2016年9月より現職。









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