──これまでの清春さんの作品のイメージはエレキギターが鳴っているロックアルバムという印象でしたが、アルバム『ETERNAL』はアコースティックギターが中心のサウンドで驚きました。

「そうですね。一応エレキも入っていますけど、基本的にはアコギとパーカッションですね。あと、今回はサックスが割とメロディを担っているかな。で、ベースレス、ドラムレスです」

──今までの作品とはガラリと印象が変わりますね。

「作品的にはそうかもしれないですね。これには変貌していく過程があって。前々作『夜、カルメンの詩集』(2018年リリース)でスパニッシュギターを取り入れたんですけど、ライブでやってみると、思ったより聴こえづらくて。他ジャンルとロックの融合というのはよくあることなんですけど、スパニッシュギターのニュアンスに対して、ドラムやベースといったロックを象徴するような音が邪魔だなって感じまして。ライブではチェロを入れたりしていたので、何が入ったら何が邪魔になるか?といったことも考えるようになって、ベースを抜こうと思ったのが前作の『JAPANESE MENU/DISTORTION 10』(2020年リリース)。そのあとスパニッシュにちょっと飽きて、ドラムとギターのみという形でライブをするようになったんですが、コロナ禍になって、それもトゥーマッチに聴こえるようになってきたんです。そこで“ドラムっているかな?”と思うようになって。“ドラムじゃなくてパーカッションでやってみよう”、“そこにチェロやサックス、鍵盤があればいいんじゃないか?”と考えていたときに作り始めたのがこれです。だからアルバムにあわせてこの構成にしたのではなくて、ちょうど作る時期にこれをやっていたという感じです」

──清春さんにとっては実験をしているような感覚ですか?

「そういうことでもないかな。変化が一番形に出ているのはこのアルバムだと思うんですけど、僕の中ではずっと動き続けていて。デビューして30年くらい、そのうちの20年以上はロックの基本というか、よくある形に囚われてやってきてしまったと、今振り返って思っています」

──ロックバンドという形に?

「ロックバンドというか、ドラム・ギター・ベースという概念ですね。スタジオに練習に行くと、必ずギターアンプとベースアンプとドラムセットが置いていて。で、The BeatlesにしろThe Rolling Stonesにしろ、バンドにはドラムがいてギターがいてベースがいて、たまにキーボードがいて。まぁギターが2人いたりするけど、その形式は変わらない。でもソロアーティストなのに、その形に囚われているのはもったいないんじゃないか?と思ったんです。50代に入って、ソロ活動を始めて20年くらい経ったくらいから、“いつまでこれをやるんだろう?”と思うようになったんですよね。“別にこれを続けてもいいけど、自分はこれだけで満足なんだろうか?”と考えたときに、“やり残したことがあったと思いたくないな”と思って。だから“変わっていることを見せたい”とか、“変わったことをやっていると思わせたい”ということではなくて、単純にいろんな楽器を取り入れて自分と合うものを試していこうと思ったのがきっかけです。それがスパニッシュギターだったり、ベースレスだったりしているわけで。また戻すかもしれないし、そもそもまだ楽器という概念があるけど、この先はなくなるかもしれない。そういう段階の途中という感じです」

──まさに流れの中にいると。

「そうですね。実際、2月まで回っていたツアーで、今回のアルバムに入っている曲を8曲披露したんです。その中で、すでに“今の形態に合わないな”と感じた曲もあります。だからもしかしたら、楽器を替えるかもしれないとか、ギターをもう一本入れるかもしれないし、ギターじゃなくて鍵盤にするかもしれない。そうやってベストの形を模索しているんですけど…それも急に飽きるかもしれません。またガシガシバンドスタイルをやるかもしれないし、パーカッションとドラムが2人ずついるとか、そういうことになるかもしれないです」

──ロックという概念に囚われなくなったことで、ライブや音楽を作るということ自体がさらに楽しく感じられていそうですね。

「今回のアルバムを作る前に、Bjorkの映像を見てたんですよね。打楽器の人たちが行進しながら山の中を歩いているみたいな映像だったんだけど、アレンジャーと“こういう感じでいきましょうよ”、“今、清春さんがやろうとしていることにちょっと近いんじゃない?”みたいな話をしたんです。そこから“ドラムじゃない打楽器をいろいろ入れてみましょう”という話になったんですけど、そうやって、今までは一緒にやってこなかった、違うジャンルの人たちと一緒にやることが楽しいです」

──今までと違うことをやることで、今までとはまた違う人たちとのセッションがある?

「そう、ボーダレスに。あとは、僕の元々の出身ジャンルでいうと、よっぽど変わったことをしないと変わったことをやっていると思われないっていう葛藤のようなものも、まだ心の中にあるかな。これは僕だけじゃないと思うんだけど、“ちゃんと音楽をできることをわかってほしい”と思っていて。それをファンの人だけじゃなくて、たまたま僕のことを知っている人に“これが清春なんだ、今こういうことやってるんだ”ってわかってもらえたらいいなと」

──30年のキャリアを持っていてもなお、今まで清春さんの音楽を聴いていなかった人にリーチしたいという思いが?

「いや、…今って、Spotifyとか、それこそUSENもそうですけど、ファンじゃない人も曲を聴けるじゃないですか。で、検索したら清春の曲だということにたどり着く。僕を昔から知っている人はもちろんですけど、知らない人も“90年代にデビューしてるんだ”って知ることができるわけです。そこで“その人の最新曲がこれか”と思う。そのときに恥ずかしいようなものは作れないなと思うんです。新しい音源を出すというのは、それをやり続けるしかなくって。それを30年も…よくやってるなと自分でも思います(笑)」

──『ETERNAL』で歌いたいことや伝えたいメッセージなどはどのように考えていたのでしょうか?

「今やっているツアーのタイトルが「天使ノ詩 『NEVER END』」で、アルバムのタイトルは『ETERNAL』。つまり、“終わらない”ということを、終わるという言葉で表現したかったんです」

──そもそも“終わる”、“終わらない”ということをテーマにしたのはどうしてですか?

「ミュージシャンの終わり、人間としての終わり、男性としての終わり…いろいろありますが、今の僕はミュージシャンとしてインタビューを受けてるし、ファンの人はミュージシャンとしての終わりを一番気にしてくれていると思うので、ここではミュージシャンとしての終わりについての話になりますね。ファンの皆さんもだんだん終わりをリアルに感じるようになってきていて。この先はさらにそれを感じていくと思うんです。その中で、“いつ終わってもいいような音楽を作っていこう”という考えになっていて。少し前から、MCでも“見れるうちに、聴けるうちに、僕も歌えるうちに、やっておこうね”という話をしてますかね。人間界の約束事として、絶対に終わるんですよ。死ぬということはごく自然なこと。亡くなってからのことは経験がないからわからないけど、生きている今、この瞬間が永遠で、これ以外に永遠はないと最近は思っています」

──なるほど。中でも「鼓動」の<さぁ狂えラストダンス>という一節にはドキっとさせられました。ご自身ではこれから先のことをラストダンスだと思っているのでしょうか?

「ラストダンスが続いているという感じです。例えば、若い頃はライブで調子が悪くなるなんて思ってもいませんでした。声が出なくなることを気にすることもなく。もちろん、声が出なくなることはあったけど、そこまで気にしていなかったし、風邪を引く怖さとか、そんなこととは無縁だったんです。永遠にライブをやれると思っていたし、実際にやっていましたし。今考えるととんでもないですけど、例えば僕、9カ月で130本とかライブをやってたんです。次やるツアーも60本あるんですけど、でも基本的には週末で、ライブのない平日はなるべくゆっくり過ごすように組んで。50代になって、20代〜30代にできていたことが、今はできない。ただ…そんな中でも“明日はやれるかわからないけど、今日は絶対にやれる”と思っています、僕。この間も、大阪でライブをやって、1日空いて九州というスケジュールがあったんです。1日空いてるぶん、声が沈んでしまうイメージがあって、むしろ連チャンのほうが調子がいい。朝起きたら声ガラガラだし、リハのときもガラガラだけど、ステージにいる2時間くらいは絶対になんとかするっていう気持ちでいますね今」

──今回はベースレス、ドラムレスで作品作りとツアーをされていますが、使う楽器やツアーバンドの形態が変化に伴い、作る音楽も変化していますか?

「実は今回のアルバムの曲は、ドラムも入った状態で作った曲ばかりなんです。だから変わるとしたら次の作品からかな。アルバムはドラムの代わりにパーカッションで作りましたけど、このブームがツアー中もずっと自分の中での続くかはわからない」

──ツアーでの手応えによって変化する?

「そうですね。だから次の作品がどう転がるかもまだわからないです。今回のアルバムはめちゃくちゃ詰めて詰めて作ったんです。実際には聴こえないような音にまでこだわって。とはいっても、演奏自体は自由、みたいな形で。一応コードはありますけど、“好きにやって”と言って。それでいて、普通にやると“好きにやっている割には普通だね”とか言うんですけど(笑)。ライブでもCD通りには演奏していないので、本当にその瞬間を鳴らしてるだけです。そこから結局詰めて詰めて作ったんですけど、もしかしたら次はもっとフリースタイルでやるかもしれないなというのは、今ちょっと思っています。スタジオアルバムというのをどう捉えるかで変わってくると思うんですけど」

──それでいうと今作はどう捉えて作っていったのでしょうか?

「今作は割と“作品”として捉えていたと思います。各人のプレイはご自由にっていう感じですけど、曲自体は割と構築されていて。パンがあって、チーズがあって、ハムがあって野菜があって…という感じで、基本的にはきちんと構築して制作しました。だけど、もしかしたらスーパーの前にキッチンを持っていって、その場で作っていくみたいなアルバムのほうがいいのかもしれないって、今は思っています。はじめに歌があって、演奏が入ってカッコよくなるという、歌でつじつまを合わせるような曲作りはこれまでに散々やってきたんですけど、それって逆に言うとソロアーティストとしてはありがたくもありながら、不親切な気もしていて。歌も他の楽器と一緒に演奏して一発で録る曲が、収録曲の半分を占めるくらいのアルバムもいいな、とか」

──『ETERNAL』が完成したばかりなのに、もう次の作品のアイデアや、この先にやりたいことであふれていらっしゃいますね。

「今回のアルバムに入っていない曲で、気に入っている曲が数曲あるので、それを早く形にしたいですね。わからないけど、病気になっちゃったり、何かが見つかったりするかもしれないじゃないですか。でも例えば何かの病気が見つかったとしたら、その瞬間から考え方や歌のベクトルが変わりますよね。それが嫌なんです。今の“この瞬間が永遠だ”と思っている、フラットな状態、何も知らない状態で作った曲を形にしたいんです。“人を元気にする”っていうエンタテインメントの前提があるでしょ?」

──はい。

「僕で言ったら、ライブの2〜3時間なのか、その日1日なのか、翌日もなのか、そこはわからないですけど、少なくともライブのSEが鳴ってエンディングまでの数時間は、ファンの人の立場とか、嫌なこと、なんなら楽しかったことすら忘れさせたいし、忘れさせる。それがチケット代だと考えると、僕自身が悩んでいないほうがいい。もちろん病気や怪我を乗り越えて帰ってきたステージも感動的だと思いますけど。だけど、僕が目指しているパフォーマンスはそれじゃない。少なくとも今、頭の中にある曲はそういう状態じゃない僕が作ったものだから、まっさらな状態で形にしたいですね」

──まさにそれも“今、この瞬間が永遠”という考えですよね。

「そうです」

──すでに次の作品を見据えている清春さんですが、アルバムのリリース後には、30周年記念のライブツアー「TOUR 天使ノ詩 『NEVER END EXTRA』」が控えています。このツアーではSADSや黒夢でのライブもありますが、このツアーも含めて30周年イヤーはどのような気持ちで過ごしたいと、現時点で思っていらっしゃいますか?

「今回のツアーは60本。僕もそうですしマネージャー、ツアースタッフ、ツアーメンバー、ファンも大変だと思いますがとにかく皆で楽しみたいです。このツアーで最後になる場所もあると思うんですよ。去年ライブで沖縄に行ったんですけど、沖縄でライブをするのも20年ぶりでした。北海道に行くのも10年ぶりくらいですし。別に“これを最後にする”とか“ここに行くのは今回が最後”と決めているわけではないけど、結果的にそうなってしまう場合もある。黒夢やSADSも今回が最後かもしれないしまだやるかもしれないですけど。いつも“これが最後、でもここは永遠である”という気持ちでやりますよね。あとは11月の名古屋 MUSIC FARM3DAYSとかも意味があります。デビューした30年前の291011日に名古屋 MUSIC FARM 3DAYSをしたんですよね。日付は違うものの、それを回収できるのも嬉しい30周年ですし、久々に僕の恩人が眠る岡山でライブができるのも嬉しいです。初めて行くライブハウスもありますし。“電車で行くつもりだったけど車で行こうか?”とか逆に“車で行くつもりだったけど電車で行こうか?”とか、そんな楽しみを見つけながら、各地で思い出を作れたらいいなと思っています」

──もちろん30周年というのはありますけど、それにしても60本というのはかなりの長さでタフなツアーですよね。

「本当に。近年稀に見るタフさです(笑)」

──タフなスケジュールになるとわかっていながらもやろうと思ったのはどうしてだったのでしょうか?

30周年っていうのは1回しかないし、周年というのもこれが最後かもしれないという気持ちがあるからかな?…節目は次の5年後までないし、5年後にはこんなツアーを回れる気はしないし(笑)」

──でも、そうおっしゃいながら35周年ツアーはもっと本数が増えているかもしれないですよね?

「いやー、さすがに。でもこの間、ROTTENGRAFFTYのツアーに呼んでもらって一緒にやったんですけど、言っても彼らもそこまで歳は離れていないんですよ。でも彼らのライブは音もデカいし、曲は速いし、ファンの人たちはすごいダイブをしてる。しかも年中ライブやっているし、めちゃくちゃ狭いところでもやってる。ソロとバンドとの違いはあるんですけど、すごいですよね。尊敬します。coldrainとかもそうですけど、新しいパワーでシーンを作っていてすごいなと思います。僕がバンドをやっていた頃はフェスっていう文化もなかったし。彼らから見習うことはありますよね」

──キャリアも実績もある清春さんが、いまだにそうやって年下のバンドから吸収し続けている姿勢も素晴らしいですよね。

「いやいや。ほんとたまにしか一緒にやらないから、一緒にやると訊きたいこと、吸収することがたくさんあるんですよ」

──それこそ今回のアルバムでも、初めて共演する方をプレイヤーに迎えたり、お話を伺っていても常にやりたいことであふれていたり。

「やっぱり僕なりに焦っているんでしょうね。別に黒夢もSADSもやらなくてもいいのかもしれないけど、ここでやっておかないともう会えなくなるかもしれないと思ってて。当時のメンバーに思い切って連絡しました、自分で。“30周年ツアーがあって、バンドもやろうと思うんですけど、ギター・ベースを弾いてくれませんか?”ってDMを。敬語で(笑)」

──清春さんご本人からですか!?

「はい。人時くんとはまだ会話もしてないですけどね。前回は解散してからも一応活動を追っていたんですけど、今はSNSもつながっていないし、またLINEも知らないし、最近の様子すら見ていないから…怖いですけど(笑)、そういうの含めて楽しみはありますね」

(おわり)

取材・文/小林千絵

RELEASE INFORMATION

清春『ETERNAL』初回限定盤(CD+BD)

2024年320日(水)発売
YCCW-10423/B8,250円(税込)
ヤマハミュージックコミュニケーションズ

清春『ETERNAL』

清春『ETERNAL』通常盤(CD)

2024年320日(水)発売
YCCW-104243,300円(税込)
ヤマハミュージックコミュニケーションズ

清春『ETERNAL』

LIVE INFORMATION

清春 debut 30th anniversary year TOUR 天使ノ詩 『NEVER END EXTRA』

3/25(月) 代官山UNIT
4/11(木) Shibuya Pleasure Pleasure
4/25(木) Shibuya Pleasure Pleasure
4/28(日) 横浜BayHall
4/29(月・祝) 大阪SHANGRILA
 
5/04(土・祝) Veats Shibuya
5/06(月・祝) Billboard Live Yokohama
5/17(金) Billboard Live Osaka
5/24(金) Billboard Live Tokyo
6/08(土) 浜松Live House窓枠
6/09(日) 岐阜Club Roots
6/15(土) 山梨KAZOO HALL

6/29(土) SADS 1999-2003 Zepp Haneda
6/30(日) SADS 1999-2003 Zepp Haneda
7/07(日) SADS 2010-2018 GARDEN新木場FACTORY

7/13(土) 名古屋BOTTOM LINE
7/14(日) 三重M‘AXA
7/20(土) 金沢EIGHT HALL
7/27(土) 水戸LIGHT HOUSE
8/03(土) 仙台darwin
8/10(土) 柏PALOOZA
8/11(日) 柏PALOOZA
8/17(土) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心
8/18(日) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心
8/24(土) 札幌PENNY LANE24
8/31(土) 長野CLUB JUNK BOX
9/05(木) ReNY 10th Anniversary 新宿ReNY
9/08(日) HEAVEN‘S ROCK宇都宮VJ-2
9/14(土) 岡山CRAZYMAMA KINGDOM
9/15(日) KOBE太陽と虎
9/22(日) 和歌山CLUB GATE
9/23(月・祝) OSAKA ESAKA MUSE
9/28(土) 青森Quarter
9/29(日) 盛岡CLUB CHANGE WAVE
10/05(土) 難波Yogibo META VALLEY
10/06(日) LIVE ROXY SHIZUOKA
10/12(土) 滋賀U★STONE
10/13(日) KYOTO MUSE
10/27(日) The Birthday 恵比寿ザ・ガーデンホール
10/30(水) FC INOS MEMBERS ONLY
11/03(日) 水戸LIGHTHOUSE
11/04(月・祝) 水戸LIGHTHOUSE
11/08(金) 名古屋MUSIC FARM
11/09(土) 名古屋MUSIC FARM
11/10(日) 名古屋MUSIC FARM
11/16(土) HEAVEN‘S ROCK熊谷
11/17(日) HEAVEN‘S ROCK熊谷
11/23(土) 横浜BayHall
12/01(日) 川崎SUPERNOVA
12/14(土) 松山WstudioRED
12/15(日) 高松MONSTER
12/21(土) 福岡BEAT STATION
12/22(日) 鹿児島CAPARVO HALL
12/29(日) 渋谷CLUB QUATTRO
12/31(火) 名古屋ダイアモンドホール

2025年
1/08(水) 新宿LOFT
1/12(日) 大阪GORILLA HALL

2/09(日) 黒夢 東京ガーデンシアター

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