JO1『NEWSmile』インタビュー――セルフプロデュースによる新曲で作詞にも挑戦した木全 翔也の"みんなを笑顔にする"メッセージ

――新曲『NEWSmile』は、どのように制作が始まったのでしょうか？

「この曲は『めざまし8』さんでテーマ曲をやらせていただくことになり、セルフプロデュースでやってみようという話になったんです。なので、最初の選曲からメンバーで行いました。候補に挙がっていた7曲から、相談して3曲に絞り、最終的に1曲に絞ったのが、この曲のインストでした。そこから、作詞もやるってなったんです」

――最初から木全さんは歌詞を書く気満々だったんですか？

「それが、最初はあまり時間がなくて悩んでいたんです。でも、（河野）純喜くんが“やってみたら？”って言ってくれたので、書いてみることにしたんです」

――最初に歌詞を書くことに対して、戸惑いや悩みはありませんでしたか？

「もともとラップメイキングはしていたので、言い回しなどの勉強はしていたんです。さらに、この曲のインストがすごく好きな雰囲気だったので、書きやすかったですね」

――あらためて聴くと、すごくメッセージ性が強いフレーズですよね。

「そうですね。純喜くんって、メロディに言葉を乗せるというよりも、言葉を伝える歌詞を書くのが得意なんです。だから、言葉ひとつひとつがすごくストレートなんですよ。きっとそういう曲を聴いて育ってきたんだと思います」

――自らが手掛けた歌詞を歌うことでどんな変化がありましたか？

「自分の中にしっかりとイメージがあるので、メンバーに“こういう風に歌ってほしい”というような気持ちがあったので伝えていきました。例えば、＜放物線＞というフレーズのところは、本当に放物線を書くように歌って欲しかったんです。すごく感覚的なところですが、ちゃんと（鶴房）汐恩も汲み取って歌ってくれたので嬉しかったですね。さらに、碧海が書いた＜I’m a player＞というフレーズにもすごくこだわりがあって、ずっと個人練習をしていました（笑）」

――皆さんの中にあるクリエイティブな気持ちがより刺激された瞬間だったんですね。

――今後はどんな歌詞を書いてみたいですか？

「この曲はすごくハッピーな曲だったので、すごく書きやすかったんです。もうちょっとダークな歌詞も挑戦したいんですが、どうしても“こういう風に考えているんだ”って思われるのが恥ずかしくなっちゃうんですよね（笑）」

――あはは。ダークと中二病は紙一重ですからね…（笑）。

「そうなんです！（笑）でも、明るい曲であれば、ストレートに思っていることを伝えられるのですごく言葉にしやすいんです。今後もチャンスがあれば歌詞を書いていきたいですね」

――MVは韓国で撮影したとお聞きしましたが、どのような仕上がりになりましたか？

「すごくカラフルでポップで、とってもかわいらしいんです。小道具が満載で、大きな施設を深夜に貸切って撮影をしたんですが、どこを見てもアメリカンでポップな雰囲気があるんです。JO1もこれだけかわいいイメージが似合うことを再発見してほしいです！「Tiger」のMVではアニメーションとのコラボをしたんですが、『NEWSmile』でも新たなコラボをしているんです。ストップモーションをする“マネキンチャレンジ”にも挑戦しているので、そこにも注目してもらいたいですね」

――ダンスはどんな感じですか。

「今回は、今までの振り付けに比べたら、すごく簡単で真似がしやすいんです！みんなで楽しむことが出来ると思うので、ぜひ一緒に踊ってもらいたいですね」

――MVの撮影は順調に進みましたか？

「長時間の撮影だったので、かなり大変だったんですが、夜中にみんなでご飯を頼んだんです。そこで食べたスンデがすごくおいしかったんですよ。みんなで“うまい、うまい！”といいながら食べて充電をしていました」

――韓国に行ったら必ずスンデを食べるんですか？

「日本でも食べていますね。大好きなんですよ。ちょっと見た目が個性的なんですが、メンバーのみんなにオススメをしたらみんなが気に入ってくれたのも嬉しかったですね」

――みなさんが美味しそうに食べている姿が目に浮かびます（笑）。

――さらにこの曲は、「JO1 MART」で発売するグッズから曲を聴くことが出来るという新しいシステムとなりますね。

「すごくおもしろい試みですよね。メンバーの中でも、“こういう新しいことはどんどんするべきだよね”と言っていて。シリアルBOXやジャム、ドアノブカードやノート、歯ブラシなど、生活用品に僕たちのロゴや写真などがデザインされているんです。インテリアとしても楽しみつつ、曲と一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです」

――この曲が毎朝『めざまし8』で流れたら、元気をもらえそうですね！　

「本当にそう思います。僕たちもずっと聴いていますが、まったくイヤにならないんですよ。ポジティブな気持ちにさせてくれるので、朝にピッタリだと思います。ただ、絶対にアラームの音にはしないでほしいですね」

――え！どうしてですか！？

「アラームの音って、設定したが最後、絶対に嫌な曲になっちゃうんですよ。これを聴くと、“起きなくちゃいけない…”って気持ちになるので、アラームにだけは設定しないでください！ちゃんと起きてから、聴いてほしいですね」

――わかりました（笑）。

――これを機に、『めざまし8』のキャスターに挑戦してみたいと思ったり…！？

「いや～…出させてもらいたい気持ちはあるんですが、噛み噛みになる可能性があるので、特訓をしないとちょっと難しいですね（笑）。なによりも、カンペとテレビカメラを一緒に見ることが出来ないんですよ！」

――それはみんなできないから大丈夫だと思いますよ（笑）。

「そうなんですか！？目線で“カンペを読んでいるな”って思われたらイヤなんですよね。いつか右目がカメラ、左目がカンペを見られるようになったら、胸を張ってキャスターに挑戦したいと思います（笑）」

（おわり）

取材・文／吉田可奈
写真／中村功

RELEASE INFORMATION

CDが雑貨や日用品に!? 「JO1 MART」から新スタイルの音楽の楽しみ方を提案！