──もう何度も聞かれていると思うんですけれども、改めて、今年の5月にデビュー20周年を迎えた心境から聞かせてください。

「はい。本当にありがたいなと思っております。デビューしてすぐの頃は“やれて1年くらいかな?”と思っていた中で、ありがたいことに、キングレコードさんが次から次へと途切れることなくお仕事をくださったおかげで、気づいたら20年も経っていたという感じではありますね。でも、振り返ると本当にいろんなライブやいろんな楽曲を作ってきて。積み重ねたものがあるから、今のangelaが楽しくやれているんだろうなっていう実感があります。本当に関わってくださった全ての皆様に感謝です」

──20年目にして、今もなお楽しめているのはどうしてだと思いますか?

「もともと私もKATSUさんも、すごく飽きっぽいんですよ。本来、ミュージシャンは自分たちのカラーのある曲調やジャンルを貫いているイメージがあるんですけど、私達は同じことができなくて…。例えば、ロックだけとか、バラードだけとか、同じような感じで続けていくことが難しいんですね。ただ、ありがたいことに、アニメのタイアップの依頼をいただくことが多かったので、アニメに合わせた曲をずっと作ってきた分、一つのジャンルにとらわれることなく、楽しい曲もやれば、シリアスな曲もやれて。そういう意味で、作品を通じていろんな楽曲にチャレンジし続けていられるからこそ、自分自身に飽きることがなくやってこれたなっていう感じです」

──では、「アロハTravelling」のような曲はangelaの音楽の本質を表している?

「そうですね。チャレンジではありましたが、“どうせなら楽しい曲作ろうよ!”っていうところで、“ワールドワイドな音楽ジャンルを1曲に混ぜてみようぜ”っていうノリから始まって。やってみたら、逆に入れられなかった曲調もあるぐらいだったんです。インドネシアのガムランみたいなのも入れたかったんですけど、ちょっとアイディアが出過ぎちゃって、“これでも少なくした方です”っていう」

──(笑)フラメンコからヨーデル、沖縄民謡に演歌にアイドルにジャズ…と何でも歌えて。

「いや、手探りでやっている部分はあるんですよ。できるかできないかわからないけど、やってみる。それをずっと続けている感じですね」

──いろいろなチャレンジをされる中で、現時点で思う“angelaらしさ”を挙げるとすると?

「“本当に統一感ないな”、“ファンになりづらいアーティストだな”というのは自分たちが一番よくわかっているんですけど(笑)、ただ一つ言えるのは、私が歌う、私のボーカルが入ることで、“angelaだね”っていうところに落ち着けばそれでいいんじゃないかっていうところですね」

──では、前作『Battle & Message』からは2年5ヶ月ぶりとなるアルバム、20年目のアニバーサリーイヤーにリリースされる『Welcome!』はどんなものにしたいと思っていましたか?

「近年、曲ができてすぐにデジタルリリースという形が主流になってきまして。そういう意味では、気づいたら、いっぱいできてたねっていうところで、“そろそろアルバムを出しましょうか?”となっていった部分はあります。ただ、本当にバラエティーの豊かさがより増しているけど、これが許されるという言い方は変かもしれませんが、“それもangelaだね”ってきっとみんなが受け入れてくれる時期なのかな?と思って。完成したアルバムを聞きながら、そんなことを感じています」

──バラエティが増したということでいうと、アルバム用の新曲2曲のうちの1曲は、いわばご当地ソングになっています。「OK! 岡山」はお笑い芸人・ミュージシャンのはなわさんが参加していますね。

「今年5月に“桃太郎のまち岡山大使”、そして、“はだか祭りのまち 西大寺ふるさと大使”という、岡山市の観光大使に任命していただきまして。“じゃあ、アルバムに入れる新曲用に、地元の岡山を歌った楽曲を作ろう”って思っていたんです。今まで自分たちでずっと作詞も作曲も編曲もやってきたので、自分たちで作れるんですけど、岡山出身の私達が作ると、岡山のいいところだけをアピールする楽曲になってしまって、トゲトゲしさみたいな引っ掛かりがないものになるんじゃないか?っていう懸念が生まれて。そんなときに、お笑い芸人であり、ミュージシャンであり、ご当地ソングの第一人者でもあるはなわくんが浮かんで。実ははなわくんと25年ぐらい前に一度、友達を通じて一緒に鍋を囲んだことがあって」

──ええ!?そうなんですね。

「インディーズミュージシャンで、ライブやっても10人ぐらいしかお客さんが来ないような状態だった頃ですね。はなわくんは東京に来たばっかりで、先輩のお笑い芸人の前田健さんと一緒に遊びに来てくれて。あともう1人、私のお友達のダンサーさんと5人で鍋をしたんですけど、そこでワイワイと楽しくやった思い出があって。その数年後、2003521日に「明日へのbrilliant road」でangelaはデビューしたんですが、はなわくんも同じ日に「佐賀県」でデビューして」

──デビュー日が一緒なんですね!?

「そうなんです。ただはなわくんとはその鍋、1回きりで連絡先もわからないし、全く離れていて。ただデビューして、すぐに「佐賀県」で大人気になったので、“あのときのはなわくんが売れてる!”と思って。嬉しい気持ちで客観的に見ていたんですけど、なんとNACK5さんではなわくんがやっている「FAV FOUR」という番組にゲスト出演させていただいたんですよ」

──それがいつですか?

「今年です。はなわくんに“初めましてですか?”って聞かれたんですけど、“実は25年前に一度、鍋やっています。板橋の団地で”って言ったら思い出してくれて。なんであそこに呼ばれたのかわからないし、誰と飲んだのかもわからないけど、板橋の団地にマエケンに呼ばれて行ったことを覚えていて。“あれってangelaさんだったんですか!?”って驚かれて。それを機に、“とてもクセがあって、トゲのある、良い曲ができるんじゃないかな?”というところから、はなわくんに岡山の曲をオファーしました。ただ、はなわくんは岡山出身ではないので、“岡山ネタがわからない!”と。なので、打ち合わせをしたときに、まず最初に持っていったのが“岡山あるある”なんです。私とKATSUさんが箇条書きした“岡山あるある”をはなわくんに渡すところから始まった感じです」

──作詞はatsukoさんとの共作で、作曲ははなわさんになってます。

「そうなんです。実はもうangelaを結成して30年やっていますけど、初めて楽曲提供してもらいました。箇条書きにした“岡山あるある”をはなわくんが歌詞にしてメロディーに乗せたものを、ベースを弾きながらご自身が歌ったデモを送ってきてくれて。とはいえ、はなわくんは岡山出身じゃないので、ちょっとニュアンスが違う歌詞の部分を最後に一緒に詰めて作り上げた感じです。はなわくんも本当に真摯に作品作りに取り組んでいただけて。自分の周りにいる、岡山出身のお笑い芸人さんとかにいろいろリサーチもしてくれて、本当にありがたかったなと思っています」

──特に言いたかった“岡山あるある”は?

「最初に書いたのは“のぞみが停まる”で、言いたかったのは“桃太郎推しなのにトマト銀行”ですね。実は岡山出身である私達でさえ“なんで桃太郎銀行じゃなくて、トマト銀行なんだろう?”って思っていて。あと、途中に私が岡山弁で歌うところもあります。最初は普通に標準語の歌詞だったんですけど、岡山弁を喋れるなら、岡山弁の部分があった方が面白いんじゃないか?っていうところで、そうしてみたり…」

──“やっちもねえ”とか?

「“くだらない”的な意味ですね。あとは、きっと、岡山県の方が聞いたら、“そんなわけねーじゃん!”みたいなツッコミどころもあって。“桃は買うよ”とか、“天気予報は無視しないよ”とか。そういうツッコミは絶対あると思うんですけど、もし私が書いていたら、守りに入ってしまって、そういう歌詞は書けなかったと思うんですね。でも、はなわくんだから書けた部分があって。地元の人に“なわけねーじゃん!”って言われたとしても、それは引っかかりになるし、岡山県以外の方が聞いたときに、“え?岡山ってそうなの?”ってちょっとでも興味を持ってもらえたらいい。もし岡山に旅行に行ったとき、“あ、本当にトマト銀行!”って見てもらえたら、この曲を作った意味があるのかなと思っています」

──atsukoさんにとっては、故郷の岡山はどんな場所ですか?

「本当に嫌いだったんです。中高生の頃から、“もうこんな田舎いやだ”って感じていて。今みたいにインターネットもないし、そういう意味では岡山しか知らなかった部分はあるんですけど、当時はやりたいなと思ったことが何にもなかったりするんですよ」

──例えばどういうことですか?

「新体操をやってみたいなと思っても、ないんですよ、新体操部が。仕方なく器械体操部に入って、バック転の練習をするとか…やりたいことが思うようにできなくて。もう大都会に行きたいっていう思いから、“ミュージシャンになるぞ、歌手になるぞ”って言って東京に出た部分があるんですね。でも、さすがに30年経って戻ると、岡山いいんですよね。“のぞみも停まるし、めっちゃ住みやすいじゃん”って。自分が何でもなく歩いていた通学路とか、地元のお寺とか。ただの田舎って思っていたのに、“めっちゃこのロケーションいいじゃん!”とか。あと、地元の方が頑張って町おこしをしたり、マルシェを開催したりして頑張っている姿とか見て、自分も岡山に貢献できるようなことがあればお手伝いしたいなって思えるようになって。そんな自分が、本当に意外であり、びっくりであり、人って変わるんだなって思いました」

──(笑)デニムの街もそんなに昔は言われてなかったです。

「全然ですよ。後から知ったこともいっぱいあるます。デミカツ丼とか、ホルモンうどんとか、B級グルメにしても、私達が出てから新たなグルメやお祭りも増えていって。そういう意味で、本当に岡山のことを知らずにこの30年過ごしてしまったなという反省もあるので、ここからちょっと巻き返していきたいなと思っています」

──今年の5月には凱旋ライブもありました。

「すごく盛り上がりました。本当に“2度と帰らないぞ”ぐらいの気持ちで岡山を出たんですけど、帰ってきてこんなに喜んでもらえたこともありがたかったし、ファンの方がたくさん全国から岡山に集まってくれたことも嬉しかったです。あと、もう岡山に私の実家という家自体はないんですが、家がないからこそ“もう岡山には帰らない、帰る場所はない”と思っていたのに、“ライブ開催します!”って言った途端に、近所の方や地元の友達が、“あっちゃん帰ってくるならこっちも盛り上げなきゃ!”っていうことで、たくさん協力してくださっていた姿を見て。私は帰る場所なんかないと思っていたけど、こんなに待っててくれる人がいるんだ、こんなに協力してくれる人がいるんだ、と。そういう意味で、“やっぱりここは私の帰る場所なんだな”っていうことを再確認、実感できた公演だったなと思います」

──「OK! 岡山」に続き「今でも…」は“歌うために”出てきた街のことを振り返っていますよね。

「実はこの曲、25歳ぐらいのときに作った曲なんです。インディーズの頃で、本当に路上ライブをしながら、“デビューしたい!”ってもがいているときの心境の歌です」

──このアルバムに収録しようと思ったのはどうしてだったんですか。

「岡山で凱旋公演を2デイズやるにあたり、1日目は岡山市民会館という岡山市の大きなホールでやって。2日目は西大寺公民館という、私の本当の地元でやらせていただいたんです。そこで、セットリストを組むときに、“岡山に関わりのあるような楽曲を入れられた方がいいね”っていうことになって。「今でも…」は高校生の頃、自転車に乗ってバンドの練習に行っていた思い出を歌っている部分がある曲だったので、地元で歌うのがいいんじゃない?ってなって、リメイクして歌い直したんです。あと、映像もあった方がいいと思ったので、岡山のライブの前に一度帰って、同じ道を自転車で走ってる映像をリリックビデオみたいにして、今回のアルバムの特典ブルーレイに入れました」

──20年ぶりに歌ってみてどうでしたか?

「いや、ちょっと若いなっていう…歌詞がストレートすぎて恥ずかしいです(笑)。今、こんなストレートな歌詞は書けないですから。<ママになっちゃった友人>って言い方が、もうちょっと何かあるんじゃないか、とか。ただ当時の私はそう思ったわけだから。変えようかな?っていう案もあったんですけど、このときの心境のものだから、写真のアルバムと一緒で写っちゃったものはもうそのまま出そうっていう感じです」

──“好きなこと出来るなんて羨ましい”とぼやかれてから20年、その好きなことが続いているってことですね。

「本当ですね。もちろん楽しいばっかりではないんですけど、いろいろ乗り越えてきて今があるなっていうのはすごく感じます」

──20周年にぴったりな2曲だなと感じました。もう1曲の新曲はアニメ「でこぼこ魔女の親子事情」のEDテーマとして書き下ろした「Welcome!」ですね。

「コミックスをいただいて読んだんですが、めっちゃギャグマンガだったんですよ。“楽しい曲が描ける、嬉しい!”っていうのもあったんですけど、オープニングテーマを水樹奈々さんが歌うってことも伺って。奈々さんがオープニングを歌うってことは、誰もが納得するような完璧な看板がくる。そうなれば、我々は結構、遊べるぞ、と。“遊んでいいんじゃない?”みたいなところから曲作りを進めた部分はあるんですけど、曲調としてはKATSUさんがずっと“エレクトロスイングっていうジャンルをやりたい”て言っていて…」

──ネットミュージック界でも人気のジャンルです。

「次に来る来ると言われて意外とまだ来ていないらしいんですけど、KATSUさんがずーっと前からやりたいって言っていて。ただなかなかそこに合う作品がなくて、保留にしていたんですけど、『でこぼこ魔女』のお話を聞いたときに、“これ合うんじゃないか!?”って。となると、もうKATSUさんも乗りに乗っちゃって、楽しく作っちゃって。そういうところから曲調を選んで始めていきました。イレギュラーだったのが、アニメのオープニングもエンディングもいつも90秒で作る場合が多いんですが、今回は“110秒でお願いします”って言われて」

──どうしてなんですか?

「次回予告をどこかに挟みたいというオファーでいただいて。ただ、その20秒がイントロにあってもいいし、アウトロにあってもいいし、曲の真ん中にあってもいいですと。どこにあってもいいからどこかに20秒の隙間を入れてくださいってリクエストをいただいて。初めてのパターンだったので、やっぱり真ん中に入れるのが面白いんじゃないか?みたいな作り方をしたのが、いつもとは違った感じです」

──スペイン語で会話してるところですか?

「そうです。あそこがアニメでは次回予告が入る部分になっています。以前、REAL AKIBA BOYZさんのライブに出演したときに、ボーカルで入っていたスペイン人のAiRyAちゃんとお近づきになって。“何かここに入れたいね”っていうときに、スペイン語が入ったら面白いかもしれないってなって、AiRyAちゃんにコーラスをお願いして。“ママのこと大好き”をスペイン語に訳してもらって、それをAiRyAちゃんと私で一緒に“シエンプレ”って掛け合って、レコーディングしました」

──“ずっと一緒にいたい”って言い合っていますよね。娘のビオラから母のアリッサへの気持ちと言っていいですか?

「家族愛を歌っているんです。家族愛っていうと固い感じなんですけど、そこにアニメならではのギャグ感を文字に表したらどうなるかなと思って。<〜な事情>とかを歌詞の中に入れてみたり、『でこぼこ魔女』感を入れながら作ってみました。ただ私、最初に書いた歌詞からガラッと変わってしまうぐらい、何回も作り直していくんです。KATSUさんとスタジオに入って歌って、“ここが面白くない”って言われたらそこを書き直して、何日もかけて直していくんですけど、最初に書いたときから<マミー>と<ラヴミー>は入っていて。KATSUさん、“この<マミー>と<ラブミー>を入れたことで、この曲は勝った!”って言いましたからね。“この曲は最高だ!”って言っていました」

──ちなみに<Loving Home>の後に入ってる男性の声は?

「あれはKATSUさんです。たまにしれっと自分の声を入れるんですよ」

──(笑)「Welcome!」というタイトルにはどんな思いが込められてますか?

「作品の中でのアリッサとビオラのおうちにもウェルカムだし、楽しいおうちへのウェルカム感を前面に出していけたらいいなと思ったんですが、その後、アルバムのタイトルにも決まって。いろいろなプロモーションをしていく中で、このタイトルにしてよかったなって思うぐらい、今の自分たちに合った、いい言葉だなと思っています」

──アルバムの方はどうしてこのタイトルになったんですか?20年目にウェルカムという?

「長ければ長くやればやるほど、新しいファンの方が入りづらい感はあると思うんです。どこから聞いていいかわかんないじゃないですか。ベストアルバムも何枚もリリースしているし。そういう方に向けてということもあります。あと、昔、ファンだったけど、就職したり、結婚したり、子供が生まれたりして、一度ちょっと離れてしまった方もいて。でも、最近、久しぶりにアニメを見たら、ラジオをつけたらangelaの曲が流れてて、“やっぱいいな”と思って帰ってきましたっていう方。勇気を振り絞って、ライブに応募してみましたっていう方。そして、ずっとファンでいてくださる方。全てに於いてウェルカムだなと思って、そういう意味も含めて、いい言葉だなと思っています」

──どっからでもウェルカムですよっていうアルバムが完成して、どんな感想を抱きましたか?

「楽しくやっているなって部分もありつつ(笑)作品として残せるものを作らせてもらえてるっていう喜びをすごく感じます。楽曲ってやっぱり、“そのとき、こんなことあったよね”とか、“このときのレコーディングこうだったよね”とか。忘れていたとしても、曲を聞くとその当時のことをちょっと思い出したりするじゃないですか。だから、それぞれの曲でいろんなことを思い出しますね。「Alone」は私がアコギを始めて、アコギで作ったんだな、とか。もう2年経ったけどそんなに上手くなってないな、とか(笑)。それぞれの楽曲にいろいろと思い出があって…」

──特に思い出深い曲を挙げるとすると?

「それは、難しいですね…本当に全部です。「AYAKASHI」は“MVの撮影が寒かったな”とか。「RECONNECTION」は、“お経みたいな声を入れたいんですって言ったらKATSUさんが困ってたな”とか。「Shangri-La THE BEYOND~」は、2004年に発売したものじゃなく、『蒼穹のファフナーTHE BEYOND』という新しいシリーズの12話の挿入歌に入るよというところで、以前の歌じゃなくて、ずっと『ファフナー』を見てきた自分がもう一度歌う方がいいんじゃないか?っていうところで歌い直して、挿入歌にしてもらったりとか。昔はうまく歌えなかったところが上手に歌えるようになっているとか、そういう自分の中での気付きもあったりして」

──アニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』はangelaにとってどんな作品になってますか?

「すごくいい転換期になった作品ですね。今までももちろん、楽しい楽曲はアルバムの中で書いていたり、シングルで出したものでいうと、『アホガール』の「全力☆Summer!」あたりから、“angelaって楽しい曲も書くんだ!?”っていうのがなんとなく浸透してきた時に、『はめふら(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)』が来て、1期と2期のオープニングと挿入歌も書かせてもらって。angela=楽しい曲の人みたいイメージがちょっと定着しつつあって、ライブでもすごく盛り上がって楽しい時間になるので、本当に関われてよかったなと思う作品です」

──そっちのラインが『でこぼこ魔女』に繋がっていますね。最初は“angelaっぽくない”と言っていたファンもいて。

「そうですね。最初はアニメ『生徒会役員共』のエンディング「蒼い春」をリリースしたときに、“angelaじゃないみたい”って空気が少しあったんですけど、『アホガール』、『はめふら』、『でこぼこ』ときて。むしろ最近の声優さんには、“アホガールの曲が好きです、”って言われることもあって、“そっちなんだ!?”みたいな。以前は“ファフナーの曲、好きです”って言ってくださる方が多かったんですけど、最近はそういうご意見もいただきつつ、いろいろ変わってきているんだなというのを実感しています」

──どんどん多面的になってきてますが、これからっていうのはどう考えてますか。

「やっぱり同じことを続けられない人種ではあるので(笑)、いろんなことにチャレンジしたいなとは思います。『蒼穹のファフナー』という作品が2004年からずっと続いていて、オープニングもエンディングも挿入歌もイメージソングも書かせてもらって、34曲書いて、ギネス世界記録™にも認定されて。やっぱりそこがあるから、いろんなチャレンジができるなっていうのは感じています。そこがもう骨格としてありつつ、そこから枝葉がわかれるようにいろいろな楽曲も作れている部分があるので、『ファフナー』も大切にしつつ、いろんな面をさらに追求していけたらいいなと思っています」

──そして、10月からライブツアーが始まりました。どんなツアーになりそうですか?

「頑張っていきたい!と思っていますが、もちろんこのアルバムの楽曲も中心に歌いつつ、ただもう選びきれないほどの今までの曲があって…。『Welcome!』のツアーですけど、代表曲もセットリストに入れて、ずっとファンでいてくださる方も、帰ってきてくださった方も、初めて来てくださった方もみんなが“行って楽しかったね”と思ってもらえるような、angelaのいろんな面をフィーチャーしたライブツアーにしていきたいと思います」

取材・文/永堀アツオ

RELEASE INFORMATION

angela『Welcome!』

2023年1025日(水)発売
初回限定盤(CD+Blu-ray)/KICS-941224,070円(税込)
KING RECORDS

angela『Welcome!』

2023年1025日(水)発売
通常盤(CD ONLY)/KICS-41223,300円(税込)
KING RECORDS

配信はこちら

LIVE INFORMATION

angela Live Tour 2023 Welcome!

10月28日(土) 福岡 DRUM LOGOS
10月29日(日) 岡山 岡山市立市民文化ホール

11月4日(土) 大阪 GORILLA HALL OSAKA
11月12日(日) 台湾 新北市・Zepp New Taipei
11月18日(土) 宮城 仙台PIT
11月26日(日) 香港 Music Zone@E-Max
12月8日(金) 愛知 ダイアモンドホール
12月10日(日) 東京 豊洲PIT

angela Live Tour 2023 Welcome!

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