──スタプラ研究生に加入したきっかけから聞かせてください。

青山菜花「研究生に入る前まではB.O.L.Tっていうアイドルグループに所属していました。去年、B.O.L.Tの解散が決まったときに、スタプラ研究生に加入するか?、演技の道に進むか?っていう話になったんですが、アイドルとして経験してきたことをこれからも大切にしたいって思っていたので、ファンの方ともっともっと関われる機会を作りたくて、スタプラ研究生に加入させていただきました」

安井泉妃「私は原宿でスカウトしていただいて、そこからスターダストプロモーションに所属し、その流れでスタプラ研究生に入らせていただきました」

黒坂美羽「私も泉妃ちゃんと同じで原宿でスカウトしてもらって、その流れでスタプラ研究生に加入することになりました」

白石るり「雑誌で『スターダストプロモーション 第1回 スター☆オーディション』の応募を見て、“やってみたいな!”って思って入ったのがきっかけです。もともとテレビや雑誌が好きで、芸能界に憧れがあったんです。お母さんに“挑戦してみたい”って相談したら、“いいよ”ってすぐに言ってくれたので、オーディションを受けました」

──それぞれの憧れの人を教えてください。

青山「ボイトレで“一人の人を参考にした方が成長できる”って言っていただいたんです。でも2人いるんですけど…」

──あはははは。一人じゃない?

青山「矛盾しちゃった(笑)。言い直すと、“少ない人数の人を参考にした方がいい”って言われたんです。1人目の憧れは柏木ひなたさんです。柏木ひなたさんのようなカッコいい歌を歌えるようになりたいです。もう1人は、Mrs. GREEN APPLEの大森(元貴)さん。どんな曲でも歌いこなすのがすごい!と思っていて。お二人の口の開け方から参考にして頑張っています」

白石「私も柏木ひなたさんです。柏木ひなたさんは歌ダンスも上手で…力強い歌声なんですけど、かわいい曲もカッコいい曲も何でもできちゃうところを尊敬していますし、ダンスもキレキレでかっこよくて。ライブを見たときに心を撃ち抜かれたので、私もあんなパフォーマンスができるように頑張りたいと思っています」

安井「私は超ときめき宣伝部の辻野かなみさんを尊敬しています。セリフパートに心がこもっているから、キュンってなりました。泉妃もみんながキュンとするようなセリフを言えるようになりたい!って思っています」

黒坂「私も超ときめき宣伝部さんなんですけど、菅田愛貴さんです。最初は純粋に“かわいいな”って思って好きだったんですけど、『スタプラアイドルフェスティバル ~秋の新曲収穫祭~』の楽屋で自分の可愛い見せ方を練習しているところを見て…“やっぱり、かわいいを見せられる人って努力してるんだな”って思いました。私もそういうふうに細かいところに気を使ってパフォーマンスできるようになりたいです」

──では、スタプラ研究生はどんな人たちって言えばいいですか?

白石「12人の個性が溢れていて、いろんな表情を見せられるのがスタプラ研究生だと思います。個性的なメンバーが集まっているけど、まとまっている部分もあって、いいチームだと思います」

青山「スタプラ研究生のオリジナル曲は今、4曲あるんですけど、王道のアイドル系の曲もあれば、カッコいい系の曲もあって。いろんなジャンルを歌わせていただいているので、どんな曲が好きな方でも馴染みやすい曲が1曲はあると思います」

安井「大人数ならではのパフォーマンスです。ダンスもしっかり意識して揃えているので、迫力のあるパフォーマンスができます」

黒坂「“研究生”って言ってるだけあって、カッコいい曲とかわいい曲の使い分けを研究しているんです。毎日、楽しくレッスンに励んでいます」

──白石さんからは個性豊かだとありましたが、今日、集まってもらったメンバーを紹介してもらっていいですか?白石るりさんはどんなメンバーですか?

青山「るりは本当にしっかりしています。一番みんなをまとめてくれているし、スタプラ研究生を今後どうすればいいんだろうな?っていうのを考えてくれています。パフォーマンス面でも先生に言われたことはちゃんと直してくるし、ダンスもすぐに覚えて行動できるし、すごい努力家なんです!」

白石「待って!めっちゃニヤニヤしちゃう。口角あがっちゃう!」

黒坂「(笑)私がたまに落ち込んでたりすると、“大丈夫だよ”って声かけてくれたりするし…努力家だけど、たまに抜けてるところもあって“かわいいな”って思うときもあるんですよ」

安井「るりはいつも笑顔で、人が元気になるような雰囲気を持っていて。なのに、いざとなったときに、自分がすっごく緊張しているんです。人を元気づけて、自分をほったらかしにしちゃうので、もうちょっと自分を大切にいたわってあげてほしいって思っちゃいます」

白石「大切にします!」

──(笑)美羽さんは?

安井「ムードメーカー?」

白石「ムードメーカーですね。とにかく面白いです。LINEでもちょっとふざけた写真を送ってきたり、変な動画を送ってきたりするんです。あと、ライブの前、みんなが緊張してるときに“大丈夫だよ!”って言ってくれるんですけど、終わった後に一番反省してるのは、美羽なんです(笑)。とっても努力家です」

安井「そうそう!パフォーマンスの雰囲気作りも上手で、何か惹きつけられる表情を持っていて。曲に合わせた表情作りをしているのが印象的だなって思います」

青山「私も最初に会ったときは、“すっごくみんなを笑わせてくれる子“って印象がすごい強かったんです。でも、一緒にご飯を食べに行くと、お皿を片付けてくれたりとか、さりげない気遣いがすごいなって思いました。そのギャップが素敵です。ふとしたときに、”とても真面目だな、努力家だな“っていうことを感じます。あと、言葉選びも上手だなって思っていて、みんなで話し合うときも率先して言ってくれるメンバーだと思っています」

黒坂「…恥ずかしいですね」

──続いて、安井泉妃さんは?

白石「泉妃は研究生の中で一番あざとかわいいイメージがあります!」

──初めてお会いしてまだ10分程度ですけど、もう感じています(笑)。

青山「あはははは。やっぱり!」

白石「そうなんですよ。わざとやっているんじゃなくて、ふとしたところに素で出ちゃっている…隠し切れてなくて、可愛い子犬みたいな感じです」

青山「スタプラ研究生の中では最年長なんですけど、お姉さんだな!っていうところもあるんですよ。新メンバーで小学5年生の子たちが入ってきたんですけど、その子たちに教える姿を見て、“あ、お姉ちゃんだ!”って、初めて…」

白石「初めて?」

安井「悲しい悲しい(笑)」

青山「言っちゃった(笑)。でも、甘えてくれるのもすごい嬉しいです、私にとっては」

黒坂「泉妃ちゃんは、何かあったときすぐに“大丈夫?”って優しく声をかけてくれるので、いつも救われています。それに、ところどころに見えるお姉ちゃん感が好きなんです」

安井「好きです?告白されちゃった!みずきも好きだよ

白石「あははは。イチャイチャしていますね」

──そういうところですよね、あざと可愛いのは(笑)。

──青山菜花さんは?

白石「菜花はお姉さんですね。私よりもお姉さんなんじゃないかな?って思うときがあるくらいしっかりしています。前のグループでも活動していたから、パフォーマンス力もあるし、MCもすごく上手で。いつも私が学んでいるんですけど、たまに甘えたりしてくるから、やっぱかわいい妹だなって思います」

黒坂「ライブ中に“菜花ちゃん可愛い!”っていう声が上がった時に、すぐにポーズをとったりしているところを見ると、ファンの方を惹きつける力があるというか、“ファンサも上手だな!”って思います」

安井「菜花は話し合いのときに意見をまとめて、わかりやすく解説してくれるんです。語彙力がすごくあって、お姉さんっていうか、年上感がすごくあって救われています」

青山「嬉しいです。でも、この中では最年少なんですよ!」

──(笑)頼られつつも、たまに甘えられる環境を作ってくれているってことですよね。

──プロフィールには2019年10月にレッスンをスタートしたとありますが、これまでの活動で特に印象に残ってることを教えてください。

白石「やっぱり、最初のオリジナル曲「追い風とストーリー」です。インスタライブでサプライズ発表があり、私達もそこで初めて知った曲だったんです。そのインスタライブが一番印象に残っていて。まさか自分たちがオリジナル曲をいただけるなんて全然思っていなかったから、本当に嬉しかったですし、泉妃も泣いていて。本当にすごく嬉しかったですし、“この曲をもっと育てていかないと!“って思っています」

安井「それまでのレッスンではカバーをさせていただくことが多かったので、自分たちの大切なものが一つ増えた気がして、とても嬉しくて涙が出ました」

黒坂「「追い風とストーリー」は初めてのオリジナル曲なので思い入れがあるし、自分たちのこれまでのレッスンや日常に沿って作っていただいた歌詞だったので、聴いていてすごく感動しますし、これからも大切にしていきたい!って思っています」

青山「私はこの曲が発表された頃はまだ加入していなかったんですけど、スタプラ研究生に加入したときに、“私もこの曲に似合うような人になりたい”って思いました。活動していくにつれて、<ひとつだけ「諦めない」って/自分との約束>とか、共感できる歌詞が増えていって…どんどん私も仲間になっているんだなっていう実感が生まれた曲です」

──<いざ進め 心が指す方へ/もうあとは未来と将来だけ>と歌っていますが、皆さんそれぞれはどんな未来を望んでますか?

白石「アイドルとして、もっと歌とダンスのスキルも上げて、MCも苦手なので…」

──全然苦手なように感じませんよ。率先して発言してくれていますし。

白石「そうですか?でも、もっとMCのスキルも上げていきたいんです。個人のお仕事も、もっとバラエティーとか、雑誌のお仕事とかもやってみたいし、演技とか、いろんなことに挑戦していきたいです」

黒坂「歌とダンスのスキルも上げていきたいですし、自分で発信していくことがちょっと苦手なので、いろんな取材とかで、スタプラ研究生の良さを伝えていきたいです」

安井「私はアイドルとして、ライブを通して、たくさんの人を幸せにしたいなって思っています。個人的にはドラマや映画が好きなので、演技のお仕事も頑張っていけるように、文武両道?二刀流?どっちも頑張れるようになりたいです」

青山「スタプラ研究生としては、私がスタプラ研究生に加入して、日にちが経っていくにつれて、研究生への思いがすごく強くなってきているんです。“もっとこう出来るんじゃないかな?”っていうアドバイスもみんなで話し合ったりしているんですけど、もっと話す機会を増やしていって、スタプラ研究生を見た人が“本当に研究生なの?”って思ってもらえるようなパフォーマンスとMC力を身につけたいって思っています。個人では、最近ずっと思っているのが、“これが一番の強み!”っていうものが私にはまだないな…って感じていて。だから、一つのことをフィーチャーするんじゃなくて、たくさんのことに挑戦したい!って考えています。舞台にも出たいし、モデルさんもやってみたいし、いろんな活動をしていきたいなって考えています」

──ありがとうございます。

──これまでの活動で一番思い出に残ってることはなんですか?

黒坂「一番最初のレッスンです。一つの部屋に集められて、そこからレッスン室があるビルに移動したんですけど、移動する途中の路上で、“橋の向こうに友達がいるので、何か呼び掛けてみましょう”って言われて…」

白石「レッスン1ですね」

黒坂「最初に指名されたのは他のメンバーだったんですけど、“ちょっと待ってください。ちょっと考えさせてください”って言って…次が私の番になったんです。ひっくりがえった声で、“おーい”って言っちゃって(笑)。恥ずかしかったんですけど、その時は家族とメンバーしかいなかったのに、今はファンの前でパフォーマンスができているので、自分の中で成長を感じています」

安井「私は最初のワンマンライブが印象に残っています。初めて自分たちの曲をファンの皆さんの前で披露できたのがとても嬉しくて。しかも、自分たち目当てで、わざわざお金を払ってまで来てくれていることに、とても嬉しさを覚えました。“これからも応援してくださる人たちを笑顔にしていきたい!”って思うきっかけになったライブでもありました」

──特に覚えてる曲はありますか?

安井「やっぱり「追い風とストーリー」です。自分のパートが上手に歌えるかどうかが不安で、表情カチコチだったんですけど、それでも来てくれたファンの笑顔があったから、歌えたと思っていて。今はさらに上達していると思うので、印象に残ってる曲です」

白石「<頑張る者だけに/追い風のストーリー>が泉妃のパートなので要チェックです!」

安井「心を込めて歌っています!」

──昨年4月に加入した菜花さんは?

青山「私はオリジナル曲「NAI」が研究生として初めてのレコーディングだったんですけど、“研究生として認めてもらわなきゃ!”っていうプレッシャーと責任感があって…みんなに認められてもらえるように頑張ろう!って思いで挑んだので、すごく思い出に残っています。“自分に合っているな”って思っている曲だったので、“とても気持ちよく歌えた“って感じています。初めてお客さんの前で披露したのは、横浜アリーナの『スタプラアイドルフェスティバル ~秋の新曲収穫祭~』のときだったんですけど、”たくさんの方に知ってもらえる機会になるから頑張ろう!“って挑みました」

──アップテンポのダンスナンバーですよね。

青山「カッコいい曲が得意なんです。声が低めなので、それを生かした楽曲になっているって思っていて。ぜひライブでも私の低音のところとかをちょっと意識して聴いてほしいです。特に<そうだった 思い出はここにあるから>の入りを大事にしています。自分のパートは皆さんにわかってもらえるように目立たなきゃいけないところでもあるので、<そうだった>の<そ>を大切にしています」

──オリジナル全4曲中2曲が出たので、あとの2曲も聞いていいですか。オリジナル第2弾がテクノポップ調の「最高WonderfulTime」でした。

安井「デモの音源を聞いた時にサビの<Fuu Fuu Fu Fuu Fuu Fu>がすごく頭に残っていて。楽曲の裏話でいうと、最初は「追い風とストーリー」だけを作る予定だったけど、候補にあった「最高WonderfulTime」も“ずっと頭に残るから2曲作っちゃおう”ってことになったみたいです。それで作っていただいた曲だったので、この曲も大切に歌っていきたい曲だなって思いました」

白石「サビの振り付けが、小指上げてつまむポーズなんですけど、特徴的で真似しやすいですし、<Yeah>のところは皆さんと一緒に歌える曲なので、ライブで特に盛り上がる曲だと思います!」

──もう1曲はガールクラッシュ系の要素も入ってるハイパーポップ「RIDER」です。

青山「この曲は「追い風とストーリー」と同じ作詞家さんに提供していただいた曲なんですけど、また違った雰囲気になっています。ラップっぽいパートもありますし、今までの研究生になかったカッコいい曲調になっています。その中でも歌詞にスタプラ研究生が描かれているので、今の研究生を表した曲の一つです。フリではバイクをイメージしているので、みんなで“ブンブーン!”って言えたらいいなって思いますし、皆さんもバイクになりきって歌って欲しい曲になっています」

黒坂「最初のAメロの部分とサビの部分のテンション感の違いのギャップが好きです!」

白石「いろんなジャンルの4曲なので、さまざまなスタプラ研究生を聴いていただきたいです。皆さんもぜひライブに来て、いろんな魅力を知ってもらいたいです」

安井「表情の違いにも注目していただきたいです!」

──そのライブですが、3月17日に3回目のワンマンライブ『スタプラ研究⽣ THE THIRD 〜にじいろの未来と願い〜』が開催されます。どんなステージになりそうですか?

黒坂「1部と2部で内容が違うので、1部を見て“楽しかった!”って思っていただいたら、2部でまたそれを超える楽しさを披露したいです」

安井「『スタプラ研究生 THE FIRST 〜追い風とストーリー〜』、『スタプラ研究生 THE SECOND 〜希望のエントランス~』で自分の課題が見つかったので、その課題を全てクリアできるようにレッスンに取り組んでいます。そして、絶対に来たことを後悔させないような楽しいパフォーマンスをするので、全力で盛り上がっていただけたらと思います!」

白石「3回目のワンマンライブなので、1回目、2回目よりもいいものを届けたいっていう思いが強いです。あと、新メンバーとして、小学5年生2人が加入しましたし、活動休止から戻ってきたメンバーもいるんです。新しい体制、シン・スタプラ研究生みたいな感じのライブになるので、気合を入れていきます!」

青山「小学5年生の新メンバーが加入したので、“私達が引っ張っていかないと!“っていう思いはあって。私達が全力でパフォーマンスをして、少し余裕感のある年上ならではのパフォーマンスをすることで、小学5年生の2人の良さを私達から引き出したいです」

白石「ライブでは、いろんな先輩方の曲もパフォーマンスさせていただくので、スタプラ研究生のいろんな姿を見せたいです。みんなで盛り上がれる曲もあるので一体感を作って盛り上がれるライブにしたいです!」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ
写真/中村功

LIVE INFORMATION

スタプラ研究生 THE THIRD~にじいろの未来と願い~

2024年317日(日)
1部>open 12:30 / start 13:00
2部>open 17:00 / start 17:30
会場:東京 渋谷Spotify O-WEST

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