1982
石川秀美 「ゆ・れ・て湘南」「涙のペーパームーン」
「HIDEKIの弟・妹募集オーディション」で優勝しデビュー。ご存じのとおり夫は俳優・タレントの薬丸裕英。交際が報道された当時はトップアイドル同士ということもあり、大きな話題となった。
小泉今日子 「渚のはいから人魚」「ヤマトナデシコ七変化」「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」
『スター誕生!』出身。“82年組”の一角ではあるが、本格的にブレイクしたのは83年5月にリリースした「まっ赤な女の子」から。その後84年になると、「渚のはいから人魚」「ヤマトナデシコ七変化」など、連続してオリコン1位を獲得するものの、大きな音楽賞は辞退するようになる。楽曲や衣装などに自分の意見を述べるなど、セルフプロデュースを行い、アイドルを“カルチャー”として認識させた先駆けでもある。また、女優としても活躍し、さまざまなTVドラマや映画にも出演している。
中森明菜 「スローモーション」「少女A」「北ウイング」「十戒 (1984)」「DESIRE -情熱-」「難破船」
『スター誕生!』出身。2ndシングル「少女A」のヒットによりブレイクするが、本人的にはデビューシングル「スローモーション」の方がお気に入りだったそう。松田聖子とともに80年代を代表するアイドルであり、松田聖子が明るく可愛らしさを前面に押し出していたのに対し、中森明菜は少し翳りのある雰囲気で大人っぽさを出していた。2012年には、「ザ・ベストテン」にランクインした彼女のシングル全22作品の映像を収録した「ザ・ベストテン 中森明菜 プレミアムBOX」が発売されており、82年から89年までの彼女の成長を確認することができる。
早見優 「急いで!初恋」「夏色のナンシー」
幼少期をグアム、ハワイで過ごした経験から英語が堪能で帰国子女アイドルの先駆けとなる。2000年代以降は、同時期にデビューした松本伊代や堀ちえみと共演することが多く、05年には3人で、キューティー★マミーというユニットを結成しCDもリリースしている。
原田知世 「時をかける少女」「天国にいちばん近い島」
“角川3人娘”(薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子)のひとりとして女優、歌手として活躍。『角川・東映大型女優一般募集』で特別賞を受賞し芸能界入り。ドラマ「セーラー服と機関銃」で女優デビュー。同時に主題歌「悲しいくらいほんとの話」で歌手としてもデビューする。翌年公開された映画『時をかける少女』で主演を務め、人気を決定づける。07年には高橋幸宏らのユニットpupaに参加するなど、歌手としてもコンスタントに活動を続けている。
堀ちえみ 「待ちぼうけ」「東京Sugar Town」
第6回ホリプロタレントスカウトキャラバンで優勝し芸能界入り。83年に放送されたドラマ「スチュワーデス物語」をはじめ、「スタア誕生」や「花嫁衣裳は誰が着る」などの大映ドラマで活躍。特に「スチュワーデス物語」での「教官!」「ドジでノロマな亀」と言ったセリフは流行語大賞にもノミネートされるほどのブームとなった。06年にはサントリー・なっちゃんのCMでスチュワーデス役を、さらに10年にはドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」では元スチュワーデス役を演じている。
三田寛子 「駈けてきた処女(おとめ)」「初恋」
雑誌「セブンティーン」のモデルオーディションで合格し芸能界デビューのきっかけをつかむ。81年にドラマ「2年B組仙八先生」の生徒役で出演し、翌年「駈けてきた処女(おとめ)」で歌手デビュー。現在は夫である歌舞伎役者・中村橋之助を梨園の妻として支える一方、バラエティ番組などにも出演する。