Lia Kuri『Motherland』
カナダのモントリオールを拠点にするバンド、アフタヌーン・バイク・ライドのメンバー、マルチ奏者のLia Kuriが初のフルアルバムをリリース。ピアノ・バラード、ドリームポップ~ダウンテンポエレクトロニカからドラムンベースまで、穏やかにまとまっているように聞こえるが、バンドでも際立っているきめ細やかな音作りがここでも発揮されている。環境を憂う真摯な歌詞にも注目。
Contour『Take Off From Mercy』
サウスカロライナのSSW(シンガー・ソングライター)、CONTOURによるニューアルバムがJessica Prattも在籍するMEXICAN SUMMERよりリリース。ネオソウル、サイケデリックブルース、R&Bをベースに、ジャジーな雰囲気もあり、エレクトロニック、アンビエントの要素も織り込まれている。時折挟まれる詩人、Saul Williamsによる詩の朗読と共に、非常に多様性のある自身の音楽性を巧みに表現している。
V.A.『DJ Kicks - Honey Dijon』
!K7のミックスシリーズ『DJ-Kicks』に、Honey Dijonが登場。キム・ジョーンズらのミューズとしてファッション界からもラブコールを受け、Louis Vuittonのショーの音楽を担当するなど華やかな経歴を持つ。Psychedelic Research Lab「Keep On Climbin' (Mix 2)」のようなアンセム級のトラックから、アンダーグラウンドハウスまで、シカゴ、ニューヨークハウスがぎっしり詰まったセクシーな展開。
J. Spaceman&Jon Coxon『Music For William Eggleston's Stranded In Canton』
William Egglestonの映画『Stranded in Canton』のサウンドトラックが10年越しでリリース。1974年のアメリカ、メンフィスを舞台に、友人たちの退廃的、自由でアウトローな日常を追った。音楽はイギリスのロックバンド、SpiritualizedのJ.SpacemanとJohn Coxonが担当。人々の会話や歌声も混じえた、ベルベット・アンダーグラウンドのような70年代N.Y.を思わせるアート性の強いロック。
Sun Ra And His Arkestra『To Those Of Earth... And Other Worlds』
完全独自のぶっ飛んだ宇宙哲学ジャズ・アーティスト、Sun Raの膨大な音源から、UKジャズ界最重鎮、Gilles Petersonがセレクト&mixした永久保存版コンピがSTRUTよりVinyl盤でリリース。未発表音源、入手困難な初期楽曲から、近年発掘されて注目された楽曲までGillesの安定の審美眼で選び抜いた最高の内容。間違いなし。
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