
FKA Twigs『EUSEXUA』
高感度層から常に熱い注目を集めるアーティスト、パフォーマー、プロデューサーでもあるマルチクリエイター、FKA twigsのニューアルバムがリリース。プロデューサーにシナジーのあるEartheaterを迎え、さらに世界観を広げており、前作『Caprisongs』に続き、これまでのスローで重厚なイメージからテンポアップし、ダンスミュージック寄りのイメージに変化したポップでカラフルなアルバム。推薦。

Charlotte Day Wilson『Cyan Blue』
DrakeやJohn Mayer、James Blakeがサンプリングし、あのPatti Smithがカバーするなど各方面から注目されているSSW(シンガー・ソングライター)、Charlotte Day Wilsonのニューアルバム。SZAなどを手掛けたleon thomas、H.E.Rなどを手掛けたJack Rochonがプロデュース。彼女が影響を受けてきたゴスペル、ソウル、R&Bが温かみのあるメロディと繊細な歌詞によって紡ぎだされている。

Maribou State『Hallucinating』
常に新しく、抒情的なダンスミュージックを生み出してきたUKのエレクトロニック・デュオのニューアルバム。紆余曲折を経て作り上げられたこのアルバムには、Andreya Trianaなどのボーカリストから、友人によるアマチュア合唱団までが参加。UKガラージ、トリップホップ、ソウル、ギターポップとUKの音楽シーンの系譜を辿ったものとなっている。

Romy&Sampha『I’m On Your Team』
The xxの中枢を担うボーカリストであり、先にリリースしたアルバムが絶好調のRomyと、新世代ソウルの代表にして不動の人気を誇るSSW、Sampha。独自の世界観を持つ二人がコラボした夢のようなシングル。 相性は良いだろうと想像はしていたが、予想を超える出来栄え。各々の個性が打ち出された優しく静かな世界。

Tycho『Where You Are』
サンフランシスコを拠点とし、現代のエレクトロニカ・ポストロックを代表するアーティストTychoがニューアルバムをリリース。2019年リリースの『Weather』と2020年の『Simulcast』の続きとなるアルバム。エレクトロニカを主体にしたメロディにドラムが特徴的で、インストゥメンタルが多い構成となっている。

Horsegirl『Phonetics On And On』
2022年のデビューアルバムが各メディアに驚きと称賛をもって受け入れられて以来注目され、USオルタナ新世代にして本命と言われるHorsegirlのニューアルバム。90年代、ファッションやカルチャーのど真ん中にあったインディーロックがひときわ輝いていたころの、粗削りでありながら繊細、神経質、ひたすら尖ったオーセンティックなインディーロックアルバム。

John Glacier『Like A Ribbon』
UKを拠点にするラッパー、ビートメイカーである John Glacierが待望のアルバムをYoungよりリリース。PLZ Make It Ruinsを主宰するVegynのアルバムにも参加するなど以前よりその実力は際立っていた。今回のアルバムにはEartheater、Samphaらが参加。ノイジーなギター、アンビエントなビートにメランコリックなボーカルがハマる。

V.A.『Piano1』
blonde redhead、hildegardらを擁するカナダのレーベルSection 1より、ピアノソロを集めたコンピレーションがリリース。アンビエント大巨匠Laraaji、一部で話題のインディーポップML Buch、Hand Habits、Youth Lagoon、Mark William Lewis、Kelly Moranといったジャンル超越、バラエティ豊かなメンツによる高水準なオリジナル楽曲を収録している。 ピアノという楽器を介して、クラシック音楽、アンビエント、エクスペリメンタルの境界線を超えた作品。
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