
TOKiMONSTA『Eternal Reverie』
LAを拠点とする韓国系アメリカ人であり、トラックメイカー/プロデューサー/DJのTOKiMONSTAが5年ぶりのニューアルバムをリリース。過去にもコラボしていたボーカリストGavin Turekや、NxWorriesでも活躍するAnderson .Paak、ラッパーMezらも参加し、ディスコ~ハウス~R&Bを横断したトレンド感ど真ん中の文句なしの好作。

Marie Davidson『City Of Clowns』
カナダを拠点とするプロデューサーでありDJのMarie Davidsonによる4年半ぶり、6作目のアルバムがSoulwax主宰のレーベル、Deewee/Because Musicよりリリース。前作の「Work It」に見られた骨太でパワフル、アグレッシブでダークなテクノ、スポークン・ワードはここでも健在。BPM早めの飛ばし気味のトラックもトレンドど真ん中で◎。

Shygirl『Club Shy Room 2』
UKダンスミュージックの注目株のひとりShygirlが、自身のプロジェクト「Club Shy」にちなんだシリーズの新作EPをリリース。Saweetieとの「Immaculate」、Yseultとの「F*Me」、Isabella LovestoryとPinkPantheressを迎えた「True Religion」などをはじめ、グライム、ヒップホップを軸に、よりフロアフレンドリーに向かったシングル。UKダンスミュージックのトレンドが知りたい方は要チェック。

Saya Gray『SAYA』
日本にルーツをもつトロント出身のシンガー・ソングライター(SSW)、マルチインストゥルメンタリストSaya Grayのデビューアルバム。THE 1975らを擁する優良インディレーベル、Dirty Hitより待望のリリース。前作EPもインディ界隈でかなりの話題になっていたが、ボーカルもより深みを増し、繊細でドリーミン、メランコリックさもあるトラックを紡ぎだしている。今後相当注目されるであろう超新星。チェック。

Panda Bear『Sinister Grift』
Animal Collectiveの中心メンバー、Panda Bearが5年ぶりのソロアルバムをリリース。DeakinことJosh Dibbをはじめ、初めてバンドメンバー全員が参加している。Daft Punk、Jamie xxらさまざまなアーティストとコラボしてきたこれまでのキャリアの集大成と言える内容でありながら、フォーキーでオールドスクールなロックへと立ち戻っているところが、新しい境地を感じさせる。

Martin Luke Brown『Man Oh Man!』
UK出身のSSW、プロデューサー、マルチインストゥルメンタリスト、Martin Luke Brownのニューアルバム。Stevie Wonderなどに影響を受けたとされるソウル、ポップ、フォークの要素を融合させた独自のスタイルが特徴。やわらかくソウルフルな歌声と、内省的でどこかノスタルジックさをおぼえるメロディラインが複雑に絡み合うアルバム。

Toumani Diabate『Kaira』
西アフリカのハープと呼ばれる楽器、コラの名手にして至宝。音楽一家に生まれ、Ali Farka ToureやDamon Albarnなどさまざまなアーティストとのコラボを果たしてきたトゥマニ・ジャバテの、1988年にリリースされた超傑作デビューアルバムが奇跡のリイシュー。コラの独奏による録音も珍しく、色褪せることなく変幻自在の美しいメロディ、多彩な表現力に魅了される。永久保存版。
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