アートオブタナカのファーストシーズンは2月5日に代々木第二体育館で25年秋冬コレクションとして発表され、タナカの直営店、エストネーション、エイチ・ビューティーアンドユースなど一部の限定された店舗で販売される。

岡山のデニム加工のテクニックである箔加工や、失われつつある伝統工芸の一つである桐生の横振(手振り)刺繍を、日本で織上げられたファンシーツイード、スコットランドの老舗のツイードやチェック素材に施し、デニムとも相性の良い和洋のツイード群がコレクションをリードした。
また、京都の⻄陣織の技術をグラフィカルに配置したアウターウェア、自由の象徴であるデニムの新しい解釈としての造形美や、レーザー加工技術とステンシルワークを合わせたプリントデニム、特殊加工のレースと重ね、奥行きを持たせたブリーチデニムなどを発表した。

私たちが生きるこの争いの絶えない世界を「SIDE B」、パラレルワールドにあるミリタリーウェアが必要となくなった世界を「SIDE A」とし「今までの100年とこれからの100年を紡ぐ衣服」をコンセプトとして掲げるタナカとして、唯一これからの100年に紡ぐべきではない衣服と向き合ったコレクションとなった。
伊勢丹に続いて、渋谷パルコで先行受注会を開催する予定だ。

■「Art of TANAKA」先行受注会
4月12〜20日

TANAKA POP-UP STORE
渋谷PARCO 3F

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