STRUMがREPLICANTをテーマに22-23年秋冬コレクションを発表

「拙くとも、想うがままに、かき鳴らし続ける事で、一流になっていく」という想いを込め「かき鳴らす」 (STRUM)と名付けられた同ブランドは、13-14年秋冬にスタートしたレザーブランドだ。

革の鞣（なめ）しから、染色、加工、仕上げにまで手をかけ、革の特性、質感を生かした比類の無いレザーを追求してきた。

美しいシルエットや着た時にストレスを感じさせない着心地、機能性を重視し、細部にまでこだわりを見せつつ、シンプルな中に、デザイナーが繫ぎ止めてきた音や映像を感じさせる服や小物を展開している。

今シーズンは、馬革を熱により半分まで縮めたホースシュリンクの新加工や燃やしながら染める加工方法「バーニングダイレザー」の新色、さらに害獣駆除により無駄になってしまった蝦夷鹿の革を使ったシリーズなど、エコロジカルな観点からも取り組んだ。

さらにブランドの代名詞とも言えるライダースはもちろん、大人のエレガントさが際立つライダースタイプ以外のレザージャケットも多数展開している。

またコレクション発表にあたり、コンセプトムービーも制作した。

日本を代表するロックベーシストのウエノコウジ、新進気鋭の若手ダンサーとして注目される高村月を起用し、それぞれの持つカルチャーやバックボーンから表現した作品に仕上がった。

デザイナーの桑原自身も出演し、プロダクトを世に放つ作り手として、創作活動から生まれてくる葛藤や、そこにある魂のメッセージを「服と人」の観点から表現した映像になっている。