MOONSTAR JIYUGAOKA Maple St.がオープン

ムーンスターは、創業者の「御誂向御好次第(おあつらえむきおこのみしだい)」という言葉を大切にし、子どもから大人向けまで、どんな人の暮らし・用途でも心地よく使えるよう、使われてこそ価値のあるものづくりを続けてきた。自由が丘の2つの拠点では、すべての年齢や用途に応える厳選したアイテムの取り揃えをさらに充実させる。
ムーンスターのものづくりは、新品の靴をつくって終わりではなく、靴が履かれ、その人の暮らしに馴染んでいくことを志向している。靴をいつ、どう使うのか。靴とどこへ行くのかという「使い方の余白」を意識している。ムーンスター自由が丘メイプルストリートでも、ムーンスターの店舗としての「使い方の余白」を、什器の仕様、店内のレイアウト、コミュニケーションという視点で考え、形にした。
什器は自分たちで自由に使い方を調整し、更新していけるように、様々な部分をムーンスターの靴づくりの技術を活かしながら久留米工場で製作。スチールフレームやゴムの巾木とシェード、靴紐で連結したキャンバス地の什器やのれんなどを久留米工場で製作。展示内容に合わせた天板や脚の組み替え、素材の取り替えを可能にしている。
レイアウトは自由度を持たせることで、靴の展示・販売以外の用途も可能にした。中央に配置した床置きの展示什器は、自由に動かすことができる。対して壁際には、奥行きが深く凹凸の多い店内の形状を生かしたベンチコーナーや展示コーナーが、ポケットのように小さなまとまりで、明るさや大きさを変えながら展開されている。自由度の高い設えと特徴的な居場所の組み合わせ方を調整することが可能となっている。