この企画では、長年にわたり細野が携わってきたさまざまな作品を取り揃えつつ、とりわけこの14年間にリリースされた作品を軸に、 “現在進行形の細野晴臣”の姿を立体的に伝える。
スポットライトを当てるのは、2007年リリースの『FLYING SAUCER 1947』から2021年リリースの『Music for Films 2020–2021』までに発表された全8タイトル。カントリーミュージックやルーツミュージックへの傾倒、セルフカバー作『HOCHONO HOUSE』、映画『万引き家族』をはじめとする映像作品への楽曲提供、そしてUSライブを収めた『あめりか / Hosono Haruomi Live in US 2019』などを通して、歌・ルーツミュージック・映画音楽へと広がる近年の創作の軌跡を辿る。
さらに今回、これら8タイトルを振り返るロングインタビューを新たに実施し、その内容を収録した冊子を会場で販売予定だ。各作品を構成するキーワードや当時のエピソードなど、音源だけでは触れきれない細野晴臣の思考と視点を補完する一冊として楽しめる。
会場では、以下8作品を中心に展開する。
・『FLYING SAUCER 1947』(2007年9月発売)
・『HoSoNoVa』(2011年4月発売)
・『Heavenly Music』(2013年5月発売)
・『Vu Jà Dé』(2017年11月発売)
・『万引き家族(オリジナル・サウンドトラック)』(2018年6月発売)
・『HOCHONO HOUSE』(2019年3月発売)
・『あめりか / Hosono Haruomi Live in US 2019』(2021年2月発売)
・『Music for Films 2020–2021』(2021年12月発売)
近年作以外にも、細野晴臣が関わってきた作品タイトルのアナログ/CD作品もラインナップ。一枚のレコードから広がる物語や、長年にわたり更新され続ける細野晴臣の世界観を、音とモノの両面から体感できる“レコードハウス”となっている。
また、ポップアップの開催に合わせ、デジタルミュージアム「HOSONO MANDALA」がプレオープンする。正式オープンは来年2026年夏頃を予定しているが、会場でのアナログ体験に加え、ウェブ上でも細野晴臣の広大な作品世界の一端に触れることのできる機会となっている。
細野晴臣の“いま”をアナログで辿るポップアップストア『Hosono Record House』
会場 :New Gallery
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 1F (神保町駅 A5 出口 徒歩3分)
会期:2025年12月19日~2026年1月25日
休廊:12月29日~1月5日、月曜(1月12日を除く)
開館時間:12:00〜19:00
入場料:無料
