日本各地の産地では、生産プロセスの中で起こるさまざまな都合により、質の良い素材が少しずつ余ってしまうことが少なくない。

そんな行き場をなくした種類も量もさまざまな残反、残糸、はぎれを集め、その素晴らしい素材から刺激を受けて何ができるかを考えるというプロセスで服づくりを行っている。
今回は、これまでに出会った素材とつくってきた洋服のアーカイブをあらためて手に取って、背景にも触れることができるハンドバイプール初のエキシビションとなっている。

H& by POOL Story From Archives
会期:2024年3月9〜25日
会場:IDÉE GALLERY AND BOOKS
東京都目黒区自由が丘2-16-29 イデーショップ自由が丘4F

皆川 明(みながわ あきら)/minä perhonen デザイナー
1967年生まれ。1995年に「minä perhonen」の前身である「minä」を設立。
ハンドドローイングを主とする手作業の図案によるテキスタイルデザインを中心に、衣服をはじめ、家具や器、店舗や宿の空間ディレクションなど、日常に寄り添うデザイン活動を行っている。デンマークKvadrat、スウェーデンのKLIPPANなどのテキスタイルブランドへのデザイン提供、新聞・雑誌の挿画
なども手がける。

IDÉE(イデー)
1982年創業の日本のインテリアブランド「イデー」。「美意識のある暮らし」をコンセプトに、国内外のデザイナーと作るオリジナル家具、セレクトのテキスタイルやプロダクト、グリーン、音楽、本などを幅広く紹介している。
「Life in Art(日常芸術)」を掲げ、有名無名、時代性を問わず、そのクリエーションに共感するアーティストや作家の作品から、造形や経年美を持つビンテージデザイン、クラフトやアップサイクルと多様な価値観や見立てで、美意識のある暮らしを育む「もの」や「こと」を提案する

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