CAMPERの旗艦店、CAMPER新宿フラッグスがリニューアルオープン

カンペールの旗艦店、カンペール新宿フラッグスがリニューアルオープンした。

カンペールは芸術・ファッション、建築の世界で国際的に活躍するデザイナーとタッグを組み、エクスクルーシブな商品やユニークなショップデザインを作り出すコラボレーション・プロジェクト「Camper Together」を行なっており、今回のリニューアルもこれを受けて行われた。

内装を手掛けたのは国際的に活躍するプロダクトデザイナーの熊野亘で「Behind the wall」をコンセプトに、自分だけが発見したと思えるような特別なショップとして設計されている。

大きな窓ガラス面にあえて壁を設置し、壁の向こうにある空間を想像させるように中の様子が見え過ぎない設計となっている。

またカンペールの故郷であるマヨルカ島の乾燥した赤っぽい土をイメージした外壁を設置し、床には砂利を固めた素材を採用。

都会に居ながら自然素材に囲まれたカンペールの世界を体感できる。

デザインはもちろん靴は外で履くため、試着したときに外での感触も確かめられるという機能性も持たせた仕掛けだ。

店内什器にも熊野らしいこだわりが詰まっており、靴の什器は、床、椅子、テーブルの上など生活の中での高さを意識して見てもらえるよう生活に根差した寸法となっている。

バッグには壁面に吊るせる什器を製作し、壁を可変性にしてどのようなデザインのバッグがディスプレイされても綺麗に見えるよう工夫が凝らされた。

店内のインテリアには、カリモク家具の「MAS（マス）」を採用。

こちらも熊野のプロジェクトであり「升」をモチーフとしている。

通常マスでは白さが特徴的なヒノキを使用しているが、今回はカンペールの故郷、スペインらしさを感じられるよう濃い色味を持つ広葉樹を採用。

スツールやベンチにもなる可変式シェルフを特注で製作し、色々な状況に合わせて配置することを可能にした。

熊野は 「店内はショッピングを楽しみ、物の良さを感じられるような空間作りを意識しました。新宿駅という様々な人々が行き交う中で、自分だけが発見したと思えるような特別なお店になってほしい」とコメントした。

今回発売されるコラボレーションバッグは、熊野が実際のユーザー目線で考え、生活の中の一つの道具としてデザインした。

「バックパックは、一晩分の荷物、パソコンも入るような移動に便利なサイズ感に仕上げ、ショルダーバッグは、温泉に行くときに着替え等を入れられるようにイメージしています。トートバッグは、マルシェで買ったネギや大根を入れられるようなマーケットバッグからインスピレーションしました。いずれも女性でも男性でも使えるユニセックスなルックスとカラーに仕上げています」と熊野が語る。

バッグのコンセプトにも彼の物作りへのこだわりと人柄がにじみ出る。

コラボコレクション名は「Soga(ソーガ)」。

スペイン語で「ロープ」という意味で、ロープを通してコレクションに共通項を持たせた。

ロープには握る、持つ、結ぶと、バッグを使う上での行為が凝縮されており、パーツは手に触れるもので、一番持った時にクオリティーを感じるところだと考え、脇役になりがちなものをメインとして、パーツの良さを伝えるデザインに仕上げた。

価格はバックパック28600円（以下全て税込）トートバッグ27500円、ショルダーバッグ19800円。

このコラボレーションコレクションはCAMPER新宿フラッグスにて先行発売されている。

今回のリニューアルを記念して税込 27500 円以上の購入者にビッグトートバッグを数量限定で配布する。

またカンペール新宿フラッグスでは、国内の直営店では初となる、エクスクルーシブライン「CAMPERLAB（カンペールラボ）」も発売する。