3月27日の台北ファッションウィークAW25のオープニングショーでは、6デザイナーブランド「Claudia Wang(クラウディア ワン)」「DYCTEAM(ディーシーワイチーム)」「GIOIA PAN(ジョイア パン)」「oqLiq(オクリク)」「UUIN(ウーイン)」「WEAVISM織本主義(ウィービズム織本主義)」が、デジタルパターン技術と環境配慮型素材を融合させ、持続可能なデザイン理念を表現する衣服を披露した。
さらに、3Dバーチャルモデルによるショーを通じて、サステイナブルファッションとテクノロジーの革新的な融合を表現している。布地の選定から服のデザイン・製作に至るまで、すべてのプロセスにおいて「リサイクル(recycle)」「再利用(reuse)」「削減(reduce)」「再循環(replay)」のサステイナブル理念が取り入れられ、ゼロからゼロへと繋がる完全なファッション循環を実践した。

DYCTEAM × 遠東新世紀株式会社(FAR EASTERN NEW CENTURY)
Claudia Wang × 力鵬企業株式会社(LEALEA GROUP)
oqLiq × 新光紡織株式会社(SHINKONG TEXTILE CO., LTD.)
GIOIA PAN × 菁華工業株式会社(KINGWHALE CORPORATION)
WEAVISM織本主義 × 和明紡織株式会社(HerMin Textile Co., Ltd.)
UUIN × 旭寬企業株式会社(NEW WIDE ENTERPRISE CO., LTD.)

また3月28日からは、松山文創園区および台北市内各所で、台湾デザイナーズブランド「CHOW des HOMME(チョウ デ オム)」「HANSEN ATELIER(ハンセン アトリエ)」「INF(アイエヌエフ)」「INMORIES(インモリーズ)」「Liyu Tsai(リュウ ツァイ)」「Yenline(イェンライン)」「Yentity(イェンティティ)」など、異なる世代の著名なデザイナーズブランドが最新コレクションを披露する7つのファッションショーを開催。全てのショーにおいて台湾デザイナーの独特なファッション視点を披露した。シンプルでエレガントなデザインから、大胆で前衛的な作品まで、日常使いしやすいアイテムからアート性の高いクリエイティブなデザインまで多彩なスタイルが披露された。服のカッティング、素材の活用、サステイナブルな革新技術など、独自のアイデアと創造力を駆使し、台湾ファッション業界の活力と多様性を存分に表現した。

7つのブランドショー(左から):CHOW des HOMME、Yentity、Liyu Tsai 、INF、Yenline、INMORIES、HANSEN ATELIER。

台湾文化部は、「ファッションは単なる美学の表現ではなく、文化に関する姿勢であり、一種の価値観の選択でもあります。世界が環境の持続可能性に注目する中、ファッション業界も時代の流れに合わせ、変革の責任を担う必要があります。台北ファッションウィーク『ファッション・無限』を通じて、台湾の持続可能なファッションの可能性と、台湾人のファッションに対する姿勢を世界に発信したい」と表明した。

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