ユイマ ナカザトはパリのオートクチュールウィークに日本から唯一招待されるブランドだ。今回企画された「天空を纏う TOKYO CITY VIEW × YUIMA NAKAZATO」では東京タワー方面の壮大な都市の景観が見えるエリアに、クリエイティブディレクターの中里唯馬がデザインした3着のドレスと、そのドレスを写真家・映画監督として活躍する蜷川実花が撮影した作品を展示する。ファッションの中でも唯一無二の存在であるオートクチュールのアートピースと、東京の街を見渡す唯一無二の場所が交差し、まさに天空を纏うような美と感動の空間を楽しめるイベントとなっている。
さらに、渋谷・新宿方面の眺望が楽しめるエリアでは、2023年に劇場公開された中里を特集したドキュメンタリー映画「燃えるドレスを紡いで」のトレーラー映像を放送する。
さらに、2月3日からはYUIMA NAKAZATOのブランド創立15周年を記念した「YUIMA NAKAZATO展-砂漠が語る宇宙と巨大ナマズの物語は衣服に宿るか-」を16日まで東京シティビュー・スカイギャラリー2で開催する。2025年1月末にパリで発表される最新コレクション「FADE」の衣装作品を中心とした展示を間近で見ることができる。
海抜250mの天空に広がる東京の景色と、ユイマ ナカザトの洗練されたファッションの融合による天空を纏う芸術的な表現に包まれる会場となっている。
中里 唯馬(なかざと ゆいま)
1985年生まれ。2008 年、ベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーファッション科を卒業。2016年 7 月にはパリのオートクチュールウィーク公式ゲストデザイナーの1人に選ばれ、現在に至るまで日本人として唯一、オートクチュールウィークにてコレクションを発表し続けている。近年では、単独回顧展 ”BEYOND COUTURE” がフランスの公立美術館であるカレー・レース・ファッション美術館で開催された。アメリカのボストン・バレエ団やスイスのジュネーブ国立劇場などで行われるオペラやバレエなど、舞台芸術の衣装デザインを行う。また、自らが発起人となり、未来を担う次世代のクリエイターのためのファッション・アワード FASHION FRONTIER PROGRAM を創設。