桂望実原作の同名小説を映像化した『嫌な女』は、黒木瞳の初監督作品。人とのコミュニケーションが苦手な弁護士・石田徹子役の吉田羊と、派手好きで社交的な天才詐欺師・小谷夏子役の木村佳乃がW主演することでも話題となっている。境遇も立場も対照的なふたりの女性が織りなす人間ドラマの主題歌に選ばれたのが、竹内まりや「いのちの歌」。力強く美しいナンバーが、物語に一層の輝きを与えることだろう。
【竹内まりやコメント】
「大女優、黒木瞳さんが自分以外の女優さんを主役に据えて映画を作る…それだけでも大いに興味をそそられる素敵なお話ですが、その初監督作品の主題歌に、私の「いのちの歌」を起用していただけた光栄に心から感謝を申し上げます。不安や不満に溢れる日々の中に隠された本当の喜びと、誰もが抱えている「生きていくこと」への想いをテーマに書いたこの歌で、映画をご覧になる皆さんの心にさり気なく寄り添うことができれば、こんなに嬉しいことはありません。初めての経験できっとたくさんのご苦労もあったと思いますが、黒木監督、初作品の完成本当におめでとうございます!」
【黒木瞳監督コメント】
「いのちの歌」を主題歌にした私の想い
「『嫌な女』の映画化が決まったとき、竹内まりやさんの歌を使いたいと思いました。女性の逞しさを表現するうえでも、まりやさんの歌は必須だと考えていました。まりやさんは人生の先輩ですし、私の憧れの女性でもあります。そのまりやさんが歌う〈いのちの歌〉は、私が映画に求める“生きていくことの素晴らしさ”を実に見事に語っていました。人と人の巡り合いは、ホント奇跡です。そう思えることで、人と人のあたたかさや絆を大事にできます。この地に命を授けてもらったことに感謝できます。1歩も前に進めなくて立ち止まってしまったとき、優しく背中を押してくれる勇気が生まれます。〈いのちの歌〉は、そんな人生の応援歌でもあります。この歌こそが作品が目指した先にある“すべて”だったからです」
『嫌な女』
監督:黒木瞳
原作:桂望実『嫌な女』(光文社文庫刊)
主演:吉田羊 木村佳乃 (W主演)
配給:松竹
2016年6月25日(土)全国ロードショー
- 竹内まりや「いのちの歌」
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発売中
WPCL-11025
952円(税別)
ワーナーミュージック