世界最高峰の音楽の祭典、グラミー賞が2月15日にアメリカ・ロサンゼルスのステープルズ・センターで開催。今年は最優秀オペラ・レコーディング賞に小澤征爾「ラヴェル:歌劇 こどもと魔法」、最優秀劇場ミュージカル・アルバム賞に渡辺謙主演の「王様と私」がノミネートされ、日本でも大きな注目を集めていた。
「王様と私」は受賞とはならなかったものの、小澤征爾「ラヴェル:歌劇 こどもと魔法」はグラミー賞を受賞。小澤征爾はこれまで8度ノミネート。今回が嬉しい初受賞となった。
最も注目を集める主要4部門は、年間最優秀レコード賞がマーク・ロンソン ft. ブルーノ・マーズ「Uptown Funk」。年間最優秀アルバム賞がテイラー・スウィフト『1989』。年間最優秀楽曲賞がエド・シーラン「Thinking Out Loud」。そして、最優秀新人賞はメーガン・トレイナーが受賞した。
ちなみに、テイラー・スウィフトは年間最優秀アルバム賞以外に、最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞、最優秀ミュージック・ビデオ賞でも受賞。3冠達成となった。また、年間最優秀アルバム賞は2010年以来、2度目の受賞となる。
なお、最多の11部門にノミネートされていたケンドリック・ラマーは、主要部門の年間最優秀楽曲賞は逃したものの、最優秀ラップ・アルバム賞など最多の5冠に輝いている。
<主要4部門グラミー賞受賞者>
■年間最優秀レコード賞
マーク・ロンソン ft. ブルーノ・マーズ「Uptown Funk」
■年間最優秀アルバム賞
テイラー・スウィフト『1989』
■年間最優秀楽曲賞
エド・シーラン「Thinking Out Loud」
■最優秀新人賞
メーガン・トレイナー