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──2018年に開催された「LDH Presents THE GIRLS AUDITION」で選ばれたiScreamのみなさん。オーディションから約3年が経ちますが、その間どのような準備をしていたんですか?
RUI「オーディションの後、2019年にiScreamが結成されたものの、まだデビューも決まっていなくて、先の見えない状況に不安を感じることもある時期でした。さらにコロナ禍にもなり……。でも、それによって3人で一緒に過ごす時間が増えたので、歌とダンスのスキルアップに時間を費やすこともできましたし、3人でいろんなことを話し合ったりもして、絆が深まった期間でもありました」
HINATA「今しかできないこと、今自分たちができることを一生懸命やろうって、3人で話し合って決めました。コロナ禍だから何もやらないんじゃなくて、動けないからこそ今はスキルを高める期間として3人で努力した時間でした」
YUNA「みなさんが感じていたことだと思うんですが、この1、2年で、今まで当たり前だったことが当たり前じゃなくなったことを、私たちもすごく感じたので、デビューできることがすごくうれしくて、感慨深いなぁって思います」
──RUIさんは愛知県出身、YUNAさんは大阪府出身、HINATAさんは仙台市出身ですが、結成当初はどんな感じで距離を縮めていったんですか?
YUNA「そんなに意識してはいなかったんですけど、一緒に住んでいるのでやっぱり外出自粛期間中は朝から晩までずっと一緒にいて、自然と仲良くなっていきました。夜とかも3人で一緒に映画を観たり、たこやきパーティーをしたり。夜、3人で夢について急に熱く語り合ったりとか(笑)」
HINATA「お泊まり会みたいな感じで」
HINATA「喋り過ぎちゃってすぐに時間が過ぎていたよね(笑)」
RUI「私たち、出身地が違うのもそうですけど、好きな食べ物とか、性格のタイプとか、本当にバラバラで。一緒にいると、毎日新しい発見があります」
──念願のデビュー曲は「Maybe...YES」。この曲を初めて聴いたときの印象はどうでしたか?
RUI「私たちが今まで練習を重ねてきた楽曲は、ダンスも歌も激しいものが多かったので、「Maybe...YES」のようなミディアムテンポは挑戦でしたね。初めて聴いたときは、これを私たちが踊って歌う想像がすぐに出来ず驚きましたが、すごくイメージしやすい歌詞で、私たちもキュンキュンするねって話していたので、等身大の自分たちで伝えられる楽曲だなと思いました」
HINATA「私が歌っている2番の歌詞に<君の影私よりずっと 大きくてそんなこともきゅんとする>っていうのがあるんですけど、そういうキュンキュンシチュエーションが、この部分だけじゃなくて歌詞のいろんなところに入っていて。少女マンガの世界に自分が入り込んだような気分になる歌詞なので、最初から最後まで、自分がヒロインになった気持ちで聴いたり、歌ったりできると思います。私たちももう何回も聴いてるんですけど、聴くたびにキュンキュンしてます」
──YUNAさんはいかがでしたか?
YUNA「「Maybe...YES」はすごく新鮮でした。2曲目の「Scream Out」は私たちがiScreamを結成する前から歌ってきた楽曲だったので、すごく感慨深いものがあって。1曲1曲に思い出と私たちが積み上げてきたものが詰まっているので、このEPに込める想いはもちろんですけど、この4曲を届けられるのがうれしかったです」
──「Maybe...YES」はみなさんにとって意外性のある楽曲だったとのことですが、レコーディングにはどのように臨んだんですか?
HINATA「「Maybe...YES」に限らず、私たちはいつもレコーディングの前に3人でイメージトレーニングをするんです。レコーディングは1人ずつなので、楽曲のイメージがバラバラにならないように、ちゃんと一つの作品としてお届けできるように、いつも話し合います」
──そうなんですね。もし、最初のイメージが違ったら、どんな風に一つにまとめていくんですか?
RUI「まずは最初の印象……例えば、”私はこういう状況だと思う”とか、”私はこういう子が主人公で出てくると思う”とかを出し合って、それを組み合わせて一つのストーリーにして、”じゃあ、こうしよう!”って決めることが多いです」
YUNA「今回の「Maybe...YES」で言うと、Aメロのシーンでは”教室の席にいて”とか、”この女の子はきっとこういう気持ちだよね”っていうのをいろいろ話して。最終的にまとまったイメージは、1番ではまだ恋に気付いていなくて、そこから徐々に恋に気付くっていう。なので、練習をするときも、恋する主人公の気持ちになりながら、ミュージカルみたいな感覚で歌ってました」
──「Maybe...YES」はすでにMVも公開。ミディアムテンポの楽曲なので、みなさんのダンスパフォーマンスはどんな感じなんだろうと思ったら、要所要所の動きがキレキレで驚きました。
iScream「ありがとうございます!」
RUI「今までダンスのパフォーマンスをお届けしたことがなかったので、このMVのダンスパートが、みなさんに初めて観ていただく私たち3人が踊っている映像になります。ぜひ注目してもらえたらうれしいです」
YUNA「振付けも歌詞とリンクしているので、この楽曲の世界観に入っていきやすいんじゃないかなと思います。あと、今回の振付けは、プロダンスリーグ「D.LEAGUE」に出場している「I’moon」チームディレクターのRuuさんがしてくださったんです。私たちもずっと憧れていた方だったので、すごくうれしかったです」
──MVは初めてだったかと思いますが、撮影に臨んだ感想は?
YUNA「初めて絵コンテというものを見て、“わ~!”って思いました」
HINATA「ワクワクしたよね」
YUNA「撮影が始まってからも、まだ新人である私たちに本当に大勢の方たちが携わってくださっていて……。しかも、監督をしてくださったのは、LDHのアーティストをたくさん撮られている久保茂昭監督で、私たちもいつか久保監督に撮っていただくのが夢だったので、初めてのMVでそれが実現してすごくうれしかったです」
──衣装やメイク、セットもポップでかわいいですよね。
HINATA「そうなんです!メンバーそれぞれにも合っていました!」
YUNA「それぞれの個性が出てたと思います」
HINATA「衣装もそうですし、特に髪型は3人それぞれにらしさがあるなって思いました」
RUI「衣装のキャッチーさやポップさも、今の等身大の私たちらしさを生かしていただきつつ、私たちも新しい自分に出会えた感じがして、楽しかったです」
HINATA「歌とかダンスだけじゃなく、ファッションやヘアメイクの面でも、女の子たちにいいなと思ってもらえたらうれしいです!」
──そして、カップリングについてですが、それぞれこういうところを聴いてほしい!と思うポイントを教えてください。
RUI「「Scream Out」は先ほどYUNAが言ってたように、私たちが結成した頃からずっとパフォーマンスを練習してきた楽曲なので、思い入れがあります。まだデビューも決まっていないときで、私たちも気合を入れて練習した勝負曲なんです」
HINATA「これでデビューが決まるかもしれないっていう楽曲で」
YUNA「外出自粛期間中もこの楽曲は毎日練習していました」
RUI「この楽曲の歌詞はすごく強い女の子が主人公なので、私たちも歌いながら自信を持てますし、聴いてくださる方も自分に自信を持って強い気持ちになってもらえたらすごくうれしいなって思います」
──「Scream Out」は「Maybe...YES」のキュートな世界観から一転、力強い歌声とちょっと攻撃的なサウンドが印象的。この楽曲はどんなパフォーマンスなんですか?
YUNA「私たちが武器としているダンス力を一番見てもらえる楽曲になっていると思います。数え切れないほど踊って、細かい角度まで揃えたダンスシーンには自分たちでも自信を持ってパフォーマンスできる曲なので、楽しみにしていてほしいです」
──3曲目は「Sugar Bomb」。ポップな曲調だけど、自分をしっかり持っている女の子像が描かれていますね。
YUNA「自分に磨きをかけたい女の子に、ぜひ聴いてほしい楽曲だなって思います。歌詞にはインスタグラムにいいね!するとか、結構イマドキっぽいフレーズも入っていて、私たちもそうだし、きっと同世代の女の子たちには共感してもらえるんじゃないかなって。朝とかに聴いたら、多分ウキウキしながら出掛けられると思います(笑)」
RUI「この楽曲の振付けは、歌詞に描かれているようなストレートな想いをそのまま振りで表現しています」
HINATA「疾走感がある振付けだよね」
──続く4曲目の「Pendulum」では、ちょっと小悪魔的な女の子が主人公になっていますね。
HINATA「タイトルは“振り子”っていう意味なんですけど、恋の駆け引きをゲームに例えた、かわいらしい小悪魔な楽曲です。好きな子に対して、”ちょっといじわるしたいな”とか、”ここはちょっと引いてみようかな”とか。ピュアな「Maybe...YES」とはまた違った恋する女の子の気持ちが描かれていて、私たちもチャレンジしたことのないような楽曲になっています。振付けも手振りが多く、かなりキャッチーなので、一緒に踊ってもらえたらなって思ってます」
──振付けが一番大変だったのはどの楽曲ですか?
YUNA「個人的には「Maybe...YES」かな」
RUI・HINATA「私も!」
──ミディアムテンポな楽曲こそ難しいんですね。
YUNA「そうですね。他の3曲もかなり踊ってるんですけど、「Maybe...YES」は身体のラインが重要だったりとか、結構細かい部分に気を付けなくちゃいけなかったので。そういうのは今まで挑戦したことがなかったので、難しかったです」
RUI「シンプルなぶん、より大変でした。歌詞の内容をそのまま振付けにしているところもあって、例えば<ハートの形の>っていう部分では、みんなでハートを作ったりする箇所が出てくるんですけど、見ただけですぐにハートだってわかるかどうかなど、練習では何回も鏡を見ながら位置を微調整しました」
──それにしても、バラエティ豊かな楽曲が揃ったデビューEPになりましたね。
RUI「私たちのグループ名、iScreamは、“愛を叫ぶ”という由来があります。それにちなんで、今回のEPも恋愛をテーマとした楽曲となっています」
HINATA「いろんな恋愛の楽曲が入っているので、必ず一つは自分の恋愛に当てはまるものがあるんじゃないかなって思います」
──楽曲ごとに3人のイメージを一致させるということでしたが、それとは違って、一番自分の素に近い楽曲はどれですか?
RUI「私は「Pendulum」です。他の3曲に比べると、声質や曲調がオシャレな感じで。私はそういうちょっと吐息混じりの声や歌い方が得意なタイプなので、すごく入り込みやすかったというか。ありのままの自分で歌えたと思います」
YUNA「私は「Scream Out」。普段聴く音楽や、好きなアーティストさんも、この楽曲みたくちょっと強い雰囲気のものが好きなんです。ラップ調になるところは好きなアーティストさんの歌い方を参考にしてみたりもしました」
HINATA「私もRUIちゃんと同じで「Pendulum」です。私、小悪魔っぽいって言われることがよくあるんです(笑)。なので、この楽曲を聴いたとき、雰囲気が自分らしいなって思いました」
──お話ししていると、みなさんすごくしっかり者という印象ですが、グループ内での役割分担などは決まっているんですか?例えばリーダーは誰とか。
YUNA「よく聞かれるんですけど、リーダーっていうのは特に決まっていないんです。3者3様というか、その時々でまとめる人が変わる感じですね」
RUI「例えば、歌やダンスの練習をした日に、その日のポイントをまとめて引っ張ってくれるのがYUNA。HINATAはファッションがすごく好きなので、みんなのコーディネートをしてくれます。今日のお洋服も、それぞれの私服の中からHINATAが決めてくれたものなんです」
HINATA「YUNAは私の中ではお姉さん的存在。RUIちゃんはiScreamのセンターで、iScreamの“心臓”だと、私は思ってます。スケジュールの確認や、事前に提出しなきゃいけないものなど、iScreamの活動に必要なことは、全部RUIちゃんが担ってくれています」
RUI「ありがとう!まさか、そんなこと言ってもらえるとは思ってなかった(笑)」
──それぞれ異なる得意分野があって、それがいいバランスを作っているんですね。そんなみなさんが今掲げている、iScreamとしての目標は?
RUI「私たちのことをたくさんの方に知っていただきたいので、まずは日本中のみなさんにiScreamの歌声やパフォーマンスを観ていただけるように、頑張っていきたいと思っています。私たちの目標として、2年後までにNHK紅白歌合戦に出場、4年後までに日本でスタジアムツアーをして、5年後までにワールドツアーを開催したい。とっても大きな目標ですが、応援してくださる皆さんと叶えていけるように頑張っていきたいと思っています!」
(おわり)
取材・文/片貝久美子
写真/柴田ひろあき
■2021年7月5日(月)~7月11日(日)の「C-43 MUSIC&TALK WAGON ~音バナ~ “音ナ図鑑~第2巻~”」はiScream!(music.usen.com)
- iScream「Maybe...YES」
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2021年6月23日(水)発売
初回?産限定盤(CD+DVD)/XNLD-10094/B/2,200円(税込)
通常盤(CD)/XNLD-10095/1,540円(税込)
LDH Records