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「弊社では、2018年から公式アカウントでインスタライブ配信を行っています」と、社内ライブコマースの始まりを語るのは青木さん。

当初は、ショールームからプレスが週一でインスタライブをやっていたが、店舗から配信するなどの試行錯誤を重ねた結果、「お客様から店舗の雰囲気が映っている方が、"ショッピングに来たような感覚を味わえる"という声をいただき、コロナ禍前に現在の店舗配信型にシフトしたんです」と、現在の店舗配信のスタイルになった経緯を話す。

配信は、代官山店と渋谷パルコ店がメインとなっている。

インスタライブの配信は、毎週金曜日の昼と夜の2回。

昼と夜では「視聴率はやはり夜の方が良いですね」と三上さん。

しかし、視聴率は少なくても昼の配信では閲覧者に特徴があるようだ。

青木さんは「働いている方はランチしながら、あとは子育て世代の方だったり、そういう層にリーチできていると感じています」と分析する。

現状であれば、リモートワーク中に閲覧している人もおり、「昼の配信の方が長時間見ている方が多いですね」と。

また、商業施設のキャンペーンなど大きなイベントがある際には、イベント前と閉店間際にその店舗から連日配信を行っている。

チャットによる反応もかなりあるそうだ。

「素材やケア方法、丈感、着心地だったり、着た感じの質問が多いですね」と三上さん。

また「イベントなどで店舗にいると、"見ています"などと声を掛けてくださるお客様もいらっしゃいますよ」。

ライブコマースの閲覧者が実際に店舗にも足を運んでいる状況を語った。

アイランドのインスタグラムの公式アカウントのフォロワー数は、配信開始前の2万弱から現在は3.5万くらいまで伸びたそうだ。

このコロナ禍においても配信は休まず毎週続けていて、青木さんは「緊急事態宣言下で、お客様がケータイを見ている時期だからこそ、配信するようにしていました」と理由を語る。

ただ、インスタライブの配信当初は、ECチームとの連携に苦労したという。

「現在は、部署の垣根を越えて密にコミュニケーションを取ることで、スムーズな購買ルートを築けるように改善しました」と続けた。

店舗には毎週インスタライブのヒアリングを行い、現場の声や反応を共有しているとのこと。

インスタライブの出演メンバーは、プレスと配信店舗のショップスタッフで構成している。

「インスタライブがきっかけで、お客様のご来店や購買に繋がるケースがどんどん見られるようになり、オフラインでの売り上げ促進にも手ごたえを感じています」と青木さん。

さらに「インスタライブに出演することで売り場スタッフのモチベーションアップにもなっているので、これからも様々な店舗で配信を行っていきたいです」と今後の展望を語る。

オンラインは店舗のない地域の居住者へリーチしている。

「そういう部分で新規のお客様を掴んでいくことは課題のひとつですね」と、新規顧客開拓にも力を入れているそうだ。

「もっと幅広い世代に向けても発信していきたいです」と抱負を語る。

対メディアから対SNS、対個人へと変化するプレスの役割。

「私たちのやることが多岐に渡ってきている状況だと思います。色々な物事を吸収して、発信していかないといけないですし、プレスの本来あるべき仕事内容、それプラスSNSの運用で、ブランド自体をよりブラッシュアップしていくために試行錯誤中です」と青木さん。

今までのインスタライブの経験から更に進化させてライブコマースのプラットフォーム導入はどのように進めていくのか。

青木さんは「弊社としては、実店舗を大事にしながらも、オンラインも伸びてきているのでライブコマース用プラットフォームの研究も進めています」と語る。

もちろん、リアルな接客に勝るものはないと思われるが、今後、ライブコマースは別の価値を提供できる場へと繋がっていくのかもしれない。



「プレスの私たちのやることが多岐に渡ってきている状況だと思います」と青木さん。


「イベントなどで店舗にいると、声を掛けてくださるお客様もいらっしゃって嬉しいです」と三上さん。

店内では夏物商品も展開中。


高い天井にシャンデリア、高級感溢れる店内。

ライブコマースはこの階段を上がった2Fのフロアから配信している。


独特の雰囲気があるグレースコンチネンタル代官山店。



(おわり)

写真/野﨑慧嗣
取材/久保雅裕
取材・文/カネコヒデシ





久保雅裕(くぼ まさひろ)
(encoremodeコントリビューティングエディター)

久保雅裕(くぼ まさひろ) encoremodeコントリビューティングエディター・ウェブサイト「Journal Cubocci(ジュルナル・クボッチ)」編集長。杉野服飾大学特任教授。繊研新聞社在籍時にフリーペーパー「senken h(センケン アッシュ)」を創刊。同誌編集長、パリ支局長などを歴任し、現在はフリージャーナリスト。コンサルティング、マーケティングも手掛ける。2019年、encoremodeコントリビューティングエディターに就任。

カネコヒデシ
カネコヒデシ メディアディレクター、エディター&ライター、ジャーナリスト、DJ。編集プロダクション「BonVoyage」主宰。WEBマガジン「TYO magazine」編集長&発行人。ニッポンのいい音楽を紹介するプロジェクト「Japanese Soul」主宰。そのほか、紙&ネットをふくめるさまざまな媒体での編集やライター、音楽を中心とするイベント企画、アパレルブランドのコンサルタント&アドバイザー、モノづくり、ラジオ番組製作&司会、イベントなどの司会、選曲、クラブやバー、カフェなどでのDJなどなど、活動は多岐にわたる。さまざまなメディアを使用した楽しいモノゴトを提案中。バーチャルとリアル、あらゆるメディアを縦横無尽に掛けめぐる仕掛人。





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