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――前作「Let it fly」はサマンサタバサ2016年秋冬のTVコマーシャルに起用されたり、多数のラジオでパワープレイされていました。反響も大きかったのでは?
「ライブで歌っていると、どの会場でも一緒に口ずさんでくださる方がいらっしゃいました。一生懸命書いた歌詞でもあるので、そういう光景を自分の目で見られたのは嬉しかったです。歌のメッセージがストレートに伝わったのであれば光栄です」
――今回の3rdシングル「I & I」は、どのようなイメージをもって制作に入ったのでしょうか?
「4月にデビューしてからの1年は、四季を表現するLeolaを見ていただきたいという気持ちがあったんです。私が表現している音楽がビーチ・ミュージックということもあって、夏のイメージが強いと思うんですが、私のビーチ・ミュージックは夏だけじゃない――そこを感じていただける1年にしたいと思って、楽曲制作に取り組んできました。これから寒い時期に入っていく中で、Leolaがどんな表現をしていくのか、そこをしっかりと見せられる3rdシングルにしたいと思って作ったのが今作です」
――タイトル曲「I & I」はアニメ『舟を編む』のエンディング・テーマとして書き下ろした楽曲なんですよね?
「はい。でも、〈I & I〉の元になる曲は以前から存在していて、デビュー当時からライブでは歌っていたんです。その頃の歌詞は切なさを押し出した失恋ソングだったんですが、たまたまアニメ『舟を編む』の制作に関わっていらっしゃっる方がライブで耳にしてくださって。そこから、“アニメのイメージに沿って歌詞を描き直すとしたら、どんな曲になりますか?”とチャンスをくださったんです。そうして新たに生まれた曲が、この〈I & I〉です」
――タイトル「I & I」に込められた意味やメッセージについて教えてください。
「ジャマイカの言葉で、“WE”と同じ意味で使われている言葉なんです。“YOU&I”とほぼ同じ意味を持つ言葉なんですが、その“YOU”が“I”になっているところに意味があるんですね。アニメ『舟を編む』のストーリーでは、主人公とヒロインがそれぞれ別の世界で自立して生活しています。一方的に女性が尽くすという形ではなく、彼女は彼女なりにしっかり目指すところがあって志もある。別々の世界があるからこそ、一緒になった時に生まれる新しい力があるんだっていうことを、このアニメから強く感じたんです。〈I & I〉という言葉が持つ意味とは、それぞれの自立している世界をお互いに認め合っているということ。アニメ『舟を編む』の主人公とヒロインにぴったりの言葉だったんです」
――レコーディングの際に意識したこと、新たな挑戦になったことがあれば教えてください。
「これは今回のシングルに収録している3曲に共通することですが、歌詞や世界観をストーリーとして表現することにチャレンジしました。この〈I & I〉に関しては、自分の中ではかなり背伸びをした歌詞になっていて、そこをしっかり表現したかったんです。特に歌い出しの“ねぇ”は、眠っている誰かに問いかけているような歌い方になるように、何度も録り直しました。大人の女性が持つ優しさを表現した部分でもあるので、仕上がった音を聴いた時に、自分はこんな風に大人っぽく歌うこともできるんだと気づくことができたのは新たな発見でした」
――アカペラから始まるMVは、かなり印象的な映像でした。
「楽曲の中で表現したソフトな優しさと距離感は絶対に崩したくなかったので、MVでも気をつけました。今回のMVには裏設定があって、それはLeolaという女優が初めて大きな舞台の主演を務める前夜に、緊張しながらも明日から演じる物語をイメージしているという内容なんです。以前、ドラマ(『ラブソング』)に出演させていただいた経験が、こういったところにも活かされているのかなと思いました。楽曲制作を重ねていくうちに、また演技にもチャレンジしてみたいという気持ちが芽生えてきました」
――カップリング曲「Winter Magic」について聞かせてください。こちらも冬のラブソングですが、どのような想いで制作していったのでしょうか?
「SISTA.Jというスノーボードウェアのイメージ・ソングで、冬のLeolaとして打ち出した曲です。まっ白な銀世界で生まれる恋だったり、魔法のように感じられる冬の恋を書きました。こういう恋があったらヤバイなぁ、あるかなぁ、ないかなぁ、あったらいいなぁって妄想をしながら書いた曲です(笑)」
――Leolaさんがイメージする冬の恋とは?
「歌詞の中にもありますが、“寒い季節 味方にして 温めて欲しいの”というフレーズは、この季節ならではの感情だと思うんです。寄り添いたくなる気持ちを味方につけて、言いわけする必要もなく隣にいたいと伝えられる季節ですから。人と人の距離が近くなる冬の恋ってやっぱりいいなと思いました」
――トラックにも冬らしさが詰まっていますね。
「アレンジで冬の要素を入れていただきました。エレキギターのリフやアコギのストロークでカッティングしていく感じも、クリスマスソングの鈴のように聴こえて、より冬っぽい仕上がりになったと思います」
――もうひとつのカップリング曲「MIGHTY GIRL!☆」は、どのような想いで制作していったのでしょうか?
「これはかなり振り切った曲だと思います。大好きな彼から好きだよって言ってもらえるだけで自信になったり、1日中幸せで浮かれてしまう、そんなピュアな女の子像をイメージして書きました。キャラ的には振り切っているんですが、部分的には私のことも恥ずかしながら書いています。例えば、2コーラス目の“No way! 出かけて 財布忘れたり”って歌詞とか。実は、今日もまさに財布を忘れて来てしまいました(笑)。よく忘れ物するんです。そんなドジな私でも、あなたのためなら最強になれるし、あなたに好きって言ってもらえたら、ドジな私でも最強だよって思いたい。そんな気持ちを曲にしてみました」
――トラックはどんなイメージで作っていったのでしょうか?
「作曲と編曲を手がけていただいた野村陽一郎さんは、1sシングルのカップリング曲「Sing for you」を作ってくださった方で、それをきっかけに私のライブでもサポートでギターを弾いてくださっているんです。一緒にライブを廻っている中で、軽快な曲も欲しいねって話からでき上がったのがこのトラックです。もともと私が好きなカントリーテイストでオーガニックなサウンドに仕上げてくださって、求めていた通りの軽やかな楽曲に仕上がりました」
――楽曲のリリースやライブを重ねてきたことで見えてきた、現在の“Leolaらしいライブ”とは?
「曲の中では、その曲のキャラクターを演じていますけど、ライブの醍醐味はMCがあること。なので、そのMCでは素のLeolaを見ていただいて、そのLeolaがこの曲を歌ったらどうなるんだろうってところも楽しんでいただきたいです。あと、作品となった楽曲の中で聴こえてくるアコギと私がライブで奏でるアコギはアレンジが違うので、そこも楽しみにしていただけたら嬉しいです」
――今年4月のデビューから3rdシングルを経た今、今後の目標についても聞かせてください。
「デビューからの3作品でLeolaが表現する四季を感じていただけたとしたら、そこにまた違ったエッセンスを加えて、これからも常に新しいLeolaをお見せしていきたいと思っています」
――では最後に、今回の3rdシングルを通して表現できたLeolaらしさとは、どんなものでしょうか?
「どの曲にも共通していることは、曲のアレンジも歌も引き算をして、生の良さやオーガニックさが残せたことだと思います。いろんな私がこの1枚にはいますが、人間の温かさや生楽器の温かさは共通して感じていただける作品に仕上がっていると思います」
文/馬渕信彦
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