イギリス出身でガーナにルーツを持つ新鋭ソウル・アーティスト、ネクター・ウッドが、待望の新作となるEP『イッツ・ライク・アイ・ネヴァー・レフト』をリリースした。
本作は、アイデンティティ、ルーツ、そして自己愛をテーマにした探求的かつエモーショナルな作品であり、2025年夏のサウンドトラックとしての地位を確立すると言えるほどの注目作だ。
EPのタイトル、“It’s like I never left”は直訳すると、<まるで最初からそこにいたような感覚>となる。ネクター・ウッド自身が自分のルーツであるイギリスとガーナ、ふたつの文化的背景に深く向き合った旅から着想を得て、音楽で表現した作品として仕上げられている。自身初となるアフリカ大陸への旅の記憶を、音楽というスタイルで刻んだ本作には、ジャズ・シーンの旗手ジョーダン・ラカイとの共作で中毒性の高いリード曲「オンリー・ハップン」をはじめガーナの音楽コレクティブSuperJazzClubとのコラボ楽曲「ルーズ」、父の演奏によるサックスもフィーチャーした「アマ・セッド」など計6曲が収録され、家族との繋がりを体現したパーソナルかつソウルフルな作品に仕上がっている。本人は、「初めてガーナを訪れたとき、自分の半分をやっと知れた気がしたの。痛みもあったけれど、美しい出会いや自由な空気もあって、すべてが私の一部になった。今のあなたと、子どもの頃のあなた、両方に届く作品になっていたら嬉しい。」とコメント。本作のリリースは、彼女のこれまでの軌跡にとっても大きなマイルストーンとなる。
EPのフォーカストラックとなる「ウェン・ザ・レイン・ストップス」は、ネクター・ウッド自身が“過去を手放した先に訪れる晴れ間”を描いた没入感あふれる1曲。自然の移ろいを巧みに取り入れながら、心の変化を丁寧に描き出している。
また、『イッツ・ライク・アイ・ネヴァー・レフト』のヴァイナルも本日より発売。アナログならではの音の温もりと、彼女のルーツを反映したアートワークが魅力の一枚となっている。
●アナログ盤『イッツ・ライク・アイ・ネヴァー・レフト』購入リンク:
https://NectarWoodeJP.lnk.to/LP_ItsLikeINeverLeft
先日開催された<Glastonbury Festival>出演で注目を集めたネクター・ウッド。初EP『ナッシング・トゥー・ルーズ』以降、Spotifyリスナー数は100万人を突破し、英BBC Radio 1/2でもたびたび注目曲に選出されるなど、英国を代表する新世代アーティストとして台頭。さらにエルトン・ジョンから“ニーナ・シモンを思わせる”と称賛を受けるなど各界からの支持も厚い。アート、ファッション、ジャズ、そして多文化なバックグラウンドに育まれた彼女の今後の活躍にぜひ注目してほしい。

『It’s Like I Never Left|イッツ・ライク・アイ・ネヴァー・レフト』RELEASE INFO
配信中(2025年7月18日)
トラックリスト:
1. Only Happen
2. LOSE
3. Ama Said
4. Light As A Feather
5. When The Rain Stops
6. Home Again
【ネクター・ウッド:プロフィール】
● イングランド・ミルトンキーンズ出身のシンガーソングライター、Nectar Woode(ネクター・ウッド)
● 1999年生まれ。現在はロンドンを拠点に活動。
● ガーナ人の父とイギリス人の母を持ち、幼少期から音楽とアートに囲まれた環境で育つ。
● ロンドンの音楽学校に進学し、在学中からオープンマイクや即興セッション、バンド活動を通じてキャリアをスタート。
● 2022年、Mom Tudieとの共作「Fear Leads Us On」で注目を集め、同年にソロデビューシングル「For the Best」を自主リリース。
● 2023年、英インディ・レーベルCommunion Recordsと契約し、「Good Vibrations」「God Talks Back」などのシングルを発表。Spotifyでの累計再生回数は100万回を突破。
● Lauryn Hill、Erykah Badu、D’Angelo、Amy Winehouse、Duffyなどから影響を受け、西アフリカ音楽のリズムや感情表現も取り入れた独自のスタイルを確立。
● 2025年7月、EP『It’s Like I Never Left』をリリース。プロダクションにJordan Rakei、ビジュアルのクリエイティブ・ディレクションにMarco Grey(Little Simz、Michael Kiwanuka、Ezra Collective)を迎え、二重のルーツや家族愛を祝福した作品となっている。