英国プログレッシヴ・ロック界のレジェンド・バンド、ジェスロ・タルが３月7日（金）に、彼らにとって24作目となるスタジオ・アルバム『キュリアス・ルミナント(Curious Ruminant)』がソニーミュージック/インサイドアウト・ミュージックからリリースされる。

2分半から17分近くまでと長さの多彩な9曲からなる本作は、大部分をフル・バンド・ミュージックが占めるアルバムになっており、現バンド・メンバーのデイヴィッド・グーディア、ジョン・オハラ、スコット・ハモンド、そして初めて彼らとのレコーディング・デビューを果たすギタリスト、ジャック・クラークとともに、元メンバーのキーボード奏者アンドリュー・ギディングスと、ドラマーのジェームズ・ダンカンといったミュージシャンも参加している。

１月に第一弾シングルとして先行配信された「キュリアス・ルミナント(Curious Ruminant)」に続き、本日第二弾シングル「ザ・ティプ・ハウス(The Tipu House)」が配信スタートとなり、MVも公開された。

MVの監督は「キュリアス・ルミナント」同様にコスティン・チオレアヌが務めている。

 

イアンは「ザ・ティプ・ハウス」を逆境の中で大志を持つことについての歌と表現し、こうコメントしている。

「僕たちの社会は、相対的貧困から世界的に偉大な地位へと上り詰めた人々にあふれている。結局のところ“偉大さ”は相対的な概念であるにしろ、彼らの成功はわれわれその他の人々にとって希望の光なんだ」。

 

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https://SonyMusicJapan.lnk.to/JethroTull_cr

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■アルバム『キュリアス・ルミナント』について

イアン・アンダーソンは『ロックフルーテ』のリリース後何ヶ月もの間、2023年後半には新しいプロジェクトに着手すると言っていた。当初の思いつきが意図のある草稿へと固まり始めるまでにはほんの2、3週間しかかからなかった。そして2024年5月、ジョン・オハラ、デイヴィッド・グーディア、ジェームズ・ダンカンと以前レコーディングしてあった未完成の音源が、新曲が形成されていく上でのスタート地点となった。彼が6月に本腰を入れ始めると、新たに書かれた素材の歌詞やメロディがあっという間に仕上がり、序盤の録音の音楽的な感覚やスタイルにもしっくりとはまっていった。本作におけるアンダーソンのライティングは、聴き慣れているものよりも歌詞の内容がパーソナルになっていることが多い。普段の観察的な説明が散りばめられている中、わずかに率直度の高い、魂をさらけ出した瞬間がある。とはいえ、ポップやロックによくある「自分が自分が」的な歌詞商人たちが使いがちなトピックには言及していない。数年前に作られた未完成のインストゥルメンタルのデモから発展した曲もあるものの、リスナーに飛びかかってくるような大胆なスタイルの分断には決して帰結していない。

特徴的なフルート・ソロやメロディの他にはアコーディオン、マンドリン、アコースティック・ギター、テナー・ギターも登場、アコースティック＆フォーク・ロックのさりげない背景が70年代のタルの伝統を彷彿させる内容になっており、ファンに聞き逃せない作品に仕上がっている。

■現ラインナップ

Ian Anderson イアン・アンダーソン [フルート、ヴォーカル、アコースティック・ギター、テナー・ギター、マンドリン、オッズ&ソッズ、ビッツ&ボブズ]

David Goodier デイヴィッド・グーディア [ベース]

John O'Hara ジョン・オハラ [ピアノ、キーボード、アコーディオン]

Scott Hammond スコット・ハモンド [ドラムス]

Jack Clark ジャック・クラーク [エレクトリック・ギター]

※また、本作には以下の元メンバーも参加している。

James Duncan ジェームズ・ダンカン [ドラムス、カホン、パーカッション]

Andrew Giddings アンドリュー・ギディングス [ピアノ、キーボード、アコーディオン]

 

■『キュリアス・ルミナント』収録曲

1. Puppet And The Puppet Master (パペット・アンド・ザ・パペット・マスター)   

2. Curious Ruminant (キュリアス・ルミナント)

3. Dunsinane Hill (ダンシネイン・ヒル)

4. The Tipu House (ザ・ティプ・ハウス)

5. Savannah of Paddington Green (サヴァンナ・オブ・パディントン・グリーン)   

6. Stygian Hand (スティジャン・ハンド)

7. Over Jerusalem (オーヴァー・エルサレム)

8. Drink From The Same Well (ドリンク・フロム・ザ・セイム・ウェル)  

9. Interim Sleep (インテリム・スリープ)

 

■商品フォーマット

・Ltd. Deluxe ultra clear 2LP+2CD+Blu-ray Artbook & 2 photo prints

・Ltd. Deluxe 2CD+Blu-ray Artbook

・Special Edition CD Digipak

・Gatefold black LP & LP-Booklet

・Digital Album

※限定盤のデラックス・ウルトラ・クリア180g重量盤2LP+2CD+Blu-rayアートブック、限定盤のデラックス2CD+Blu-rayアートブックなど、数種のフォーマットにて入手可能となる。限定盤の2種はどちらもアルバム本編、オルタナティヴ・ステレオ・ミックス、ドルビーアトモス＆5.1サラウンド・サウンドに加え、独占インタビュー素材も収録される。また、限定盤のデラックス・ヴァイナルのアートブックには本フォーマット限定のアート・プリントも同梱される。

※ほかに、スペシャル・エディションのCDデジパック、見開き型180g重量盤LP+LPブックレット、デジタル版（ステレオとドルビーアトモスの両方）でも入手可能となる。

■ジェスロ・タルについて
ジャズ、ブルース、トラディショナル・フォーク、クラシックなどさまざまな要素を内包した独自の音楽性とシアトリカルなパフォーマンスに加えて、『アクアラング』（1971年）、『ジェラルドの汚れなき世界』（1972年）、『パッション・プレイ』（1973年）といった革新的なコンセプト・アルバムを次々に世に送り出し、時代に応じて変遷を重ねながら、単なるプログレッシヴ・ロックの枠にとらわれない活動を続ける英国を代表するロック・バンド。1967年、イアン・アンダーソンが在籍していたジョン・エヴァンズ・バンドを母体に結成。バンド名は18世紀イギリスの農学者の名前からつけられた。1本足でフルートを吹きまくるアンダーソンを中心に、1968年のレコード・デビュー以来、メンバー・チェンジもありながら数々の名作を発表。発表したアルバムを30作以上、のべ5,000万枚以上を売り上げている。半世紀を越えていまだにシーンに多大な影響を与え続けている。その間の1989年の第31回グラミー賞では、最優秀ハードロック／メタル・パフォーマンス賞を受賞する栄誉にも輝いた。2014年には、バンドの無期限停止が宣言され、以降はイアン・アンダーソン名義で活動していたが、2017年から再びジェスロ・タルの名を掲げてツアーを周り、2022年には、ついにその名跡を復活させた18年ぶりとなるスタジオ・アルバム『ザ・ゼロット・ジーン』をリリースした。全英アルバム・チャートで最高位9位を記録。これは彼らにとって1972年以来の快挙となった。続く2023年４月に発表された『 ロックフルーテ』も全英アルバム・チャートで最高位17位とヒットを記録。現在も精力的な活動を続けている。

【第二弾シングル配信楽曲情報】 配信中
●タイトル：ザ・ティプ・ハウス (The Tipu House)
●アーティスト：ジェスロ・タル (Jethro Tull) 
●配信開始日：2025年2月6日(木) 午前0時 
 
【第一弾シングル配信楽曲情報】 配信中
●タイトル：キュリアス・ルミナント (Curious Ruminant)
●アーティスト：ジェスロ・タル (Jethro Tull) 
●配信開始日：2025年1月10日(金) 午前0時 
 
【アルバム商品情報】 
●タイトル：キュリアス・ルミナント (Curious Ruminant)
●アーティスト：ジェスロ・タル (Jethro Tull) 
●発売日：2025年3月7日（金）全世界同時発売（※DL&配信も同時リリース） 
 
【日本盤CD情報】発売日は海外と同じ2025年3月7日（金）
●品番：SICP 31751
●税込価格：2,970円
●高品質Blu-spec CD2採用
●イアン・アンダーソンによるアルバム＆曲目解説（翻訳付）、日本盤用書下ろし解説（片山伸）、歌詞・対訳
●Digipak 仕様

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