「NexTone Award 2025」オフィシャルレポート
Vaundy「怪獣の花唄」:Gold Medal
koyori (電ポルP)「独りんぼエンヴィー」:Silver Medal
Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」:Bronze Medal
BMSGが特別賞を、「すずめの戸締まり」プロジェクトが国際賞を、こっちのけんと「はいよろこんで」がYouTube賞を受賞
no more、レトロリロン、harhaによる圧巻のライブパフォーマンスも!
“次代を奏でるオンリーワン・エージェント”を目指す音楽著作権管理事業者NexToneが2017年に創設した「NexTone Award(ネクストーンアワード)」。第9 回目となる「NexTone Award 2024」授賞式イベントが4月25日(金)にEX THEATER ROPPONGIにて開催され、今年の受賞作品/アーティストが発表されました。
「NexTone Award」では、前年の1月から12月までの期間において、NexTone管理作品の著作権使用料分配実績から“世の中でより多く聴かれ愛された作品”としてGold Medal、Silver Medal、Bronze Medalの各賞を選出。また、大きな実績・話題を創出した作品やアーティストの中から特別賞を選出し、著作者および音楽出版社を表彰します。また、同社の事業において海外で最も実績が認められた作品やアーティストを顕彰する国際賞、YouTubeでの年間再生実績が最も高かった作品やアーティストを顕彰するYouTube賞も授賞式にて発表・表彰しました。
Gold MedalにはVaundyの「怪獣の花唄」が、Silver Medalにはkoyori (電ポルP)の「独りんぼエンヴィー」が、そしてBronze MedalにはMrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」が選出され、各賞には記念メダルが授与されました。また、特別賞にはBMSGが選出され、記念の楯が贈呈され、さらにYouTube賞にはこっちのけんとの「はいよろこんで」が、国際賞には「すずめの戸締まり」プロジェクトが選出されました。
MCに藤井隆と上田まりえを迎え、no moreがオープニングアクトを務め、今後のブレイクが期待される注目アーティスト、レトロリロンとharhaによる圧巻のライブパフォーマンスも披露され会場を沸かせました。
「NexTone Award 2025」授賞式イベント
【日時】4月25日(金) 19:00~
【場所】EX THEATER ROPPONGI
MC:藤井隆、上田まりえ
【LIVE ACT】no more、レトロリロン、harha
音楽著作権管理事業者NexToneが2017年に創設し、今年で9回目となる「NexTone Award 2025」授賞式イベントが4月25日、EX THEATER ROPPONGIにて開催され、Gold MedalをVaundyの「怪獣の花唄」が受賞し、その強さを見せつけた。
前年の1月から12月までの期間において、NexTone管理作品の著作権使用料分配実績からGold Medal、Silver Medal、Bronze Medalの各賞を選出。また、大きな実績・話題を創出した作品やアーティストの中から特別賞を選出し、著作者および音楽出版社を表彰する「NexTone Award」。
昨年に引き続き、観客を招いてのイベントでオープニングを飾ったのは、プラットフォームサービス「Eggs」と共同で実施したオーディションにてグランプリに輝いたno more。「星座」、「僕が君を僕のように愛すから」、「会いたい」の3曲を披露し、早速会場のボルテージはマックスに。「福岡からno moreです。このような機会をいただけて、そしていつも応援してくださって、本当にありがとうございます。僕らは自分たちの音楽を通して、一人一人のネガティブやマイナスな気持ちを少しでも無くせたらと思って活動しています。音楽を通じて皆さまに愛が寄り添いますように」と挨拶した。
その後、司会を務める藤井隆と上田まりえが登壇すると会場はさらに盛り上がりを見せ、授賞式がスタートする。藤井は「楽しいイベントに出来ればと思います。本日は空席を除いて満席となっております」と挨拶し、会場を笑顔にさせていた。「YouTube賞」はこっちのけんとの「はいよろこんで」。登壇した株式会社blowoutの片山彩夏氏は「この度は素敵な賞をいただき、ありがとうございます。この賞に恥じぬよう、今年も全力で活動してまいります」と語り、こっちのけんとからも「ミュージックビデオをかねひさ和哉さんにお願いしてアニメーションを作っていただいたのですが、YouTubeに投稿したら世界中に広がって。本当に夢のような、人生が変わった出来事でした。この度は本当にありがとうございます」と、喜びを語るビデオメッセージが映し出された。
「国際賞」は、「すずめの戸締まり」プロジェクト。株式会社voquetingの野田林太郎氏は「このような著作権使用料が還元していくことで、より海外へ向かってアーティストが活動していければいいなと切に願っております」と喜びを表現した。
「特別賞」はBMSGが受賞。株式会社BMSGの安倉知弘氏は「これまで様々な皆さまに支えられて、ここまでやって来られました。これからも音楽産業の前進に全力で寄与していければと思っております」と語り、SKY-HIからも「心より光栄に思っております。特にこの極東の日本における音楽ビジネスは転換期だと思います。転換期というのは不安定であったりピンチであったりすることもあれば、ものすごいチャンスが眠っている状態でもあるというように捉えているので、全てのアーティストやアイドルが迅速的に幸せを掴める世界を作るために、これからも頑張っていきます」という、コメント映像が贈られた。
続いては、2つ目のライブステージ。登場したのはharha。「草縁」、「⼈⽣オーバー」、「ステレオタイプライター」、「ふうらい」を披露。圧巻のパフォーマンスで、会場を大いに盛り上げていき、最後は「本日はこのような素晴らしいイベントにお招きいただき本当にありがとうございます。今日ここで出会えた皆さまに、またどこかでお会いできることを心より楽しみにしております。harhaでした」と挨拶し、ステージをあとにした。
「Bronze Medal」はMrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」。株式会社ABCフロンティアの井口毅氏が壇上に登場すると「初めてこの楽曲を聞いた時、素直な勇気が湧いてくる曲だなと心が震えました。おかげ様でこの楽曲が主題歌のドラマも好評で、このような素晴らしい楽曲に関われたことを弊社一同感謝しております。この楽曲を楽しんでいただいたMrs. GREEN APPLEのファンの皆様、そして多くのリスナーの方々に深く感謝を申し上げたいと思います」と述べた。
「Silver Medal」はkoyori (電ポルP)の「独りんぼエンヴィー」。株式会社ドワンゴの織本五郎清健氏は「この曲はリスナーの背中をそっと押してくれる曲で、リズムゲームで人気になるほどテンポがよく、クセになる曲でもあり、本当に素晴らしい曲だと思っております。ニコニコというネットから生まれた文化、日本が誇るこの素晴らしい楽曲、並びにボカロ文化をグループ全体でこれからも盛り上げていき、サポートしていきたいと考えております」と語り、koyoriからも「身に余る大変な賞をいただきまして、ありがとうございます。こういった機会をいただいたことは、これからの自分の活動にとっても大きな宝物になるのではと思っております。これからもたくさん聴いてくださると嬉しいです」と語るメッセージが贈られた。
「Gold Medal」の発表の前に、この日ラストとなるライブパフォーマンス。トリを飾ったのは、今後のブレイクが期待される注目アーティストのレトロリロン。グルーヴ感いっぱいに「ワンタイムエピローグ」、「DND」、「ヘッドライナー」、「深夜6時」、「アンバランスブレンド」の5曲を披露すると「実はワンマンツアーのファイナルを、つい先日までこのEXシアターでやっているんです。こんなすぐにEXシアターに出ることになったので、記憶が新しすぎて、トイレの場所まで全部把握していて、ちょっと家に帰ってきた感じがしています。NexTone Award、いいですね。ステージに司会台があるのが、セットみたいになっていて(笑)。また僕らに会いたいと思ったらみんなが自分で調べて会いに来てください。また会おうね。レトロリロンでした」と語り、MCでも会場を沸かせていた。ライブ直後に登壇したMCの上田も「実はわたし、個人的にレトロリロンさん、最近すっごく気になっているバンドだったので生で聴けてやった!と、興奮しながら語っていたが、それだけ熱いライブパフォーマンスだった。
歴代のGold Medal受賞作品を振り返る映像がスクリーンに映し出されたあと、いよいよ「Gold Medal」が発表される。受賞したのはVaundyの「怪獣の花唄」。株式会社SDRの宮下昌也氏は「この度は、こんな素敵な賞をいただだき誠にありがとうございます」とスピーチし、Vaundyからの 「たくさんの方に僕の楽曲が届いていることをとても嬉しく思います。今年もいっぱい曲を作って出していこうと思いますので、楽しみにしていてください」というメッセージを代読した。
ラストは受賞者、ライブパフォーマンスをしたバンドメンバーがステージ上に集合。NexToneの阿南雅浩CEOは「音楽著作権管理事業者であるNexToneは、リスナーでありユーザーである皆さまがカラオケで歌ってくれたり、聞いてくださったりした曲の著作権使用料を、利用者である放送事業者やレコード会社から徴収し、著作権者へ分配するという業務を行ってなっております。テレビCMなどで大量出稿などがあると公表から10年以上経った作品でも、多くの使用料が徴収・分配されます。そこが著作権の奥深いところであり、興味深いところなんですね。」と語っていた。
1.「NexTone Award」について
NexTone Award とは、前年の1月から12月までの期間において、音楽著作権管理事業者である株式会社NexToneが著作権管理をしている作品のうち、著作権使用料分配額上位3作品の著作者及び音楽出版社を顕彰するGold Medal、Silver Medal、Bronze Medalと、著作権使用料の分配額や、NexToneが手掛ける「デジタルコンテンツディストリビューション業務」や「ビジネスサポート事業」における実績を含め、年間を通じて音楽業界内外において大きな話題を創出されたプロジェクトやアーティストを顕彰する特別賞などを選出し、その著作者や音楽出版社・アーティストを表彰します。各賞それぞれに記念メダルや楯を贈呈し、その栄誉を讃えます。
NexTone Award 2025 公式サイト https://www.nex-tone.co.jp/award2025/
2.「NexTone Award 2025」受賞作品・アーティストについて
【Gold Medal】
作 品 名 :怪獣の花唄
著 作 者 :作詞・作曲 Vaundy
音楽出版社 :株式会社SDR
アーティスト :Vaundy
【Silver Medal】
作 品 名 :独りんぼエンヴィー
著 作 者 :作詞・作曲:koyori
音楽出版社 :株式会社ドワンゴ
アーティスト :koyori (電ポルP)
【Bronze Medal】
作 品 名 :ケセラセラ
著 作 者 :作詞・作曲 大森元貴
音楽出版社 :株式会社ABCフロンティア
アーティスト :Mrs. GREEN APPLE
【特別賞】
アーティスト :BMSG
【YouTube賞】
作 品 名 :はいよろこんで
著 作 者 :作詞 こっちのけんと 作曲:こっちのけんと、GRP
音楽出版社 :株式会社blowout
アーティスト :こっちのけんと
©blowout Music Labels
【国際賞】
アーティスト :「すずめの戸締まり」プロジェクト