──Peel the Appleを卒業した黒嵜さんがアイドルをプロデュースすると共にご自身もグループの一員として活動を再開。最終の合宿オーディションから1月が経った現在の率直な心境から聞かせてください。
黒嵜菜々子「私が考え始めてからたくさんの時間を経て、やっと“アイドルはできる”という実感が湧いてきました。“やっとか!”という感じです」
貫井夢生「オーディション合宿から今は1ヶ月くらい経つんですけど、あと1ヶ月もないくらいでデビューライブなので、“時間が全然足りない…”ってドキドキしています。でも、頑張ります!」
才川水希「デビューライブに向けて、毎日、メンバーのみんなと会って、レッスンやレコーディングをする新生活にものすごくワクワクするのと同時に、デビューライブの日がどんどん近づいてくるのでちょっと緊張しています」
小田垣有咲「今、レッスンをたくさん頑張っているんですけど、私も水希ちゃんと同じく、お披露目に向けてワクワクな気持ちと緊張な気持ちでいっぱいです」
天宮さくら「私はまだ実感が湧ききれてないです…。ちょっとずつ取材や撮影が入ってきて、“気を引き締めていかなきゃ!”っていう気持ちの切り替えを行っているところです」
朝比奈麗桜「初めてやることばかりなんですけど、メンバーが優しくて、可愛くて。毎日、楽しいです。ふふふ」
黒嵜「かわいっ(笑)」
反田葉月「あははは。私はアイドルがすごく久しぶりなんですけど、ここまで可愛くて、頑張り屋さんの子たちが揃ったのがすごいなって思っています。曲もとてもいいので、とにかく今は皆さんの反応が楽しみです」
──ありがとうございます。

──改めて、黒嵜さんがプロデュースする新たなグループを始めた経緯を聞かせてください。
黒嵜「ぴるあぽ(Peel the Apple)の時からいつか、自分の理想を詰め込んだアイドルグループをやってみたいと思っていました。いざ卒業ってなった時に事務所の社長に“どうするの?”って聞かれて、“やります!”って答えて。自分でグループのコンセプトも考えた上でメンバー集めから始めたんですけど、オーディションをやるっていうのは決めていたんですが、、反田葉月ちゃんはマストで加入してもらいたいって思っていました。同じ事務所に所属している尊敬する先輩で、憧れてもいたので、まず、はあちゃんに声をかけさせていただいて。返事はどのくらい待ったかな?」
反田「2ヶ月待たせました(笑)」
黒嵜「2ヶ月、焦らされたんですけど(笑)、“一緒にやろう!”って言ってくれたんです。そこからオーディションが始まって。王道なアイドル曲が好きだったので、王道で突っ走ってみたいというコンセプトです。“みんなと死ぬほど全力で、命かけてやりたい!“という想いで始めました」
──反田さんは最初に声がかかったときはどう感じましたか?
反田「私は五年前ぐらいにアイドルを一度辞めて、別の道に進んでいたんです。そこからまたアイドルに戻るっていうのは、ファンの皆さんはどう感じるのかな?と思っていて…。ただ、私自身はずっとアイドルが好きで、“アイドルっていいな”って思っていたので、前向きな考えと、そうじゃない考えが交互にあって。2ヶ月待たせてしまったんですけど、オーディションも見て、このメンバーはもちろんなんですけど、オーディションに参加していたみんなから、“人生かけてやっています”という気持ちが伝わってきたので、それなら、“自分も人生かけてやってみよう“と思って、お返事をしました」
──アイドル経験のある3人はどんな想いでオーディションに参加しましたか?
小田垣「菜々子ちゃんの最後のステージに一緒に立てなかったのが私の中で心残りだったので、またアイドルをやるって聞いたときに、“一緒にやりたい”って思いました。いろんなプレッシャーや不安を抱えながらのオーディションだったんですけど、この期間で自分的にもたくさん成長することができましたし、すごく貴重な経験になったと思いますし、菜々子ちゃんとまた一緒にステージ立てるのも楽しみです」
才川「私は人生の選択に悩んでいて…。アイドルをするのか、普通に大学生として過ごすのか。すごく悩んでいたんですけど、菜々子さんと直接お会いして、お話しをして、このグループに対する想いやコンセプトを聞いて、自分がやりたいことと一致していると思いましたし、“菜々子さんについて行きたい”と思ったのでオーディションに参加しました」
貫井「前のグループを卒業してから、“どうしようかな?”って悩んでいる時に、ちょうどこのオーディションを見つけて、私は王道系や清楚っぽい系統のグループをやりたかったので、オーディションを受けて、合宿に参加しました。合宿もいい経験になりましたたし、これからたくさん頑張っていきたいです」
──貫井さんは黒嵜さんからもオーディションに誘われてるんですよね?
黒嵜 「“こういうオーディションあるんだけど、受けてみない?”っていう話はしました。でも、ぬう(貫井)は友達としてしか知らなくて。アイドルをしていたことを知らなかったんです。ただ、とても可愛いから、“受けてみてよ”って声をかけました。どういうパフォーマンスをして、どういう歌声なのかは知らなかったんですけど、合宿で改めて、“すごくいい!。人気出る!”と思って、“合格です”ってなりました」
──アイドル未経験の天宮さんと朝比奈さんはどんな想いで参加したんでしょうか?
天宮「私も大学で、将来どうしようか悩んでいた時に、ちょうどSNSでこのオーディションを見つけました。ずっとアイドルは大好きだったんですけど、挑戦する機会があまりなかったので。受けないで終わるのが一番後悔すると思ったので、自分の中で最後のチャンスだと思って受けました」
朝比奈「昔からアイドルが大好きだったんですけど、自分にあまり自信がなくて…。中学3年生の時に一度、ぴるあぽさんのオーディションを受けたことがあるんですけど、途中で辞退してしまったりして。でも、やっぱり私は黒嵜奈々子さんが大好きなので、“これは絶対に受けなきゃ!”と思って、もう一度挑戦しました」
──最終の合宿オーディションはいかがでしたか? 特に印象に残っている出来事を教えてください。
朝比奈「正直、すごく大変でした。夜に寝ようと思っても頭の中でずっと「片思いタイムラプス」が流れて寝れなくて…。同じチームだった小田垣ありさちゃんと一緒に何人かで夜中の1時半くらいから練習したりもしました」
小田垣「オーディションの動画がYouTubeに上がってるんですけど、改めて見たら、すごく泣いていて…。メンタル的にはやられてたんですけど、最後まで頑張れてよかったです」
──天宮さんも号泣シーンが残っていますね。
天宮「周りの子たちが本当にアイドルをやりたくて受けている子たちばかりだったので、なんか申し訳ないという気持ちもあって…。でも、私は踊りながら歌ったり、フォーメーションで踊るという経験が初めてだったので、すごく楽しかったです。たくさん悩みましたけど、せっかく合宿に来れたし、楽しんで終わろうって想いで最後まで頑張りました」
才川「私はファンの方に応援していただいたおかげで参加できた最終合宿だったので、“絶対に受からないといけない”っていうガチガチの状態ではあったんですけど、オーディションの環境が本当に恵まれていて。夜ご飯がビュッフェだったりして(笑)。とてもガチガチだったのに、そういうところで緊張が解れました。勉強にもなりましたし、すごく良い期間でした」
──合宿所のご飯は美味しかったんですか?
才川「はい! とっても! すごいシュークリームがあったんですよ」
反田「あははは。よかった〜。食事は大事だもんね」
貫井「(笑)私はYouTubeに上がってる映像を見たら、ちゃんと踊っているんですけど、実はすごい筋肉痛だったんです」
反田「え、そうなの? 映像だとわからないいね」
貫井「合宿が終わった次の日は筋肉痛で歩けなくて…。初めてこんなに筋肉痛になったっていうくらい練習していました」
──一緒に活動するメンバーかつ、プロデューサーとして審査する立場で参加している黒嵜さんは?
黒嵜「メンバーとしてだったら情を入れてもいいと思うんですけど、プロデューサーは私情を入れちゃうとダメですし、可哀想とかいう感情もいらないので。“この子が加入するとどうなるか?“という、ちゃんと未来を考えて選んだ結果にしようと思っていました。だから、私も深夜までずっと迷っていましたね」
反田「私は自分と同じグループのメンバーになる子たちがいると思って見ているから、すごく情が入って、全部の動画で泣いちゃったんです。ありちゃん(小田垣有咲)のきれいな涙とか、私も鼻水出るぐらい泣いちゃったんですけど(笑)、特に印象残ってるのは、みんなが緊張してご飯を食べれない時に、さくらが完食しているシーンです。“この子ええやん!”と思って。“この子、絶対に面白いじゃん!”と思っていたらメンバーになったので、Root mimiは“この子いいじゃん”が揃ったメンバーです。あのオーディション動画は個性が出ていて面白かったです」
天宮「お腹が空いていたのもあるんですけど、可愛い子たちしかいなくて、テンション上がっちゃって…。空腹で食べるご飯がさらに美味しくなって、いつの間にか完食していました」
反田「可愛い子を見て食欲が増したんだ(笑)」
天宮「ずっと楽しかったです。可愛い子しかいなかったので」
反田「良かったよ!」
──“頑張り屋さんで可愛い子達ばかり”とおっしゃっていた反田さんから、メンバーそれぞれがどんなキャラクターなのか紹介してもらってもいいですか?
反田「私でいいんですか?」
黒嵜「うん、プレゼンしてあげて!」
──黒嵜Pにもフォローしてもらいつつで。
反田「確かにプロデューサー目線と全然違うと思うので、まずはPからいきますね。Pは自分の見せ方がわかっていて、アイドルにおいて大事な部分を全部持っています。プロデューサーという立場では決めることがたくさんあると思うんですけど、そこも責任をもって、みんなの似合うものやファンの人が好きなものを考えられるので、“しっかりしたP”です」
黒嵜「ありがとうございます」
反田「続いて、夢生(ゆい)ちゃんは大人しめに見えるんですけど、笑い方が可愛くて。特に笑うと出るえくぼがとっても可愛いです。猫ちゃんみたいに見えるんですけども、意外に犬っぽいとかあるのかな?と思っているのと、SNSが上手なので、みんなにも見てほしいです」
──ドキュメントでは人見知りとも言ってました。
反田「そんな子がもうバキバキ踊って歌うんでしっかり見ていただきたいです!」
黒嵜「声質もいいです!」
反田「続いて水希ちゃん、この子は配信も頑張っていて。すごく応援したくなるし、“すごく幸せになってほしい”って思っちゃいます」
黒嵜「擁護したくなるよね」
反田「“この子が笑えるなら俺も頑張る”みたいなオタク目線になっちゃうので、アイドルとして、とても輝ける思います。あとね、ちょっと変?」
黒嵜「そうだよね。唯一の変なキャラだね」
反田「さくらはわかりやすい面白さなんですけど、水希はたまにポロッと出る面白さがあるので、ライブのMCで出していきたいと私はふつふつと思っております」
黒嵜「その場にいるだけで面白いというか…すごいゲラなので、楽屋に1人いたら助かります」
反田「でも、レッスン中とか、休憩になっても練習していたりして。そういう努力家のところもいいんです。続いてさくちゃん。さくちゃんも面白くて」
黒嵜「ずっと笑ってる」
反田「愉快なんです。でもね、本当に真面目。新しくアイドルをやる子たちは、ポーズから何をしたらいいのかわからないと思うんですけど、撮影中も先輩方をしっかり見て、吸収していく力がすごくあって。きっと、これからどんどん成長していくと思います。すごいポーズをやってくれると思いますし、ライブでもすごく踊る子になるんじゃないかなって。期待が持てる、ルトミの希望の星です」
黒嵜「そう。卵ちゃんです」
──小田垣さんは?
反田「ありちゃんはいるだけで癒されます。もう見ているだけで笑顔になりますよね? すごい癒しキャラなんです。でも、しっかり芯は持っていて、“Pのために”という熱い気持ちがあって。オーディション動画で、どういう想いで挑んでいるかっていう覚悟は皆さんにも伝わったと思うんです。だから、もう胸を張って、このルトミでアイドルをやってほしいです!」
黒嵜「小田垣はたんちゃんを見ると、照れちゃって無理らしいよ」
反田「え、なんで?」
黒嵜「可愛すぎて」
反田「ええー! こちらこそって感じなんですけど(笑)、これからもっと仲良くなりたいです。とにかく可愛いので、みんなも直接会って、話してみてほしいです。今すぐ、特典会に行ってください。麗桜ちゃんは、ルトミの赤ちゃん」
黒嵜「バブキャラです」
反田「初めてなことも多いだろうし、最年少ですし。“自分に自信がなくて”って言っているんですけど、こんなに可愛い子なんだから、本当に“自信持って!”って思いますし、麗桜ちゃんに自信を持たせられるようにたくさん応援してあげてほしいです。あと、歌声がすごく可愛いくて。アイドルっぽいっていうか、純粋な歌声もしっかり聴いてみてほしいですし、麗桜ちゃんがこのルトミでアイドルを楽しんでくれたら嬉しいです」
黒嵜「とても上品なんです。喋り方に品を感じて。“この子、育ちいいな”って思って、絶対に入れようと思いました」
反田「確かに。“マジ?”とか言わないね」
黒嵜「私、礼儀正しい子がとても好きなんです。挨拶もちゃんとできるし、年下なのにちゃんとしている子です」
──そんな反田さんは?
黒嵜「たんちゃんは全員で言おうかな?」
反田「いいんですか!? そんなVIP対応をしてもらって(笑)」
朝比奈「葉月ちゃんは、顔が可愛いのはもちろん、本当に面白くて、私のツボです」
反田「ツボを押さえちゃいました!」
小田垣「昔から知っている先輩なんですけど、本当に尊敬しています。歌もダンスも憧れですし、顔も大好きです」
反田「ありちゃんのことをずっと見ているんだけど、全然、目が合わないな(笑)」
小田垣「人見知りなので、緊張してまだあんまリ話せてないんですけど、仲良くなりたいです」
反田「可愛い〜!」
天宮「最初に会った時、“こんな可愛い人がいるんだ!”と思って、本当に言葉が出なくて…。いろいろ調べたら、歌声もカッコいいんですよ。“こんなキュートなお顔からあんなカッコいい歌声が出るんだ”っていう尊敬もありますし、大先輩なのに面白くて、接しやすくて。大好きです」
反田「いやん。ありがとね。さ、続いては?」
才川「あははは。すごくお忙しいのに、レッスン中の短い時間でもメンバーを笑わせてくれるんです」
──(笑)みんなを笑わせてるんですね。
反田「私、アイドルを始めたんですけどね(笑)。ま、ありがとう。嬉しい嬉しい」
才川「それは、心に余裕があるからだと思うんです。あと、歌声が大好きすぎるので、メンバーとして一緒に歌えるのは本当に嬉しいです」
貫井「まだ会う前にSNSで見ていた時には、静かでおとなしいのかな?って思っていたんですけど、意外と陽キャでした」
反田「あはははは。意外とね」
黒嵜「レッスンの時に助けてくれるので、いるだけで助かります。ぜひ、リーダーをやっていただきたい」
反田「ああ、すごく気持ちいいですね。びっくりした。頑張れそうです、私」
──(笑)。
──5月31日に開催されるデビューライブではどんなパフォーマンスを見せたいですか?
黒嵜「前世がある子たちは“レベルアップしたぞ!“って思わせるのはマストですね。新しくやる子たちは絶対に見つかってほしいので、皆さんの心をつかみに行ってほしいです」
──じゃあ、天宮さんと朝比奈さんから、デビューライブに向けての意気込みを聞かせてください。
天宮「間違えないようにするのと、重要なパートをちゃんと歌えるようにもっと練習を頑張ります」
朝比奈「オーディション動画を見てくださった方たちにも、“あ、この子、1ヶ月間でたくさん頑張ったんだな”って思ってもらえるように一生懸命に頑張ります」
──ぬうさんは?
貫井「以前からのファンの方には“可愛くなったね”、“頑張っているな”と思っていただけるるように、本番当日までたくさん練習をして頑張ります」
才川「私は歌やダンスがあまり得意じゃなかったんですけど、オーディションに合格してからの1ヶ月間にボイトレもレッスンもたくさん入れていただいていて。だから、ファンの方には、“伸びしろがもうどこまであるんだ!?”って思っていただけるようなパフォーマンスをしたいと思っています」
小田垣「来てくださるファンの方、全員にルトミを好きになって帰ってもらえるように頑張ります!」
反田「メンバーはみんな、皆さんが見えないところでも一生懸命に頑張っているので、それが伝わるステージにしたいですし、“王道”っていうコンセプトを掲げるルトミにしか出せない世界観をデビューライブまでにみんなで固めていきたです」

──最後に今後の目標を聞かせてください。どんなグループにしていきますか?
黒嵜「どんなグループ? 一番難しいよね…どうしよう?」
反田「もう高くいっちゃおうよ!」
黒嵜「うーん…2〜3年後には武道館に行っちゃうぐらいの感じでいきたいかな?」
反田「行っちゃおう!」
黒嵜「2年目にはZeppツアーをしちゃうくらいの勢いは欲しいです。で、アイドル界隈だけじゃなくて、TikTok界隈や声優界隈、野球界隈、バンド界隈、大学界隈…」
反田「全部に手を出してね」
黒嵜「もう全部! ちっちゃい子にも刺さるくらい、年齢層も広く、いろんな人から愛されるグループになりたいです。そして、長く愛される楽曲を作っていきたいです。長くやります、おばさんになるまで!」
反田「…う、うん、やるよ〜! 応援よろしくお願いします!」
(おわり)
取材・文/永堀アツオ
写真/野﨑 慧嗣
RELEASE INFORMATION
LIVE INFORMATION

Root mimi Debut LIVE「かわいいへの道」
5月31日(土) 時間:開場 12:15 / 開演13:00 SOLD OUT
会場:品川 ザ・グランドホール

黒嵜菜々子生誕祭2025「にゃにゃこ誕生!」
5月31日(土) 時間:開場 18:15 / 開演19:00 SOLD OUT
会場:品川 ザ・グランドホール