──6人のリトグリが揃いましたね。まず、結海さん、おかえりなさい!

結海「ただいま帰りました! また6人一緒に活動している自分を想像して、休んでいる時も頑張っていたので、それが叶って嬉しいです」

──MAYUさんの体調も万全ですか?

MAYU「はい! もう、元気すぎて困っちゃうぐらい元気です」

──で…アサヒさんはどうしたんですか?

アサヒ「あははは。そうですよね。びっくりしますよね。ちょっと目が痛くて。体は元気なので、今回のインタビューは眼帯で参加させていただきます」

──よろしくお願いします。全国ツアー『Little Glee Monster Live Tour 2026-2027 “BREATH”』がスタートしました。まず、ツアー初日のShibuya LOVEZ公演を迎えた心境から聞かせてください。

MAYU「やっぱり6人でツアー初日を迎えられて嬉しいというところに尽きます!」

アサヒ「ニューアルバム『BREATH』の新曲もそうですし、今までのリトグリの曲をまたこの 6人で新しく歌えたことも嬉しかったです」

MAYU
アサヒ

ミカ「いろんなものを詰め込んだ、挑戦がたくさんあるツアーになりそうだと思っています」

結海「今のところ、私が出演しているのは一部分にはなるんですけれど、私たちの歌を聴いて笑顔になったり、泣いてくれたり、喜んでくれたりするファンのみんなの顔を想像して、その姿を見るために頑張って過ごしてきたので、毎公演それが見れると思うと嬉しいですし、初日を無事に迎えられてすごく安心しています」

ミカ
結海

かれん「“リトグリは挑戦することをやめないぞ!”という想いで、今回のツアーでもいろんなことに挑戦していて…」

──ツアーが始まったばかりで詳しくは言えませんが、盛りだくさんですね。

かれん「はい。例えば、今回も“ある挑戦をしたい”と強く言ったのが私でした」

ミカ「まじでびっくりしました(笑)」

かれん「ミカのびっくりする挑戦もあって。新しい試みもあったので、ツアーが始まるまで、不安な部分はたくさんあったんですけど、ファンの皆さんから“面白かった”や“笑った”という反応もいただけたので、無事に初日を終えられて良かったという気持ちでいっぱいです」

miyou「初日を終えてホッとしていますし、このツアーが終わる頃にはまた強くなっていると思います、いろんな意味で(笑)」

MAYU「いろんな意味でね!」

miyou「結海の休養期間中でも5人で頑張れたんだから、結海が完全復活したらさらに強くなるだろうし、メンタルも鍛えられそうだなって思っています」

かれん
miyou

──ツアー初日を終えた感想としては意外な言葉もありますが(笑)、これからツアーに行く人のお楽しみとして取っておきたいと思います。ニューアルバム『BREATH』を引っ提げたツアーですが、改めて、リトグリにとってどんなアルバムになっていますか?

かれん「リード曲「CHERRY COKE」をはじめ、今までのリトグリにはなかったような楽曲もたくさんあって。新曲6曲もそれぞれ全然違う楽曲ですし、アルバムとツアーのタイトルを『BREATH』にしたのも、去年の11月に2Daysで開催したライブ『Little Glee Monster Live 2025 “Voice”』がきっかけでした」

──どんなメッセージを込めているのでしょうか?

かれん「私たちが“どういうライブにしたいか?”を考えたときに、“声にフォーカスしたい”という想いで、“Voice”というタイトルに決めました。そこから、“さらに原点に戻った”という意味の『BREATH』なんです。私たちはアカペラも歌いますし、歌う前のブレスはすごく大事なものです。ただ、歌わない人も息は必ずしていますし、植物や木も息をしているという意味では、生きる原点でもあります。「一輪」を挿入歌して起用していただいたTBS系 日曜劇場『GIFT』もそれぞれの人生というか、“生きること”がテーマでもあったので、歌の前の“息”にフォーカスを当てたタイトルにしました」

──ありがとうございます。

──MAYUさんと結海さんは体調と相談しながらのレコーディングでもありましたよね?

MAYU「そうですね。まだ皆さんの前に立つような活動は復帰していなくて、でも出来ることを少しずつやらせてもらっている中の1つでした。“BREATH”って歌だけではなく、生きていく上で必要なことですよね? だから、活動を休止している私の今の人生とこのアルバム『BREATH』が重なった部分もあって。特に「ピース」という曲ではかれんとmiyouが制作に関わってくれて、三者面談みたいなのをしてくれたんです。私と結海はみんなとの打ち合わせに参加できなかったので、電話でメンバーから初めてのインタビューを受けて…」

miyou「一人ずつ、個別に詰め寄りました(笑)」

MAYU「“どういう風に人と向き合っているのか?”、“リトグリとして何を想って生きているのか?”、人生のインタビューみたいなのをしてくれて、歌詞に詰め込んでくれました。だから、これまでの作詞曲とはまた違った思い入れがあって。そして、私たちにとっての“BREATH”は、息を合わせて心を一つにするという、ハーモニーにも繋がる部分でもあるので、すごくリトグリらしいタイトルだと思います」

結海「このアルバムをレコーディングしている時、私も出来ることからやっていた時期だったんです。“結海の体調が良かったら録ろうね”と言ってくれていた曲があって…実はそれが「ピース」でした。でも、私の体調が悪くて、レコーディング時期がどんどん後になっていって…。“もしかするとこのアルバムに収録できないかもしれない”という焦りもあったので、なんとかレコーディングすることができて、“間に合います”と言ってもらった時はすごく安心しました。今までもよりさらにこのアルバムが愛おしく思えています」

miyou「結海というピースが最後にハマって完成しました」

MAYU「Yes! そういう運命だったということ。間に合う運命だったんです」

──アサヒさんにとってはアルバム『BREATH』はどんなアルバムになりましたか?

アサヒ「今回もバラエティに富んでいて! みんな呼吸をしながら日々を過ごしていて、その中では、恋をしたり、応援が欲しかったり、自転車に乗ったりしていると思うんですけど…」

──自転車に乗ったり?

かれん「「小さな原石」がMBSよんチャンTV『発掘まち自慢!自転車たび』のテーマ曲なんです(笑)」

アサヒ「ふふふふ。毎日違う曲を今日の主人公にできる曲たちというか…日常に寄り添える楽曲がアルバム『BREATH』には詰まっていると感じております」

ミカ「リトグリがこの6人になってからもう4年目ですけど、私たちの呼吸がどんどん合ってきているというか…より深まっていて。呼吸の合い方もピタッとスムーズになるようになったからこそ、バラエティ豊かな新曲たちもよりカラフルに華やかに聴こえてきます。成長した 6人をたっぷり聴けるアルバムだと思います」

miyou「ミカも言ったとおり、この6人になってもうすぐ5年目に入っていく中で、楽曲に対してどんどん等身大で歌えるようになってきたと感じていて。楽曲制作に参加させていただいているというのもあって、自分の伝えたい事とマッチングしていっている感覚があります。自分自身の経験が増えたことで理解できるようになっているのかもしれないですけど、等身大感が心地よくて、着飾らずにカッコつけずに歌えるアルバムになったと思います」

──では、アルバム『BREATH』から皆さんそれぞれが等身大だと思う曲、もしくは思い入れのあるお気に入りの曲を1曲ずつ挙げていただけますか?

かれん「私はFurui RihoちゃんとUTAさんとコライトした「ピース」です」

miyou「わかる! 外せないよね」

かれん「Rihoちゃんが、“せっかくならみんな自分ごととして歌える方がいいよね”と言ってくれて。UTAさんがトラックを作っている後ろで、まずRihoちゃんが私とmiyouにインタビューしてくれて…普段、私たちが思っていることや悩んでること、リトグリに対する想いを聞いてくれたんです。トラックが出来上がって、3人でトップラインを作ったんですけど、本当に制作がすごく楽しかったです。その後、それぞれのメンバーにもインタビューして、“みんながこんなことを思っていたんだ”とか、“こんなことで悩んでいたんだな”と改めて知れる機会にもなりました。中でも、私が“エモいな”と思う部分があるんですけど…」

──どこですか?

かれん「2サビの<弱さを抱えたのも/一人じゃないからだろう>を結海が歌っているところです。メンバーみんな、それぞれがお互いのことを話し合うんですけど、結海はもともとは自分の弱さや悩みをあまり他の人に言わないタイプなんです。でも、私たちにはその弱さを話してくれたし、見せてもくれました。そんな結海がこのパートを歌っているのが私的にはエモくて」

結海「レコーディングしている時もこの歌詞には共感しかしなかったです。お休みをしている期間で、周りの助けてくれた人たちへの感謝がもう倍増して…だから、すごく気持ちが乗るパートです」

miyou「この曲こそ本当にみんなにとって等身大の曲だと思います。2Aの<「幸せをあげるよ」/歌ってきたけど/ぼくのことは愛せてるかな>は私たち目線でしかないセリフですし、本当にピースな曲です」

──続いて、アサヒさんは?

アサヒ「私は自転車ソング!(「小さな原石」)」

かれん「ずっとそれ、言ってるよね」

アサヒ「(笑)。歌詞が可愛いところが好きで…<星のビーズを集めたら/リボンをつけて 君に届けよう>。こういうのが大好き!」

ミカ「似合う!」

アサヒ「あと、<「好き」な気持ちが道標に変わる空>も!」

かれん「そこ、好き」

アサヒ「ね! やっぱり好きな気持ちが連れていってくれる場所があると思います。そこに向かってこれからも突き進んでいきたいです。自転車で!」

MAYU「自転車で行くの?」

──(笑)。<散々向き合った弱い自分なんて/認めたくないけど>はMAYUさんっぽいと思いながら聴いていました。

MAYU「それ、ファンの方にも言われました。“MAYUちゃんらしい言葉だね”って。このパートはまるまる好きです。生々しい部分ですけど、“そんな自分、ありがとう”ということだから。楽しい曲なのですが、ここは泣けます…」

かれん「少し落ち着くしね。ジャズみたいになって」

MAYU「うんうん。1番と同じメロディだけど、歌詞の雰囲気が全然変わっていて。その後にさっきアサヒが言っていたパートが個人的にはロマンチックに感じて…日本語の美しさというか、幻想的な感じがして。弱かった自分自身にも届けてあげたいと思ったりもしますし、私も好きな曲です」

MAYU「私が新曲から1曲を挙げるとするなら、「AGARE!!!!!!」かな? お祭り感があって、血が騒ぐんですよ。私、大阪のお祭りが盛んな地域で生まれたので。お祭り心が騒ぎます。いろんなサウンドの要素が散りばめられているんですけど、その中に少し和っぽい部分もあって。日本を感じる部分もあるけど、すごく和って感じではない、不思議な曲です。でも、ライブで歌ったら絶対に楽しいだろうなって、レコーディングの時から思っています」

──(笑)。<Take a breath 届け>というフレーズもあるので、大事な曲ですね。

──ミカさんは?

ミカ「新曲ではないですけど、「愛を手がかりに」です」

──そうですよね。前作アルバム『Ambitious』でも同じくモノンクルの二人が作った「Gravity」が好きと言っていました。

ミカ「この曲のマインドが私のマインドと似ていて…歌詞も個人的に私が喋っているみたいな感じがしていて」

──どの辺りがミカさんのマインドと似ているのでしょうか?

ミカ「<最低な日も笑い話になるまで/ふざけたり甘えたり 喧嘩もしよう>みたいな明るい感じとか、<間違い続きの後でも僕らは/愛を手がかりに答えを探していたくて>とか。私も愛を大切にしているので、やっぱり愛が先に出るというか…私自身が愛で人生を歩んでいるので、すごく相性がいいと思っています。ゴスペルをやっていたことがあったので、ゴスペルの雰囲気も合いますし、ライブでも歌いたいです」

結海「私は作詞に参加させていただいた「CHERRY COKE」です。大好きなeillさんと共作ができる日が来るというのは、嬉しい以外の何物でもなくて。とても幸せでした」

──結海さんとしてはどんな想いを「CHERRY COKE」に込めましたか?

結海「休んでいた時に少しでもチームのために何かできたらいいと思いながら一人で考えていたので、まず、それが形になって嬉しいというのがあります。歌詞や曲に関しては、純粋な恋の気持ちです。ちょっと素直になれない、恋をしている女の子のいじらしい気持ちとか、少しチャラい男の子に恋をしている女の子をイメージしながら考えていました」

──eillさんのディレクションはどうでしたか?

結海「普段のリトグリの歌い方は、たまに味変はあるけど、まっすぐに歌を届けるイメージがあると思うんです。でも、eillさん自身の歌声はエッジーで、喉の使い方もエッジボイスが中心になっていて。だから、今までの私たちにはあまりなかった感じになって、“新リトグリ”が出せた気がしてすごく嬉しかったです」

──最後にmiyouさんですね。

miyou「アルバムの最後に収録している「君を守るから」かな? メンバーのことを想像したくなる曲だと思って。私たちはいつも一緒にいるから、バランスを取りながら進んでいますし、弱さを隠していることも知っています。誰かがちょっとしゃがんでいる時は、自分が強く立っていようと思える、愛の曲なんです。自分の心にすごく寄り添ってくれる曲です」

──来年1月まで続くツアーはどうなっていきそうですか?

かれん「回を重ねるほど、どんどんブラッシュアップされて、進化していくと思います」

アサヒ「今回のツアーではファンの人が声を出してくれるような曲も多いので。最終日までにはもっと声も大きくなるようにしたいですし、皆さんを高く飛ばしていきたいです」

MAYU「会場を揺らさないと! ツアー初日では、まだ盛り上げ足りてなかった部分もあるかもしれないです」

ミカ「素晴らしいツアーになると思っています。いつか6人でライブ全部をやれるように…という気持ちもありますし、1曲1曲、皆さんの心に一生残るような曲に育てていきたいです」

──結海さんもツアーには帯同はされるんですよね?

結海「はい。初日も舞台袖で見ていたんですけど…泣いてしまって」

miyou「どの曲で?」

結海「ネタバレになっちゃうので、記事では伏せていただけたらなんですが、「****」で」

かれん「え、意外!」

結海「あと、「****」。“THE リトグリ”というか、ファンの皆さんの気持ちがすごくわかった!」

アサヒ「新しい目線だね」

結海「うん。貴重な機会かも」

MAYU「意外な曲で来たりするよね。私も5人で出演してくれていたフジテレビの音楽番組『STAR』を見ていて、「Pages」で泣いた」

──miyouさんはどうですか?

miyou「今年の『Little Glee Monster Zepp Tour 2026 “全力REAL LIVE”』でファンの皆さんの新しい顔を知れたというのがあって。出るとこ出てくれるんだ!?みたいな」

MAYU「あはははは。どういう意味?」

miyou「もっとクラシックなイメージがあったというか…」

ミカ「おしとやかな、ね」

miyou「そう! “リトグリは聴くことが楽しくてライブに来てます”みたいなイメージもあったんですけど、このZepp Tourをやって、意外と“来いよ!来いよ!”と言ったら来てくれることを経験できたので、そこを今回のツアーでも引き出していきたいです」

──でも、今回はホールツアーですよ?

miyou「Zeppになる瞬間も必要かな?って」

MAYU「そうだね!」

──インタビューは以上になります!

──何か言い足りなかったことはありますか?

かれん「あ! あります。USENさんで「一輪」を流していただいたのがとても嬉しくて。何度も「一輪」がお店で流れている瞬間に遭遇したんですよ」

MAYU「ラーメン屋さんで流れていました。食べる箸を止めた!」

アサヒ「ね!」

かれん「二人はラーメン屋さんに行き過ぎなんですけど(笑)、私は大阪で幼馴染と一緒にいる時にも、一人で薬局にいる時も遭遇しましたし、いろんな時、場所で耳にしました。友だちからも“「一輪」が流れいてたよ”という連絡をたくさんもらうので、嬉しい限りです。この間は母から、“USENさんのトップソングっていうプレイリストで流れてたよ”って連絡が届いて。ありがたいです!」

miyou「街中にLittle Glee Monsterを轟かせていきましょう!」

結海「うん、轟かせていこう!」

ミカ「世界にガッ!てね(笑)」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ
写真/野﨑慧嗣

RELEASE INFORMATION

Little Glee Monster 『BREATH / Little Glee Monster Live 2025 "Voice"』完全生産限定盤(CD+Blu-ray盤)

2026年9月16日(水)発売
SRCL-13815 ~ SRCL-13819/16,500円(税込)

完全生産限定盤(CD+Blu-ray盤)

Little Glee Monster 『BREATH / Little Glee Monster Live 2025 "Voice"』完全生産限定盤(CD+DVD盤)/

2026年9月16日(水)発売
SRCL-13820 ~ SRCL-13824/16,500円(税込)

完全生産限定盤(CD+DVD盤)

LIVE INFORMATION

Little Glee Monster Live Tour 2026-2027 “BREATH”

2026年
10月3日(土) 東京 Shibuya LOVEZ
10月10日(土) 静岡 富⼠市⽂化会館 ロゼシアター⼤ホール
10月25日(日) 茨城 ⽔⼾市⺠会館 グロービスホール(大ホール)
11月1日(日) 宮城 東京エレクトロンホール宮城
11月3日(火・祝) 秋田 あきた芸術劇場ミルハス
11月14日(土) 奈良 なら100年会館 大ホール
11月15日(日) 大阪 フェニーチェ堺 大ホール
11月21日(土) 長野 ホクト文化ホール・大ホール
11月22日(日) 石川 本多の森北電ホール
12月5日(土) 熊本 市⺠会館シアーズホーム夢ホール
12月6日(日) 福岡 福岡サンパレス
12月12日(土) 岡山 倉敷市民会館
12月13日(日) 広島 上野学園ホール
2027年
1月11日(月・祝) 愛知 Niterra⽇本特殊陶業市⺠会館フォレストホール
1月15日(金) 北海道 カナモトホール(札幌市民ホール)
1月24日(日) 東京 東京ガーデンシアター(有明)

Little Glee Monster Live Tour 2026-2027 “BREATH”

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