――この春からユニーバーサルミュージックとのタッグがスタートした原因は自分にある。のみなさんですが、周囲の環境や自身の心境などで変化を感じていることはありますか?

大倉空人「楽曲の制作にもユニバーサルミュージックのスタッフの方が携わってくださるようになりました。リハーサル中に行われていることや、メンバーから出てくる“こういう表現をやりたい”といった提案をサポートしてくださっていて、ライブなど様々な場面でも協力していただいています。」

――それは現在開催中(※取材時)の全国ツアー『LIVE TOUR 2025 嘲笑倫理学のすゝめ』も当てはまりすか?

大倉「はい。なので、今までは自分たちの実力的にも、会場の広さ的にも出来なかった演出が、(これから)実現していくかと思うと、とても楽しみです。7月の代々木(『ARENA LIVE 2025 序破急』)は、本当にもう、すごいことになると思っています」

――ワクワクしますね。そんなポジティブなムードの中で制作し、リリースされるのが、4枚目のアルバム『核心触発イノベーション』です。約2年ぶりのアルバムは、原因は自分にある。にとってどんな1枚に仕上がったと思いますか?

吉澤要人「久しぶりのアルバムですし、しっかりとしたコンセプトもあるんですけど、純粋に、“約5年半、原因は自分にある。としてやってきたことがあるからこそ、このアルバムを作れた“という想いがあります。“核”という表現は、僕たちが築き上げてきた元になるものがないといけないわけで…。そういう意味で、『核心触発イノベーション』でゲンジブの“核”を世の中に提示できたと思います。その“核”に、いろんなテーマが触れることで新たなものが生まれてくるんじゃないか?と11曲作り上げました。実際に(新たなものが)生まれて。しかも、それが1曲たりとも同じものがなく、アルバムを通して聴いてみると“本当に同じグループ(の曲)なのかな?”って疑うほどに多様な曲があって。彩り豊かなアルバムに仕上がったという安心感もあります」

――多種多様な楽曲が揃ったことが安心感につながるんですね。

吉澤「そうですね。やっぱり、これだけいろんな曲を短い時間でレコーディングしていくと、それがアルバムになるっていう想像がつかなくなるんです。でも、いざ1枚に集約されたときに、“これがゲンジブのアルバムだ”という気持ちになったので。すごく良かったと思いますし、それを世の中に、観測者(※原因は自分にある。のファンネーム)に届けられることがとても嬉しいです」

――では、早速ですがみなさんの“推し曲”をお一人ずつ教えていただけますか? まずはどなたからいきましょう…?

大倉「僕、いきます。「in the Fate」です」

――ゴリゴリなサウンドが印象的な楽曲ですね。

大倉「はい。個人的にとてもラップが好きで…BIGBANGさんが大好きなんです。なので、「in the Fate」のゴリゴリ、押せ押せな感じがすごく刺さって。なおかつ、冒頭で<We are GNJB>ってグループ名を歌っているんです。これってK-POPの楽曲から日本のボーイズグループに浸透していったイメージがあるんですけど、“遂に原因は自分にある。もそこに踏み込んだな“って。その結果、僕たちの音楽性の幅が広がったと思いますし、ライブでやるのも今から楽しみです」

――それこそ「in the Fate」のデモを受け取ったときは新鮮に感じましたか?

大倉「そうですね。新鮮だったのはもちろん、僕はもう、ライブを想像しながら、“ラップをどう歌おうかな?”って考えていました(笑)。とても楽しい時間でした」

――では、次に“推し曲”を紹介してくれるのは…手を上げてくださっている杢代さん。

杢代和人「僕は「貴方らしく」という曲がお気に入りです。デモをいただいたときからずっと聴いていました」

――「貴方らしく」のどのあたりが杢代さんの心をつかんだのでしょう?

杢代「原因は自分にある。って、哲学的な歌詞や文学的な表現だったり、ピアノロック調の軽快なサウンドだったり、いわゆる“らしい”楽曲を今までやってきていて、意外と王道と呼ばれるようなJ-POPはあまり挑戦してきませんでした。そういう中で、この「貴方らしさ」で王道のJ-POPができたのが好きなポイントの一つです。でも、それ以上に、この曲の歌詞にグッときました。曲中に<らしく生きていこう>っていう歌詞があるんですけど、なんていうか…日々色々な表現に向き合っていると“自分らしい”ってことがわからなくなるときがあるんです…“自分らしさってなんだろう?”って」

――人から求められることも多いですしね。

杢代「ありがたいことに色々な経験をさせていただいているので、それに対して僕たちがどう応えていくか?っていうところで考える部分もありますし、“こういうふうにしたほうがいいのかな?“とか、”もっといいものを出さないといけない“って気持ちになってきてしまって。でも、この曲を聴いたときに改めて気づいたのが、僕たちが7人でいること、僕たちが自分らしくいることが、一番大切なんだってことでした。“ゲンジブらしさってなんだろう?”と考えていた時期があったからこそ、この歌詞がすごく響いたので、この曲を披露するときは、聴いてくださる方たちの人生が鮮やかになるように伝えていきたいですし、僕たちも自分らしく歌いたいと思いました」

――ライブで聴ける日を楽しみにしています。

――続いては…吉澤さん。

吉澤「僕は「カラフるワンダフル」です。このアルバムの中では“本当にゲンジブ!?”って疑うほど、いい意味で異質な曲なんですけど(笑)」

――確かに(笑)。この曲は、みなさんが放送15周年のアンバサダーに就任したアニメ『GO!GO!チャギントン』のテーマソングです。

吉澤「ゲンジブの曲ではあるんですけど、普段の僕らではないことを前提に聴いてほしくもあって(笑)。僕がこの曲で一番感じてもらいたいのは、僕たちにいつも楽曲を提供してくださる久下真音さんの引き出しの多さです。新曲ではリード曲の「因果応報アンチノミー」のようなカッコいい曲も作っていただいていますが、同じ方が、こんなにキャッチーで、小さいお子さんも一緒に口ずさんだり、踊りたくなったりする楽曲を作れるのって、本当にすごいです。その久下さんの世界観を、僕らのフィルターを通して届けられたらいいなって思います」

――歌い方も普段とまったく違いましたが、レコーディングの印象は?

吉澤「なんだか、歌のおにいさんになった気分で、みんな歌っていました(笑)。まさか今、ゲンジブが歌のおにいさんをやるとは思っていなかったのでちょっと戸惑った部分もあったんですけど(笑)、この楽曲によってお子さんたちにも原因は自分にある。の存在を知ってもらうきっかけになれば嬉しいですし、異質ではあるものの、だからこそこのアルバムの中でいいアクセントになっていると思います」

――続いては…桜木さん。

桜木雅哉「僕は「方程式は恋模様」を推します。この曲は学生時代の恋愛を歌っていて、アルバムの中ではかわいい系の曲になるんですけど、なんと言っても数式で恋愛のことを表現しているってところが、魅力的だと思っています。ゲンジブらしさもやっぱりそこにあると思うんですよ」

――いろいろ印象的なフレーズが出てきますが、特に<僕の人生−君=空っぽ>が…。

桜木「あっ、そこ! ありがとうございます!」

杢代「ありがとうございますって(笑)」

桜木「僕もこのフレーズが好きなんです。やっぱり、学生時代は、(恋愛に)重きを置いているところもあったりすると思います。ちょっと失敗しただけで“うわっ、もう終わった…”みたいな。そういった感情を、学生時代を終えている僕たちが歌うことで、その最中にいるときよりも逆にいい味が生まれていると思うんです」

大倉「最後に<(君は?)>って、答え求めて終わるのも方程式っぽくていいよね」

桜木「そうそう。今まさに学生のみなさんはリアルに感じてもらえるだろうし、もう学生を終えた方たちはちょっと懐かしく感じると思うので、どの立場の方が聴いても楽しんでいただけると思います」

――そして、長野さんの“推し曲”は?

長野凌大「リード曲の「因果応報アンチノミー」です。この曲は、僕たちゲンジブが胸を張って、“今、一番伝えたい曲です!“っていう曲だと思っています。今回のアルバムは“feel ○○”って、1曲1曲にテーマがあって楽曲が僕たちの核に触れて起きる触発反応を軸としているんですけど、この「因果応報アンチノミー」のテーマは“己に触れる”です。僕たちは約5年半活動してきて、ここで改めてゲンジブらしさを再定義することを試みたのがこの曲なんです。なので、今のゲンジブを知ってもらうには、この曲がピッタリという想いがあります」

――中毒性のある曲調ですが、BPMも速くて歌うのが大変そうでもあります。

長野「速いだけでなく、曲自体がとても難しくて。Dメロに僕の歌割があるんですけど、デビュー当時だったら“歌えないな”って思うようなロングトーンだったり、キーだったりするんです…ゲンジブの曲ってどんどん難しくなり続けているんですけど(笑)。でも、それを超えていくごとに自分たち自身も磨かれていっている感覚がとてもあるので、この曲もそういう中の1曲です」

――自分たちの成長を感じる1曲でもあるんですね。

――それでは、小泉さんの“推し曲”をお願いします。

小泉光咲「僕は「フィナーレ」です。テイスト的にはセクシーなサウンドなんですけど、歌詞は直接的ではなく間接的に伝えているというか…そういうところもゲンジブらしいと思います。サビで出てくる<チューインガム>っていうワードも、今の時代ではあまり言わない言葉ですけど、それによって時の流れというか、“置いていかれた”ってことを暗に意味していて。そういうところが面白いと思います。それに、この曲は大人になるにつれてどんどん味が出てくる曲って気がするんですよ。なので、これからがすごく楽しみですし、また、今しかできない表現もあると思うので、今も大切に歌っていきたい曲です」

大倉「でも、僕たちってそういう大人になってから相応になった曲、多くない?」

小泉「確かにね」

大倉「「In the Nude」とか、当時(2020年)は“ちょっと大人っぽすぎるな…”と思っていたけど、今やってみると年相応になってきたよね」

小泉「あの曲もさらに味が出そう」

――ゲンジブにはそういう曲がたくさんありますよね。

大倉「若い頃にたくさんリリースしました(笑)」

小泉「そういった楽曲と同じで、「フィナーレ」もこれからが楽しみになる楽曲です」

――では、武藤さんの“推し曲”を。

武藤潤「僕は、.ENDRECHERI.さんに提供していただいた「LLL」です。ファンク、ディスコ、ロックなど、これまでのゲンジブにはなかった要素がたくさん盛り込まれていて、歌詞も、堂本(剛)さんが書いた<愛している>を僕たちが歌えるっていう、その嬉しさも感じています。ライブで披露していく上でも、ゲンジブにとってすごく大切な曲、特別な1曲になりました」

――「LLL」は3月10日に配信リリースされていますが、観測者のみなさんの反応はどんなものですか?

大倉「すごくいい反応をいただいています。本当に。僕たちの歌い方が堂本さんに似ている、みたいな嬉しい言葉もいただきました(笑)」

――そういった感想も届いているんですね(笑)。デモに入っていた仮歌は堂本さんが歌われていたんですか?

大倉「ご本人の歌声でした。なので、僕たちも堂本さんが歌う「LLL」をたくさん聴いていたからこそ、曲の雰囲気に合わせていたら自然と堂本さんに寄っていったという形なんですけど…。でも、僕たちはリスペクトを持って歌っているので、観測者のみなさんにそう言っていただけるのは嬉しいです」

武藤「うん。嬉しい」

――最初に吉澤さんが“彩り豊かな”とおっしゃっていましたけど、これだけバラエティ豊かな楽曲があって、しかも活動が長くなるにつれて楽曲数も増えていくわけですから、ライブのセットリストを考えるのも大変になってきますよね。

大倉「大変です。やりたい曲がいっぱいあるから、ライブの時間が足りないです! もう24時間ライブかな(笑)」

杢代「でも、(たくさんの楽曲の中から)選べるってことは面白いよね」

武藤「選択肢が増えるってことだしね」

長野「できる演出も増えてくるし」

大倉「会場も大きくなるし…もう楽しみしかないです」

――また、今回のアルバムはCore盤(初回限定盤)、White盤(通常盤A)、Black盤(通常盤B)、ゲンジブ観測所限定盤(FC限定)、UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤と、さまざまな仕様がありますが、中でもUNIVERSAL MUSIC STORE限定盤には“This is GNJB Sounds”と称された7曲入りのDisc2がついています。これは初めてゲンジブの楽曲を聴く人に向けた“入門編”で、選曲は自分たちで行ったそうですが、そのこだわりを教えていただけますか?

大倉「“This is GNJB Sounds”は僕らが11曲選んだ7曲で、1曲目の「遊戯的反逆ノススメ」は僕が選びました。理由は、僕たち、デビュー直後にコロナ禍になってしまって、ライブも配信でやることが増えていく中で、お客さんとの声…コールアンドレスポンスではなくて“見せる”ライブを中心に考えるようになっていました。なので、コロナ禍が落ち着いて有観客のライブができるようになったとき、“どうやって盛り上げたらいいんだろう?”、“どういう曲調が盛り上がるんだろう?”って、すごく悩んだ時期があったんです。そんなときにコンセプトEP『テトラへドロン』のリリースイベントで「遊戯的反逆ノススメ」を披露したら、初披露だったにも関わらず、イントロの段階からみなさんがとても盛り上がってくれて。それで、“あ、これが今の原因は自分にある。が見せられる、最高に盛り上がる楽曲なんだ”って思えたんです。なので、“ゲンジブのライブにはこういう盛り上がる楽曲もあるよ”という意味も込めて、この曲を選びました」

――2曲目の「無限シニシズム」を選んだ方は?

小泉「僕です。今、空人が言っていたコロナ禍で“見せるライブ”をしていた時期から今までの楽曲の中で、僕の中ではこの「無限シニシズム」が“もっとも世界観の強い楽曲“のイメージがあって…。コロナ禍から始まった僕らの強みが最大限に活かされている楽曲だと思うので、僕はこの曲を選びました」

――3曲目は「ダイヤモンドリリー」です。

桜木「はい、僕です。「ダイヤモンドリリー」はゲンジブのバラード曲の中でも、物語性が強いというか…。他のバラード曲だと割とストレートなものが多かったりするので、そうじゃない、僕たちの武器でもある表現力をしっかり見せられるのは「ダイヤモンドリリー」だと思って選曲させていただきました」

――続く4曲目は「以呂波 feat. fox capture plan」。

長野「僕が選んだ曲ですけど、当時からずっとこの曲が好きで。フィーチャリングさせていただいたfox capture planさんが好きなのはもちろん、ゲンジブの持つ世界観とジャパンカルチャーをうまく融合させられた曲は「以呂波」だなって、思っているんです。それから、fox capture planさんはインストバンドだからこそレコーディングにもこだわってらっしゃって、それも知っているからこそ余計に愛着が湧いているので選びました」

――5曲目は「原因は自分にある。」。みなさんのデビュー曲で、これは外せないですよね。

武藤「はい。『核心触発イノベーション』が、新しい解釈に触れることによって起こるイノベーションをコンセプトにしているので、新しい解釈の前に、そもそものゲンジブのコアとなる部分…どういう状態であったのかがわかりやすいように、やっぱりこの曲は入れておかなきゃいけないなって思って。きっかけはそれなんですけど、その間には変声期とかもあって成長を感じられるところが面白いんじゃないかな?って。この2つが今回選ばせていただいた理由です」

――そして「原因は君にもある。」が6曲目です。

杢代「僕が選びました。「原因は君にもある。」は、僕たち原因は自分にある。と観測者のみなさまとの思い出深い楽曲だと思って。ライブだと、後半のところでみんなが声を出して、盛り上がって、一体感が生まれて…って、いろんな公演での「原因は君にもある。」を思い出せるというか…。例えば、初めてのアリーナライブのときだったら、観測者のみなさまだけで歌ってくれたりとか、僕たちにとってもそういう思い出の曲でもあるので、初めて原因は自分にある。を知ってくださった方は「原因は君にもある。」を聴いて、すこしでも口ずさめるようなってからライブに来てもらえると、僕たちとの思い出を共有できると思っています」

――7曲目の「灼けゆく青」を選んだのは吉澤さんですね。

吉澤「はい。僕はゲンジブの武器の一つに、“社会的課題や聞いてくれる方の悩みとなるテーマを扱える”というのがあると思っていて。いわゆるアイドルが歌う曲で、あまり悲しいこととかは扱いにくいことだと思うんです。でも、この「灼けゆく青」は”奪われた青春”という重いテーマを描いている楽曲なんです。ただ、この曲をライブでやったときに、一つのパフォーマンスとして僕たちが成立させられているんじゃないか?と思うんです。象徴といったら言い過ぎかもしれませんが、僕たちにしかできないことがこの楽曲に詰め込まれている気がします。また、この曲のMVは観測者のみなさんから青春時代の写真を送っていただき、それをつなぎ合わせて作ったという思い出もあるので。さらに、当時、まだ学生だった僕たちがこの曲を歌っているっていうのも意味があると思います」

――7月に代々木第一体育館で開催される『ARENA LIVE 2025 序破急』についてもお伺いしたいのですが、その前に今まさに行われている『LIVE TOUR 2025 嘲笑倫理学のすゝめ』の手応えはいかがでしょう?

杢代「とても楽しいです。原因は自分にある。として、ツアーができることのありがたみが増しているというか…ツアーがどれだけ大切なのかっていうことを以前よりもひしひしと感じています。今回は全部で11公演あるんですけど、毎回同じことをするのではなく、毎公演、上がっていかないといけないものだと思っていて。1日に2公演あるとしたら、2公演目では23時間前の自分よりもカッコいい自分を出さないといけないと思いながらやっています。でも…とにかく楽しいです! 僕たちって、今まで世界観を見せたり、あるいはギャップを見せたりっていうのをしていたんですけど、それ以前に、自分たちが楽しくて、自分たちがアガらないと、来てくださっている方もノレないですし、幸せにできないなって。だから、殻を破るじゃないですけど、自分が思っていることを思いっきりやるっていうのを、メンバー一人ひとりが意識してやっています。そうすると、改めて発見することがあったりします」

――例えばどんなことですか?

杢代「(パフォーマンス中に)メンバーとよく目が合ったりとか…会話はないですけど、そういうところでチーム感がグッと上がっているを実感しています」

――会場の誰よりも楽しもうっていうムードがあるのでしょうか?

大倉「間違いなくあります」

杢代「なんだか、イヤモニ越しにメンバーのアレンジとかが聴こえてくると、聴いている僕もアガるんですよ。それが相乗効果になって、心の底からライブを楽しんでいます」

――そういうムード作りっていうのはリハーサルの段階から取り組んでいたりするんですか?

吉澤「いや、一番は(ライブ前の)円陣のときです。円陣も、前だったら“集中しよう”って感じだったんですけど、今は“やってやるぞ!”って」

大倉「今回のツアーは円陣の最後に凌大の一言を聞くって形でやっています」

――長野さんは毎回どんなことを話しているんですか?

杢代「長野さん、やっていただいてもいいですか?」

大倉「本当はライブのときしかやらないので特別ですよ(笑)」

――ぜひ、お願いします(笑)。

杢代「円陣終わって、みんな解散しそうになるところで…」

長野「“ちょっと、みんな待ってくれ! 聞いて! ここで頑張れない俺たちは、ダセェ!”です」

全員「おお〜(拍手)」

杢代「その言葉は熱いよな」

大倉「うん。“ここで頑張れない俺たちは、ダセェ!”って、本当その通り」

杢代「逆にここで頑張れないでいつ頑張るんだ?と思います。雅哉とも話してたよね?…“もしライブ中にちょっとでも辛そうとか、疲れたような顔したら、ステージに立つ者として失礼だ”って」

桜木「本当にそうです」

――今のお話を聞いただけでも7月の『ARENA LIVE 2025 序破急』がより楽しみになりました。どんなステージにしたいか、意気込みをお願いします!

大倉「雅哉さんいいですか?」

桜木「僕ですか!?」

大倉「ちなみに、まだリハーサルも始まっていない状況です(※取材時)。なので、予想というか、どんなステージにしていきたいみたいなところを、雅哉さんから」

桜木「やっぱり代々木(第一体育館)って縦が長いじゃないので、ステージから遠いところから会場に入ってきて、入口を入った瞬間、ステージが見えた瞬間から、“え、待って。何これ!?”ってなるくらい迫力あるステージをみなさんにお見せしたいと思っています」

大倉「演出ですよね」

桜木「演出もだし、ステージ自体も。“何あれ!?”って」

杢代「雅哉はいろんなアーティストさんのライブで勉強しているから、夢が膨らむね」

桜木「うん。みなさんに生でゲンジブのライブを体感してほしい」

大倉「まあ、まだこれからですけど(笑)」

桜木「ぜひ期待していてください!」

(おわり)

取材・文/片貝久美子
写真/野﨑 慧嗣

RELEASE INFORMATION

原因は自分にある。『核心触発イノベーション』Core盤(初回限定盤)

2025年4月23日(水)発売
UPCH-7710/6,500円(税込)

原因は自分にある。『核心触発イノベーション』

原因は自分にある。『核心触発イノベーション』White盤(通常盤A)

2025年4月23日(水)発売
UPCH-2274/3,630円(税込)

原因は自分にある。『核心触発イノベーション』

原因は自分にある。『核心触発イノベーション』Black盤(通常盤B)

2025年4月23日(水)発売
UPCH-2275/3,630円(税込)

原因は自分にある。『核心触発イノベーション』

原因は自分にある。『核心触発イノベーション』ゲンジブ観測所限定盤(FC限定)

2025年4月23日(水)発売
PROJ-1933/9,900円(税込)

原因は自分にある。『核心触発イノベーション』

原因は自分にある。『核心触発イノベーション』UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤

2025年4月23日(水)発売
PDCJ-1151/2/3,960円(税込)

原因は自分にある。『核心触発イノベーション』

LIVE INFORMATION

ARENA LIVE 2025 序破急

東京:国立代々木競技場第一体育館
2025年7月12日(土) 開場16:00/開演17:00
2025年7月13日(日) 開場16:00/開演17:00

ARENA LIVE 2025 序破急

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