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RADWIMPS、サブスク解禁! by SMART USEN
――7月1日から「OTORAKU -音・楽-」のキュレータープレイリストにDJ OSSHYさんが加わることになりました。USENでは2018年にも選曲を手掛けておられますが、今回キュレーションすることになったきっかけは?
「きっかけは、日本の記念日である7月22日“ディスコの日”の啓蒙ですね。僕は、38年のDJ活動に加えて、30年間のラジオ制作者としての経験があります。イコール、さまざまなシチュエーションやテーマに応じて選曲出来る引き出しの量を持っていると自負しています。その一部を今回活かしたいと思いました。一人でも多くの生活者に、ディスコ音楽の魅力を伝えたいという思いで、今回はディスコミュージック・ヒストリー的なセレクションをお届けします」
――プレイリストのタイトルは「DISCO BIBLE」ですが、選曲について詳しく教えてください。
「1974年、ディスコ元年と呼ばれるきっかけとなった曲でもあるヒューズ・コーポレーションの「愛の航海(ロック・ザ・ボート)」(『フリーダム・フォー・ザ・スタリオン』収録)から始まり、70年代ソウルディスコの定番、ヴァン・マッコイ(ヴァン・マッコイ&スタイリスティックス・オーケストラ)の「ハッスル」、ミラクルズ「ラヴ・マシーン」。世界一美しいハーモニーを奏でるABBAの「ダンシング・クイーン」。そして70年代ユーロディスコを広めたディスコクイーン、ドナ・サマー「ホット・スタッフ」。ミュンヘン・ディスコブームの立役者、Boney M.「Sunny」。1977年の第一次ディスコブームのきっかけになった映画『サタデーナイト・フィーバー』のサウンド・トラックからビー・ジーズの「恋のナイト・フィーバー」」
「1979年から1982年にかけて六本木を中心に巻き起こったサーファー・ディスコ・ブームを象徴するレイ・パーカーJr.&レイディオの「IT'S TIME TO PARTY NOW」(「誓いのセイム・タイム」)。ハイエナジー(Hi-NRG)ブームから生まれたメガヒット、デッド・オア・アライヴ「ユー・スピン・ミー・ラウンド 」。ミュージックビデオ時代の到来を告げたビジュアル系シンボル、デュラン・デュラン「ザ・リフレックス」。ユーロビート全盛期の象徴的存在、リック・アストリーの「トゥゲザー・フォーエヴァー」まで“ディスコ”と呼ばれた70年代、80年代の定番曲を時系列で選曲しました。音で感じる、耳で聴く、ディスコ年表です」
――今回は、「店舗での利用」を想定したプレイリストを制作していただいたわけですが、どんな仕上がりになりましたか?
「今、音楽シーンで老若男女が一体となれる、絆が育まれる音楽、それは、ディスコミュージックです。親しみやすいメロディー、明るい曲調、簡単なダンスの降り付けなど、子供から年配の方々までがひとつになれる音楽です。そして、ディスコミュージックは、誰もが、気分が上がり、明るく前向きな気持ちになれるパワー・ミュージックでもあります。さまざまな店舗で、お客様が明るく、ポジティヴな気分になれるBGMは、周囲にいる人たち全員を幸せにします。当然、購買意欲も高まります。そんなディスコのイロハ=定番曲を完全網羅した約6時間の歴史選曲……当然、全曲店内で聴くことは難しいでしょう。何度でもお店に足を運んで、続きを聴いていただきたいと思います」
――OSSHYさんはフロアでのDJプレイ、ラジオ番組での選曲も数多く手掛けておられますが、それらの選曲と店舗BGMへのアプローチやテーマは違うものですか?
「ラジオ番組の選曲と店舗BGMの選曲は、目の前にいるお客様を想像しながらのテーマ選曲、という点において、比較的同じ脳を使っていると思います。リスナー像、お客様像をイメージしながらの発信型です。観客を前にするDJ選曲では、50:50の割合でアドリブが加わりますが、店舗BGMのようなシチュエーション選曲は、“私の思いを届けたい”、“共有して欲しい”という発信型となります」
――OSSHYさんといえば、「ファミリーディスコ」、「シルバーディスコ」とあらゆる世代を横断するイベントが、いわばライフワークのようになっていると思いますが、今回のプレイリストでもそういった世代感は意識されていましたか?
「そうですね。今回のプレイリストは、ディスコミュージック入門編をテーマに選曲しましたから。ディスコ世代ではない、ディスコ音楽を全く知らない若者でも、このリストを覚えれば、一躍、ディスコ通を名乗れます。実際に、親子やファミリー、高齢者に向けたシルバーディスコのイベント会場で、皆さんと大いに盛り上がっている曲がぎっしり選曲されています。今は、老若男女がいっしょに楽しめる、一体となれるディスコの時代。ある意味、旬であり、世代を問わずイケてる音楽カルチャーに誰もが触れられるチャンスだと思います」
――OSSHYさんは、ディスコやイベントではもちろん、東京スカイツリーや空港などめずらしい場所でもプレイしていますが、こんな場所、こんなシチュエーションでプレイしてみたいというイメージはありますか?
「この10年間、誰も経験しなかった場所、環境で、数多くのDJイベントを開拓してきました。周囲からは、海外進出は?という質問をよく受けますが、私の場合は、海外よりも、まずは国内で。国内のありとあらゆる場所、奇想天外な場所で、まだまだDJ活動を経験していきたいです。ドメスティックにこだわり、そして、Made in JAPANスタイルにこだわりたい。近い目標は、日本武道館でのワンマンDJです(笑)」
――最後にOSSHYさんから、コロナ後の「新しい生活様式」における音楽の楽しみかたの提案、ディスコやイベントの再開を待ちわびているファンへのメッセージをいただけますか?
「集客イベントの自粛期間は、少しでも多くの人たちに良い音質で、自分の選曲観、構成観、ミキシング技術を伝えていきたい、という思いから、ラジオやテレビに加えて、Youtubeミックスをスタートしました。大勢の仲間たちと一同に踊る、ということはできないけれど、個人の楽しみとして、ノンストップミックスを“観ながら”、“聴きながら”、そしてエクササイズにも!と好評をいただいています。必ずコロナ問題は終息します。その時までに、今はラジオ、テレビ、Youtubeの番組で心を踊らせて、気分を高めていて欲しいと思います。踊る力を蓄えていて欲しいんです。そして終息後、現場が再開したときには、年中無休で、満開の桜のような弾けるリアルディスコをいっしょに楽しみましょう!」
(おわり)
取材・監修/林 健斗(株式会社USEN 制作部)
文・構成/高橋 豊(encore)
- V.A.『ハッピー・ディスコ 3 ~サルソウル・ナイト~』
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2020年7月22日(水)発売
OTLCD-5566/2,400円(税別)
Salsoul/Octave-Lab
- V.A.『FAMILY DISCO mixed by DJ OSSHY 』
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2019年10月9日(水)発売
IMWCD-1083/2,316円(税別)
Insense Music Works
- V.A.『ハッピー・ディスコ 2 ~ソラー・ナイト~』
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2019年1月23日(水)発売
IMWCD-1083/2,400円(税別)
SOLAR RECORDS/OCTAVE-LAB