Petit Brabancon 、8月7日7曲収録2nd EP「Seven Garbage Born of Hatred」リリース。楽曲先行試聴会の開催も決定。

Petit Brabanconが約１年ぶりとなる2nd EP「Seven Garbage Born of Hatred」を8月7日にリリースすることを発表した。年始のライヴにて告知がされていた本作は、バンドの凶悪さにさらなる磨きをかけた7曲入りEPとなる。

バンドの音楽性を拡張させた1st EP「Automata」とは対象的に、本作はバンドの原点である、90年代中期にアメリカで興ったニュー・メタルを軸とした、“エクストリーム”を突き詰めた異端の作品。しかし、それは“初期衝動”を体現した1st Album「Fetish」が持つ鬱屈したルサンチマン的重苦しさとは異なり、洗練された新たなバンド像への変貌を体現している。

長いキャリアを持つ、メンバーそれぞれが所属するバンドのどれとも異なる強烈な個性と確固たる信念が、ジャンルを超え再びオリジネイターとして時代に噛みつき、離さない。

2024年1月に開催された【Petit Brabancon EXPLODE -02-】大阪での2daysにおいて、随所でモッシュやクラウドサーフ、終いにはウォール・オブ・デスが発生するなど、血の気の多いオーディエンスと暴れる獣と化したバンドとの猛烈なぶつかり合いによって発生したエネルギーを元に作られた本作は、各楽曲共に攻撃性に振り切った尖ったナンバーが連なり、改めて“Petit Brabancon”という獰猛なバンドが産まれた理由を示し、今後のバンドの進む路を象徴する作品となる。

yukihiroを象徴する、近未来的でありながら憧憬や郷愁を感じさせるレトロチックなシンセサイザーサウンドに、エッジの効いたアップビートがアクセントとなり、これから始まる物語の幕開けを期待させる「move」、怨念や情念に似た叫びが、音の圧力として、リズミックとアグレッシヴに入れ替わり畳み掛ける「dub driving」、すでにライヴでは度々披露されてきた「BATMAN」は、今回の収録ではさらにエッジが際立ち、より暴力的な凶悪サウンドに仕上がっている。

2本の歪んだギターが創り出す分厚い重低音の壁が空間を支配し、激情的な骨太サウンドが炯々と襲いかかってくる「眼光」、昨年12月に先行配信された、不穏電子音が耳を這うyukihiro流のインダストリアルロックナンバー「a humble border」も収録。

バンドにおいては珍しく、気だるくシャッフルビートが跳ね、遊び心あふれる「Mickey」も、狂犬たちの手にかかれば極悪非道なダンサブルナンバーに。

厭世主義の爆発を感じさせ、カオティックかつスピーディーなヘヴィネスサウンドがカタルシスへと誘う「Vendetta」は、今後ライヴでの代表曲となるだろう。

 また、Petit Brabanconらしさの一つとして、プチ・ブラバンソンフィギュア付きのCDやVHS風パッケージ、キャンバスアート風など趣向を凝らしたパッケージが特徴だが、今回の完全限定盤は、ピザボックス風特殊パッケージ仕様となっている。

アートワークは怪しく過激なイラストにて表現。高層ビルが立ち並ぶSF都市とは対照的に、荒廃した物騒な街中に登場するデリバリーピザ店の持ち帰り用ボックスをイメージとしており、そのテイクアウトピザバッグも付属している。

さらに、「Seven Garbage Born of Hatred」完全限定盤を早期予約購入したファンを対象に抽選にて参加できるEP先行試聴会の開催もアナウンスされた。

EP発売前に全曲をその場限りで先行試聴できる、バンド初となるイベントとなっており、メンバーによるアフタートークも予定されている。

寡黙なパブリックイメージの強いバンドだが、クローズドな場では一体どのような制作秘話が飛び出すのか、是非自身で飛び込んで確かめてほしい。

Petit Brabanconの1年ぶりとなる2nd EP「Seven Garbage Born of Hatred」は、本日5月11日より予約開始。完全限定盤はMAVERICK STORE、またはGALAXY BROAD SHOPのみで購入可能。一般流通盤は、TOWER RECORDS(店舗/ONLINE)、Amazonでも購入可能となる。

合わせて本日より、Apple Music、Spotifyにてプリアド/プリセーブ（ライブラリ追加予約）がスタート。プリアド/プリセーブの登録を行うと、配信開始後に自身のライブラリに楽曲が自動追加されるようになる。

本作を引っ提げ全国を巡るツアー＜Petit Brabancon Tour 2024「BURST CITY」＞のチケットも本日5月11日より一般発売開始に。この夏、より凶悪となったPetit Brabanconが全国の都市を“爆裂”させる。