ジミ・ヘンドリックス、死の約4か月前の伝説のBerkeley 1st Showが、遂に初公式音源化!ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『マジック・ボーイ:ライヴ・アット・バークレイ-1st Show』10月16日発売決定。エディ・クレイマーによる最新リミックスで甦る!
ギター・ミュージックに革命をもたらしたジミ・ヘンドリックス。彼が27歳の若さでこの世を去る約4か月前、1970年5月30日にアメリカ西海岸カリフォルニア州バークレイ・コミュニティ・シアターで、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスによる昼夜2公演が行われた。そのうち2nd Showは、これまでにも『ライヴ・アット・バークレイ』(2012年発表)として公式リリースされてきたが、1st Showについては、これまで正規作品として全編が発表されることはなかった。そして今回、長年にわたり待ち望まれていた1st Showが、『マジック・ボーイ:ライヴ・アット・バークレイ-1st Show』として、ついに初の公式完全版で登場。10月16日に、CD、2枚組LP、各種デジタル・プラットフォームで発売される。音源は、オリジナル・エクスペリエンスのレコーディング・エンジニアとして数々の作品を手掛けてきたエディ・クレイマーが、オリジナル・マルチトラック・テープから新たにミックス。1970年の歴史的なステージが、半世紀以上の時を経て鮮やかに甦る。
『マジック・ボーイ:ライヴ・アット・バークレイ-1st Show』より「Voodoo Child (Slight Return)」が公開された。
●Voodoo Child (Slight Return) (Live At Berkeley - 1st Show)
https://www.youtube.com/watch?v=Ni-9WDKoV4s
バークレイでの昼夜2公演では、それぞれまったく異なるセットリストが組まれた。1st Showでは、「Johnny B. Goode」の圧倒的な疾走感、「Hear My Train A Comin'」「Red House」に凝縮された深遠なブルース、「Machine Gun」で繰り広げられる緊張感あふれる即興演奏、そして「Freedom」「Ezy Ryder」といった当時の新曲に、さらなる音楽的境地へと踏み出そうとするヘンドリックスの創造性が鮮烈に刻まれている。
メンバーは、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのオリジナル・メンバーであるミッチ・ミッチェル(ドラムス)と、バンド・オブ・ジプシーズでヘンドリックスと活動を共にしたビリー・コックス(ベース)を迎えたトリオ編成。エクスペリエンスを再編したこの3人によって、ヘンドリックスの代表曲はもちろん、バンド・オブ・ジプシーズ時代の楽曲、そして完成前の新曲までが、圧倒的な熱量で披露された。
これまで「Hear My Train A Comin'」や「Johnny B. Goode」など一部の演奏が公式作品に収録され、その伝説的なステージの一端が知られてきたバークレイ公演。今回、遂に1st Show全編が当時の演奏順に沿ってまとめられ、ひとつのライヴ作品として完全な形で姿を現す。
<プレスリリースより>
The Jimi Hendrix Experienceの最終ラインナップ――ギター/ヴォーカルのジミ・ヘンドリックス、ドラムスのミッチ・ミッチェル、ベースのビリー・コックス――は、1970年5月30日、バークレイ・コミュニティ・シアターで2回のステージを行った。この時、ジミ・ヘンドリックスはすでに約3年間にわたり国際的なスーパースターとして君臨し、ロック界屈指の興行収入を誇るライヴ・アクトとして広く称賛されていた。一方、キャリアのこの時期、ヘンドリックスはニューヨーク、グリニッジ・ヴィレッジに自らの最先端レコーディング施設、エレクトリック・レディ・スタジオを建設し、その立ち上げに専念していた。そのため、ツアーは週末に限定して行う方針を決めていた。
バークレイでの2公演には、会場の総収容人数6,600席をはるかに上回る需要が殺到し、数千人ものファンが入場できない事態となった。最初の公演が始まる前から会場前の広場には大勢のファンが押し寄せ、窓ガラスを割り、ドアへ殺到。さらには壁をよじ登り、屋根から会場内へ侵入しようとする者まで現れた。チケットを手にした観客も、怒りに包まれた群衆の中を肘で押し分けながら会場へ向かわなければならず、石まで飛び交う騒然とした状況となった。プロモーター、ビル・グレアムの警備部隊でさえ、これほど激しい騒乱を目にしたことはなかったという。エクスペリエンスの3人は、裏口から無事に会場入りすると、観客に馴染み深い代表曲から、まだ知られていない新曲まで、幅広いレパートリーを披露した。その演奏は、過去のツアーでもヘンドリックスと仕事をしていたフロント・オブ・ハウス・エンジニア、エイブ・ジェイコブによってテープに収録された。
このバークレイ公演への関心と、その伝説は年月とともにさらに高まっていった。公演からの音源を収録した2つの初期の没後作品が発表されたためだ。「Hear My Train A Comin'」は『Rainbow Bridge』(1971年)に収録され、さらに「Johnny B. Goode」のエネルギーに満ちた演奏は『Hendrix In The West』(1972年)で聴くことができる。また、1971年公開のコンサート映画『Jimi Plays Berkeley』には「Purple Haze」と「The Star-Spangled Banner」の演奏の一部が収録され、この伝説をさらに広く知らしめることとなった。
そして今回、『Magic Boy』によって、1st Showの演奏が実際に観客の前で披露された順番に沿って、初めてひとつの作品としてまとめられる。本作では、「Fire」や「Voodoo Child (Slight Return)」といったお馴染みの代表曲から、スタジオで完成を迎える前だった当時の最新曲「Ezy Ryder」や「Freedom」まで、ヘンドリックスが自信に満ちた演奏で自在に展開していく姿を聴くことができる。さらに、バンド・オブ・ジプシーズ時代の楽曲もセットリストに取り入れられており、「Message To Love」と「Machine Gun」では、ミッチ・ミッチェルならではの個性的なドラミングがヘンドリックスの演奏を強力に支えている。
バークレイ公演の音源は、オリジナルのマルチトラック・テープからエディ・クレイマーが新たにリミックス。マスタリングは、グラミー賞を複数回受賞している名匠バーニー・グランドマンが担当した。
Experience Hendrix, L.L.C.のPresident & CEO、ジェイニー・ヘンドリックスは次のようにコメントしている。
「ジミは自分自身を“Magic Boy(マジック・ボーイ)”と呼んでいました。だからこそ、このタイトルにはとても個人的な意味があります。彼はいつも新しい何かを求め、探求し、実験し、そして自分の音楽を前へと押し進めていました。バークレイでは、その旅の過程をリアルタイムで聴くことができます。ジミは、観客がすでに愛している曲を届ける一方で、彼が次に向かおうとしていた場所への扉も開いていました。50年以上の時を経た今も、その魔法は消えていません。『Magic Boy』は、ジミの輝き、エネルギー、そして想像力を、もう一度私たちに体験させてくれる作品なのです。」
【プロダクツ概要】
●ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『マジック・ボーイ:ライヴ・アット・バークレイ-1st Show』
The Jimi Hendrix Experience / Magic Boy: Live At Berkeley - First Show
2026/10/16発売/SICP-31873/日本盤のみ高品質Blu-spec CD2/3,300円(税込)
<収録曲>
1. ファイア / Fire
2. ジョニー B. グッド / Johnny B. Goode
3. ヒア・マイ・トレインAカミン / Hear My Train A Comin'
4. マシン・ガン / Machine Gun
5. 自由 / Freedom
6. レッド・ハウス / Red House
7. 恋のメッセージ / Message To Love
8. イージー・ライダー / Ezy Ryder
9. 星条旗 / Star Spangled Banner
10. 紫のけむり / Purple Haze
11. ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン) / Voodoo Child (Slight Return)
